晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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「紫式部日記」 山本淳子 編

2009年05月11日 | 本・漫画
角川ソフィア文庫ビキナーズクラッシックシリーズは、古典文学作品の“読みどころ”を部分的に抽出して現代語訳と原文と解説、コラムで構成されたシリーズ本です。

私は「源氏物語」「枕草子」「平家物語」をそれぞれ持っています。

山本淳子先生による「紫式部日記」が発売されると知り、これは読みたい!読まなくては!と思い購入。






読みやすい現代語訳と原文を照らし合わせて読むことで、紫式部の人物像の輪郭が見えてきそうな本です。
最初は引っ込み思案だった紫式部がキャリアウーマンとして自信をもっていった過程をおもしろく思いました。

紫式部の観察眼はただものではないと感じます。
身近にこんな人がいたら、正直コワイです。(笑)

また須貝稔さんによる「紫式部日記絵巻」の模写絵が素敵でした。
(須貝稔さんといえば、「源氏物語図典」の絵を担当された方です

やっぱり私、山本淳子先生の人物を見る視点や解釈が好みです。
すーっと読める馴染みやすい本でした。

昨年秋に山本淳子先生のご講演を拝聴し、少しだけ先生とお話させていただきました。
大感激でございました。
また直接ご講演を拝聴できる機会があるといいなと願っています。



 山本淳子先生の著書オススメ本。









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