緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

お雛祭りお茶会と誕生会

2007年03月01日 17時50分41秒 | 教育

平成19年3月1日(木)朝方は霜が激しく、霜注意報が出ていました。

昨日も 日中は暖かく、夕方から急激に気温が低下してきました。 

今日も日中は、ぽかぽか暖かくて午後からは、車で移動するときには

ジリジリ照りつける日射しにクーラーを軽くかける程でした。

でも、夕方からは、また、ヒンヤリして参りました。

明日も、きっと良い天気に恵まれそうです。

例年は、如月の直後の弥生は

三寒四温」の時期ですが、今年は…暖冬

桃の花を花瓶に活けて飾り、炉の炭にお香を偲ばせ、馥郁たる雅な雰囲気で、

和室のしつらえを整え、毎年迎える雛祭りのお茶会を、今年も致しました。

和服に着替えた いつもとは違ったおしとやかな先生方のお点前により、日頃は活発な男の子も神妙な面持ちで、和の風情にひたり、心ゆたかな時間が流れました。

船津理事長先生が、11席の茶席の席主を勤め、心に響く色々なお話をしました。

琴の演奏は、主任仰木ミヤコ先生でした。

裏方の水屋の点てだしのお手伝いをくださった先生方、金子正一先生、岡部先生もお世話になりました。ありがとうございました。

様々な体験を通じて、こどもたちは

大きく飛躍するターニングポイントを迎えます。

 また、今日は、今月生まれの子どもたちのお誕生会もしました。

クラス毎に、三月生まれの園児を お友だちや先生が祝福し、

写真やメッセージの書いてあるバースデイカードを

受け取った子どもたちはにこにこ照れたりしながら

「わたしは、大きくなったら○○になります。」

「ぼくは、大人になったら小学校の先生になりたいです。」

…などと発表したり、歌を歌ったり…

心なごむ今年度の最後のお誕生会になりました。

 

また、午後から年長組全体の

ニール トーマス ミリントン先生と私のコンビの『Let's Enjoy English !』で

今月のテーマの『誕生日』に関する歌Happy Birthday”を覚えて

さくら組担任の 山内先生の お誕生日なので、先生の名前を入れて歌い

三月生の子どもたちのお祝いをしました。

山内先生の誕生日は、正確に言うと2月29日なのですが、

閏年にだけしかその日は巡ってきませんので、まだ、

生まれて5回しかその日は迎えていないのです。

 

同じく北九州アカデミー少年少女合唱団

カリスマ指揮者坂田正克先生も

「2月29日がお誕生日」とのことでした。

不思議ですね?まだ、15回目

 

お誕生日の日には、このHappy Birthday”を、世界中で歌って、

その人が、この世に生まれてきてくれたことに想いを寄せ

その存在に感謝し、

また 今日までの周りの家族や沢山の人のサポートにも

しっかり感謝する日に~と願っています。

        

人間は一人では生まれてくることもできず、生きることも出来ません。

お誕生日の日には、とりわけ命あることを、有り難く思い返してみましょう。

また、このブログも  一周年を迎えています。

愛読くださり、ありがとうございます。

        

ところで、

お誕生日にお薦めの本、いっぱいあるのですが、

今回は全然違った傾向の本を見つけました。10歳と言えば、

小学校4年生。近頃「二分の一成人式」を行う学校が増えてきました。

近隣の小学校でも2月の授業参観で行っていました。

『十歳のきみへ九十五歳のわたしから 日野原 重明 著

薦める人:中川 晟(童話作家)

十歳の子どもたちに私の思いを伝えておきたい…。

その思いは、私が八十八歳の米寿を迎えたころ、

各地の小学校で出張授業をするようになってからつのってきた思いです。

私は、小学校での授業に、子どもたち二人に一つの数の聴診器持参します。

そして、子どもたち二人一組になってもらい、

友だちの心臓の鼓動を聴いてもらうのです

年老いて耳が遠くなった医師よりもおそらくずっと正確に、子どもたちは

ドッキンドッキンと規則正しく打つ心臓の音を聴き取って、みな驚きの声をあげます。

そうして、私はこどもたちに、『いのち』についての話を始めるのです。」

(あとがきより)

 二千六年十月に、九十五歳を迎えた日野原先生は、

しずかに、しかし熱く、生きてきたいのちのあかしを

一つ一つ丁寧に掘り起こし、まさしく遺書とも受け止められる

深く重い言葉を、私たちに語りかけます。

 言葉だけが残り、ほんとうの姿が見えづらくなってしまった

“いのちとは?”“家族とは?”“人間とは?”…。

 十歳の子どもだけでなく、十歳を通り越し、いま、生かされて生きている

一人ひとりのいのちに、メッセージが重く届きます。

いまだからこそ、すべての人たちにとって大切な一冊です。

また、『ガンに生きた鈴木章子さん』 という題で、

中川真昭さんが書いていらっしゃった文章の中に紹介されていたのですが、

鈴木章子さんの遺した「うめ吉」ノートのなかに…

筆ペンで綴った25編の詩が書き綴られていたのです。その一つ

10月8日の詩から

肺ガンになって

ここ あそこから

如来様の説法が

少しずつ

きこえてきます

今 現在 説法の真っ只中

今 生きています

如来さま

この驕慢で 自我の深い

どうしょうもない私を思って

このやまいを賜ったのですね

おかげさまで

少しですが

自分の劣かさが

自分の汚れが

見えてきました

 

11月27日の詩から

清水の舞台から

紅葉の群

美しい

一本一本の美しさもさりながら

群の美しさである

淡い赤 オレンジ 真赤…

みどり…

枝の色

青い空

青色青光 黄色黄光…

 

11月29日の詩から

きのう京の紅葉に歓声を挙げ

今日

ふる里の雪に歓声を挙げ

久しぶりの

家族の出会いに 笑いあっています

生きるということは

昨日の歓声を捨て

今日の歓声をいただく

このくり返しだったのですね

七日間の京都の旅が

教えてくれました

私も今日の歓声を

無邪気に全身で受けとってゆこう

(詩は原文のままの表記です)

 

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