金沢の観光スポット体験レポート その41(No.130)
◇室生犀星記念館、雨宝院体験レポート(No.3 完)
□養子となった雨宝院
雨宝院は金沢の寺町寺院群にある高野山真言宗のお寺
です。雨宝院の住職の養子になった室生犀星が幼少を
過ごしたお寺で、室生犀星に関連した品が展示されて
います。室生犀星記念室は有料(300円)です。
■写真は雨宝院
■写真は室生犀星記念室玄関
□作品の紹介
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
[小景異情ーその二] より
室生犀星は野町小学校をはじめ金沢大学など26の校歌
を作詞した。
野町小学校校歌(犀星の母校)を紹介する。
作詞:室生犀星 作曲:平井康三郎
一、春はいつしか庭先に
年は過ぎゆく窓よりぞ
ぬれし瓦をかぞえしが
われら育ちの師の教え
二、学びのことばいや栄ゆ
われらが胸を張り添えて
親愛のの心相いだき
うたいいそめしわが友ら
三、母校の土の幾歳を
踏みしめける希望より
白山峰加賀野に百千年
かがよう未来仰ぎ見よ
□養子となった雨宝院
■写真は野町小学校の記念碑
野町小学校室生犀星のページ
http://www.kanazawa-city.ed.jp/nomachi-e/saisei/saisei.htm