先日、2巻を買って世界観にハマったところで、『超訳百人一首 うた恋い。』1巻GET。
(本屋に1巻が置いてなかったので、先に2巻から読んだのでした。昨年出版された漫画です。)
やっぱり1巻もおもしろかったです
和歌の三十一文字に託された作者の思いや和歌が詠まれた背景は、後世の鑑賞する側にとって
“想像(妄想)や解釈はご自由に”
という雰囲気があると思うのだけど。
短編漫画として、それぞれの和歌に関するエピソードがおもしろくて惹きこまれました。
「百人一首」を撰んだとされる藤原定家がイイ性格をしていて、いとおしいです。(笑)←誉めてる。
藤原義孝のマジメさ&行動に踏み切る潔さがカッコイイ。
在原業平と藤原高子のやりとりもおもしろい。( ̄ー ̄)ニヤリ
紫式部と紫式部の親友のエピソードがせつなかったですね。
ありのままの自分を肯定して受け容れてくれる人を大事にしたい・・・ただ、それだけなのに。
月日が経っても互いに心を通わせ続けること・自分らしく生きることのなんと難しいことか。
そういう意味では、妻・綏子内親王の愛情を試しては、愛されているかどうか確認してしまう陽成院<貞明>のひねくれた姿も可愛く思えます。
伊勢斎宮だった当子内親王の素直さ、賀茂斎院だった式子内親王の抑圧された愛情も哀しくてしんみり。
んー・・・。一話ごとの感想を書くのも野暮な気がします。
うまく言えないのですが、よい漫画でした。
※個人の感想です。ヽ(´ω`)ノ
ところで、「雅美女(みやびじょ)」という単語は世間に普及しているのでしょうか。
意味は、日本の雅な歴史、文化、文学を愛する女性のこと。 だそうで。
「うた恋い。」のカバー(裏表紙)に“雅美女に捧ぐ、百人一首絵巻”と印字されているのです。
該当するといえばそうだけれど、私はそういう単語で自分をカテゴライズしたくないなぁ。
藤原定家の山荘はいずこ?
2007年に1人でてくてく京都・嵯峨野を歩いたことがありました。
・慈眼堂(中院観音)/中院山荘跡
・厭離庵
・二尊院 時雨亭跡
・常寂光寺 時雨亭跡
どれも伝承だとわかっていても、実際に訪ねてみたかったのです。
小倉山のふもとで、定家があれこれ思考をめぐらしていたと思うだけでワクワク。
私もまた過去の記憶のおかげで生かされている気がします。
⇒web拍手を送る
<HP『花橘亭~なぎの旅行記~』に戻る> <コメントをくださる方は掲示板へ>
(本屋に1巻が置いてなかったので、先に2巻から読んだのでした。昨年出版された漫画です。)
やっぱり1巻もおもしろかったです
和歌の三十一文字に託された作者の思いや和歌が詠まれた背景は、後世の鑑賞する側にとって
“想像(妄想)や解釈はご自由に”
という雰囲気があると思うのだけど。
短編漫画として、それぞれの和歌に関するエピソードがおもしろくて惹きこまれました。
「百人一首」を撰んだとされる藤原定家がイイ性格をしていて、いとおしいです。(笑)←誉めてる。
藤原義孝のマジメさ&行動に踏み切る潔さがカッコイイ。
在原業平と藤原高子のやりとりもおもしろい。( ̄ー ̄)ニヤリ
紫式部と紫式部の親友のエピソードがせつなかったですね。
ありのままの自分を肯定して受け容れてくれる人を大事にしたい・・・ただ、それだけなのに。
月日が経っても互いに心を通わせ続けること・自分らしく生きることのなんと難しいことか。
そういう意味では、妻・綏子内親王の愛情を試しては、愛されているかどうか確認してしまう陽成院<貞明>のひねくれた姿も可愛く思えます。
伊勢斎宮だった当子内親王の素直さ、賀茂斎院だった式子内親王の抑圧された愛情も哀しくてしんみり。
んー・・・。一話ごとの感想を書くのも野暮な気がします。
うまく言えないのですが、よい漫画でした。
※個人の感想です。ヽ(´ω`)ノ
ところで、「雅美女(みやびじょ)」という単語は世間に普及しているのでしょうか。
意味は、日本の雅な歴史、文化、文学を愛する女性のこと。 だそうで。
「うた恋い。」のカバー(裏表紙)に“雅美女に捧ぐ、百人一首絵巻”と印字されているのです。
該当するといえばそうだけれど、私はそういう単語で自分をカテゴライズしたくないなぁ。
藤原定家の山荘はいずこ?
2007年に1人でてくてく京都・嵯峨野を歩いたことがありました。
・慈眼堂(中院観音)/中院山荘跡
・厭離庵
・二尊院 時雨亭跡
・常寂光寺 時雨亭跡
どれも伝承だとわかっていても、実際に訪ねてみたかったのです。
小倉山のふもとで、定家があれこれ思考をめぐらしていたと思うだけでワクワク。
私もまた過去の記憶のおかげで生かされている気がします。
⇒web拍手を送る
<HP『花橘亭~なぎの旅行記~』に戻る> <コメントをくださる方は掲示板へ>