9月12日(火)
晴天ではないが願いが天に通じた
天気予報では降水確率30%、とにかく準備万端で予定通りに
年長組4組と年少組4組の合計217人が、
元気いっぱい遠足に行きました
子どもホールでお弁当を広げて、
食べ終わる頃~午後からになりましたが、
午前中に殆どの動物を見終わり、ラッキーでした
運転手さんたちも機転を効かせてくださり、
子どもたちは、ほとんど濡れずに、
子どもホールに横付けしたバスに乗り込む事が出来ました。
最後まで、年少さんも頑張って歩き、全員無事に園へ帰ってきました。
さて、昼食時に、隣に座ったM君が、
「園長先生、卵焼きが好きなのですか?」
と、私のお弁当を見ながら質問してきた。
「何故?」と、聞き返すと、「前も、たしか卵焼きが入っていましたよね?」
という。驚いた! 鋭い観察眼
「ぼくは、サンドイッチが大好きだから、お母さんが、卵サンドとハムサンドとジャムサンドを作ってくれたんだよ。」
と自分の好みを聞きながら手作りしてくれた
あたたかいひとときを思い出して嬉しそう。
家庭でのほほえましい親子のふれあいや
楽しげな会話が聞こえてくる~素晴らしいサンドイッチ
心を育てる手作りの愛情のこもったお弁当タイム
(手作りといっても、厳密に言えば、最近は冷凍食品の利用が、
目立って増えているようで、省力化・手抜きは否定できない。
忙しいのは、よくわかるし、手軽にインスタントに出来るものに
多少はお金がかかっても頼らねばならない時もあろうかと
察しがつくのですが…
子どもの口に入るものは、なるべく手作りの方がおすすめです。
素材を吟味できて、薄味で、自分で納得する味付けで、
添加物も無く、安心安全。しかも低コストです。)
だが、
「コンビニで買ったままのサンドイッチ」を
遠足の日のお弁当に持参した子どもが、一人だけいました。
その事情を聞くと、
「母親の具合が悪くて、昨日から寝ているから、父親が、朝、買ってきて
ことづけた…」ということらしい。気がかり…
早くご回復を~祈る。
「親はなくても子は育つ」といわれもするが、
乳幼児期には、特に母親の存在は、子どもには大きな影響がある場合が多い。
もう一つ、気になったのは、
お箸の持ち方と、座り方。
年少組(3~4才)は、まだ、あわてる時期ではないが、
年長組(5~6才)の子どもたちは、約半年後には、小学校に入学するのだから、
お箸の持ち方は、即 鉛筆の持ち方にも関係してくるし、
歯ブラシの持ち方も同じく関連があるので、おろそかには出来ない。
正しい持ち方で食べた方が、見た目のマナーも美しいだけでなく、
食べやすく 食べ物を切りとりやすく、ポロポロ零さない。
輪ゴム1個捻って親指と人差し指に~で、お箸を持てば、
最初は、たいていは、うまく解決するのですが…
「食育」と同時に「箸育」も必要です。
それに、気になる座り方…
食事をする間一定の時間だけでも
正座がきちんと出来ない子が増えてきた!
家庭では、もしかしたら、箸の上げ下ろしなんて
ほとんど躾たりしていないのでは?~
ウロウロしながら食べてても、そのまま平気で放っているのかな?
ライフスタイルの変化で、卓袱台で、正座で食事をする
という習慣が消え去ったようです。
だから、注意して指導しないと、立て膝や胡座で、
女の子も平気で座っていたりする。
確かに、お隣の韓国では、
女性が宮中などの正式な場で、
立て膝で座る姿を、宮廷ドラマ『チャングムの誓い』の番組中でもよくみるが、
日本では、伝統的な礼法からいえば、それは違和感があり、そぐわない。
幼い頃から、少しずつ躾を積み重ねて、
いざと言うときに恥をかかないように、
形も中味も磨きをかけることは、
親として 子育てをする上で、大変大事な事ではないでしょうか?
努力の課程を誉めながら、
自信を持って、自己実現が出来るように
指導援助が必要だと痛切に感じる。
が、手塩にかける子育てを心がけている人が少なくなってきてしまった。
だから、平気で、親を殺めたり、友だちを殺めたり、短絡的に放火したり、
心のブレーキがきかずに、暴走する子どもがあとを絶たない。
悲しい事件が、これ以上起こらないために、
日々の 心のこもった
愛情たっぷりのきめ細かい子どもへの関わりが、
もっともっと必要ですね。