鬼百合

　一瞬　少年の顔になった！
　驚いて不安でいっぱいになった眼差しが
　真っ正直にこちらを見た！
　生きた顔だった・・
　白いＴシャツに、一筋の赤！・・血？
　無残な色の鬼百合の花粉だ！
　扁平な日常会話の中で
　一瞬だけ見せた・・マジ顔。
　やがて　ゆるゆるともとに戻っていく・・
　　　　　　　　　　　　　　　　ｍ　

ニワウルシ

前にも書いたが、山際や谷筋の道を走っていると
花の咲いている木が目に付くようになった。
この木も谷川に臨んで、びっしりと黄色い花を
つけている。
ところが樹木図鑑には載ってない。ネットの
図鑑も検索してみたが、それらしいのが見当たらない。
仕方なく「この木なんの木」というサイトで尋ねてみた。
漸く正体が判明した。
ニワウルシ、別名神樹というらしい。
神樹と聞いて連れ合いが、あっと言って
絵本を持ってきた。「めぶけミヤコよ」という
岐阜空襲で生き残った街路樹の物語だ。
その木が神樹だったのだ。
そういえばこの木は、街中でも良く見かけることに
気がついた。ちなみに花だと思っていたものは
よく見ると花後の鞘だった。マメ科の植物なのだ。
こんな風にして、我が家の樹木に関する知識は
今頃になって少しずつ増えていく・・・　　Ｙ

夏雲

国道などのメインロードを走っていると
車の通りが多く、一定のスピードを
出さないわけには行かないので、
なかなか被写体に出逢えない。
それで、急がないときは狭い田舎道や
路地を好んで走っている。
この日も谷筋の国道を走っていて、
山の中腹に道が見えたので上ってみた。
家々を縫うような狭い路地から急な坂道を
駆け上がると、視界が一気に開けて
伸びやかな夏景色が広がっていた。
この農道を上り詰めた先には、何か全く別の
未知の世界が広がっている。
そんなことを想像させるような、
気持ちのいい風景だった。
　　　　　　　　　　　　　Y

矢印 やじるし?

よく見かける道路標識だが
面白い配置だったので、
作画してみた。
それにしても、
今の日本は、
原発問題　エネルギー政策
復興支援　政権　円高・・・
どっちのやじるしの方向に進んでいくのか
はっきりしない問題ばかりだ。　　Y　

日没の頃

8月10日頃の日没時。
上が5年前、真ん中が今年。
当然太陽の沈む位置は毎年同じだが
よく見ると建物が変わったり増えている。
こんな田舎でも、人々の営みによって
風景も少しずつ変わっていく。
一番下は東側の山並みと雲。　　　Y

ハス田を渡る風

　やはり　車を降りて歩かなければ
　何も見つからない・・
　道路脇の奥まったところに
　ハス田があろうとは、思いもよらなかった。
　人の気配は閉ざされて
　暑さは、控えめにして
　風も、ほどよく通っている・・
　いいえ　風の通ったままに
　草が倒れている。
　そんなところが・・天国のように・・
　広がりを見せていた。
　　　　　　　　　　　　m
追伸
　一番下の写真はこのハス田の淵に咲いていた花
なんという名前かわからず、散々探して
やっと判った。
アメリカ原産の
ポンテテリア属で　日本名は
マルナガハミズアオイというそうだ。
ああややこしい! Y

織物の町 界隈

　暑い日が続くときの撮影は
　少し遠くの喫茶店を目指して
　ふらふらと寄り道をしながら行く。
　喫茶店へたどり着くまでの道中が
　撮影タイムとなる・・・
　なんという怠慢な撮影方法なのだろう・・
　喫茶店の多さで有名な中部地方だからできる
　ことだろうとは思うけれども・・
　そんなわけで、これは
　一宮市の郊外の周辺です。
　独特の屋根、古い家屋の外に向けた時計・
　広場に鎮座する夫婦祠・・
　ところで　着いた喫茶店は、グループホームに
　変わっていました・・・・
あつぅぅい　m
　　　　　　　　　　　　　　　　　

七夕飾り2

こちらは、八尾町の郊外で見かけた七夕飾り
色とりどりの短冊が風になびいて美しかった。
先日テレビで陸前高田の七夕祭りを見たが、
今年は、東日本の大震災と福島原発事故で
人々の切実な思いが七夕にも込められている
ように感じられる。
暑いけれども、今年の夏は特別な夏として
人々の記憶に刻まれていくだろう。　　Y

七夕飾り

今日は暑かった。田舎で一日野良仕事をしてきたが、
午後は外へ出る気にならず、だらだらになってしまった。
こっちはもっと暑い。熱帯夜どころではない!
さて、写真は先日小旅行で行った八尾の街中。
富山や信州では、七夕もひと月後れで行うところが多く
八月初めにこういう飾りを見ることができる。
これは丁度電柱に縛り付けているところを
撮らせてもらったもの。　　　　　Ｙ

牛蒡の花

　立秋になったというのに
　本格的な夏は、まだこれからでは?
　っと思えるような蒸し暑さ・・
　昨日 Yのアップした写真と同じときのもの。
　あの時は、暑くて、気持ちも何もかも
　どろどろになったような気がします。
　琵琶湖のほとりに咲いていた
　牛蒡の花・・あざみに似ていました。
　写真にしたほうが美しく見えました。
　　　　　　　　　　　　　　m