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大河ドラマ「平清盛」11回目(3月18日放送分)を見た感想メモ。
↓あらすじは番組公式サイトのコチラ↓
http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/story/11.html
ドラマ冒頭にて、璋子(檀れい)さまのセリフが
以前よりもやや思慮深い人物となったように見受けられました。
そして政治家として藤原得子(松雪泰子)がおおいに
動き出した感がします。
自身が産んだ皇子・躰仁(なりひと)親王を皇位につけ
国母(こくぼ/こくも)になること願う野心的な得子。
崇徳帝(井浦新)にはやっと自分の血を引きつぐ
皇子・重仁親王が誕生しましたね。
崇徳はようやくわが子を抱くことができて
嬉しかったでしょうね。
鳥羽院(三上博史)と得子は、崇徳の皇子である重仁親王を養子とし、
崇徳と聖子は、得子が産んだ躰仁親王を養子としています。
実子がそれぞれの養子となっている
緊迫した状態ではあります。
そんな中、崇徳帝が近衛帝(躰仁親王)へと譲位。
宣命(せんみょう)には、なんと
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「皇太子」ではなく「皇太弟」と記されてあったのでした。
狼狽し、声を荒げる崇徳帝の姿が痛々しかったです。
くやしかったでしょうね。
崇徳<養い親>から近衛<養子>へ譲位すれば
親から子への譲位となり
崇徳は上皇として院政を行うことができるはずでした。
しかし、宣命には「皇太弟」とあり、
近衛は崇徳の弟扱いとなっていました。
すると、院政は実父の鳥羽法皇が
握ったままという結果になってしまいます。
※院政は、天皇の「父」「祖父」でないとできません。
今回、平家一門のお正月の場面がよかったです。
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宴での食べ物も以前に比べるとよくなったような。
忠盛(中井貴一)の妻・宗子(和久井映見)が和琴、
清盛(松山ケンイチ)の妻・明子(加藤あい)が琵琶、
家盛(大東駿介)の妻・秀子(海老瀬はな)が笙
を合奏。
『源氏物語』の女楽を見ているかのような
優雅な様子でしたね。
一方、ワイルドになった源義朝(玉木宏)の姿に
胸がきゅんきゅんしました~。
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波多野義道の妹・通子がうらやましいと思ったのはここだけの話。(笑)
義朝の帰りを待ちわびる由良姫(田中麗奈)の一途な思いは
応援したくなります。
待賢門院璋子たちは、呪詛をした疑いをかけられ
髪をおろし出家してしまいました。
鳥羽法皇と最後まで思いが通い合わずせつなく胸が苦しいです。
璋子さまが出家ということは、まもなく【自主規制】ということで
寂しい限りです。
高階明子の死はショックでした。(´;ω;`)ぶわっ
伝染病であるがために、夫・清盛に抱きしめられることなく、
手さえも握ってもらえないまま死を迎えた明子でしたが
どこまでも明子の心は清盛とともにあろうとしたのですよね。
ドラマ内に一瞬でも明子が夢見た海の映像が流れたりしたら
私、きっと泣きじゃくっていたと思います。
来週は久々に清盛と義朝が対面するもよう。
次回の放送も楽しみです。
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紀行で登場した六波羅密寺。
今回の紀行のコーナーでは京都市東山区にある六波羅密寺が登場しましたね。
※六波羅密寺 公式サイト
⇒
http://www.rokuhara.or.jp/
先月訪ねた時に撮った六波羅密寺の写真は以下をどうぞ。
六波羅密寺 外観
平清盛公 供養塔
(右は、阿古屋塚)
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敷地内にある
「平氏六波羅第・六波羅探題府址」の石碑