

一条帝の土御門第行幸~親王宣下に寿ぐ道長の栄華~ その3 に引き続き、
2009年8月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。
『源氏物語』<朝顔>より
「雪まろばし」の場面が展示されていました。
舞台は、二條院寝殿に見立てられています。

<博物館レジュメより>
“源氏32歳の11月(旧暦)、二條院に雪が大層降り積もった冬の夜、香爐峰の雪の如く女房に御簾を巻き上げさせた源氏は、女童達を庭に下ろして雪まろばしをさせ、その様子を紫の上と楽しんだ。”
“~雪まろばし とは~
「雪転ばし(ゆきまろばし)」と書き、「雪丸げ」ともいい、雪を丸くころがして大きな玉を作る遊びで、その玉で雪山をつくることもあった。”

女童たちが雪で遊ぶ様子を眺める源氏と紫の上。

源氏。
袿姿。
*男性貴族が家で一番くつろいだ姿として、女性と同じく袿姿があげられる。

紫の上。
小袿姿。

庭に降りて雪まろばしをする女童たち。

御簾をかかげる女房たち。

女房たち。
唐衣を略して裳をつけた姿でした。

展示全体の様子。

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