金沢の観光スポット体験レポート その43(No.135)
◇金沢ふるさと偉人館体験レポート(No.1)
金沢ふるさと偉人館は平成5年に(1993)に開館
し、高峰譲吉、三宅雪嶺、木村栄、藤岡作太郎、鈴木大
拙の5人の展示を開始した。
その後、金沢ゆかりの「近代日本を支えた偉人たち」
として、さまざまな分野で国際的・国家的業績をあげた
人々を新たに加え、現在では、20人の偉人を常設展示
してる。また、企画展として、さまざまな金沢ゆかりの
偉人を紹介している。
■写真は玄関
■写真は2F展示室見取り図
◇近代日本を支えた偉人20人たち
1、日本近代科学の創始者たち
①高峰譲吉(たかみね じょうきち 1854~1922)
富山県高岡市の漢方医高峰精一の長男として生まれ、
翌年、加賀国金沢城下の梅本町(現・石川県金沢市
梅本町)へ移住。
アドレナリンの結晶化とタカジアスターゼの創製で、
世界の医学、薬学に大きく貢献し、科学振興や日米
親善にも尽くす。
現在の東京大学工学部の前身の一つである工部大学
校卒。理化学研究所の設立者の一人。1912年帝国学
士院賞受賞、1913年帝国学士院会員。工学博士。
■写真は高峰譲吉コーナー
②桜井錠二(さくらい じょうじ 1858~1939)
金沢市東山生まれ
③藤井健次郎(ふじい けんじろう 1866~1952)
金沢市出羽町生まれ、帝国大学で植物形態学の研究
をし、ドイツとイギリスに留学しました。帰国後は
ドイツの遺伝学の研究を取り入れ、日本で初めて細
胞遺伝学講座を開き、遺伝学の研究に尽力しました。
昭和元年60歳の時、細胞の染色体は螺旋構造をして
いること、しかもその螺旋は小さな螺旋がさらに大
きな螺旋となった「染色体二重螺旋構造」であるこ
とを発表し、染色体の構造を明確にしました。
文化勲章受章。
■写真は藤井健次郎コーナー
④木村 栄(きむら ひさし 1870~1943)
金沢市泉野生まれ、水沢緯度観測所長となり、緯度
変化の公式に「Z項」の存在を発見し、世界の天文
学に貢献しました。理学博士。第1回文化勲章受賞。
■写真は木村 栄コーナー
金沢ふるさと偉人館ホームページ
http://www.kanazawa-museum.jp/ijin/