金沢の観光スポット体験レポート その92(No.191)
ひがし茶屋街周辺探訪レポート(No.2)
3)志摩①(国指定重要文化財)
「志摩」は、文政3年(1820)に建てられたお茶屋の建
物で、これまで手を加えることなく、江戸時代そのまま
に残っており、学術的にも貴重な文化遺産として高く評
価されている。
お茶屋は、2階を客間とし、押し入れや物入れ等は作らず、
あくまでも遊興を主体とした粋な造りとなっている。
■写真は志摩全景
最初は「越中屋」その後「尾張屋」「白尾屋」「竹琴」
と経営者が変わり最後が「志摩」で戦後まで続いた茶屋
の一つ。
■写真は玄関
■写真は1階仏壇の間
■写真は1Fから見る庭
■写真は2F前座敷
■写真は2Fひろま
2階の客間は、座敷と控室が一対となっており、控えの
間が芸鼓衆の舞台になっており、客は床の間を背にして
座り、披露される遊芸を楽しんだ。
■写真は2Fひろま控えの間
茶屋街の1時間は45分で、昔は線香1本のともる時間
で計算していた。「一番木」といって拍子木が、控えの
間で打たれていた。ちなみに茶屋は今でも請求書で「線
香料」の項目を使うようだ。
■写真は2Fから見る庭