8月26日
山梨県笛吹市石和町松本の
[ホテル花いさわ]を午前7時40分に出て、
中央高速道を都内目指してバスは走った。
渋滞が心配だったが、約二時間でスムーズに到着。
目的地は、都内
練馬区下石神井にある『ちひろ美術館・東京』
(TEL03-3995-0612)
開館時刻には30分位前、9時半過ぎだった。
開館は10時~17時なので、まだ展示室には、足を入れられない。
が、係りの方が、入り口右横のミュージアムショップへどうぞ~と、
案内してくださった。
様々な商品が、並べられ展示してあった。
まず、母と職場のみんなにお土産にするちひろの絵入り
「クリアーファイル」を求めた。
次に、可愛い手頃なキーホルダーが目に留まり、
友人たちへのお土産にした。
おもちゃを3つ、知り合いのかわいい子どもたちに買い求めた。
そして、次に手にしたのは、
最新刊の一冊の本『ちひろの絵のひみつ』(1600円)
講談社より2006年7月20日出版されたばかりの初の技法書。
これは水彩画やパステル画に関心のある人には、実に興味深い内容。
幼稚園の絵画指導にも参考になる点が多々見受けられ、おまけに、
美術館では、 この本の出版記念の催しとして実際に、
作品の展示と実体顕微鏡で調べた写真の解説もあり、
わかりやすく「ちひろの絵の秘密」を学ぶことができた。
この本は、昔、美大に行きたがっていた母にお土産にしようと思った。
さて、いわさきちひろさんは、(1918~1974)
1918年、福井県武生市に生まれ、東京で育った。
三人姉妹の長女で、東京府立第六高等女学校卒。
藤原行成流の書を学び、
子どもを生涯のテーマとして描き、9300点余りの作品を残した。
モデルなしで、10ヶ月と1才の赤ちゃんを描き分け、
その観察眼とデッサン力を駆使して、
こどものあらゆる姿を描き出している。
生命感が宿った作品は、母親として子育てをしながら
20年余りも子どものスケッチを積み重ねながら生まれてきた。
青春時代に戦争体験をしたちひろさんは、
小さな命のかがやきを描くことにより、
平和の大切さを語り続けているのかもしれません。
1974年,肝癌のため55才で没。
1977年、アトリエ兼自宅跡にちひろ美術館・東京開館。
両親の出身地信州は、
ちひろさんにとっては心のふるさとだったので、
1997年、安曇野ちひろ美術館が
長野県北安曇野郡松川村に開館。
ここには、ちひろさんの絵だけでなく、
世界の絵本画家のコレクションが約20000点展示されているとのこと。
美術館の周囲には
約35000平方メートルの安曇野ちひろ公園が広がり
四季折々の花々を楽しみながら、
清流乳川の川辺を散策することが出来るらしい。
是非一度、ゆっくり訪れてみたいと思っている。
(ちひろ美術館のしおりから一部記載)
どうぞ、あなたもちひろ美術館・東京や安曇野ちひろ美術館へ
一度、おでかけください。
きっと、心ゆたかな時間が過ごせます。