金沢の観光スポット体験レポート その97(No.196)
ひがし茶屋街周辺探訪レポート(No.7完)
7)宇多須神社
浅野川の河辺から掘り出した古鏡に卯と辰の紋様があり、
卯辰神を祀ったことが起こり。初代藩主利家没後、卯辰
八幡宮を建立し、利家の神霊を祀って藩社とした。境内
奥手には五代綱紀の病を平癒したとする「利常公酒湯の
井戸」がある。2月3日の節分祭は東の芸妓衆が踊りを奉
納し福豆をまきます。
■写真は神社全景
■写真は節分の芸技の奉納
8)山乃尾
開業は明治23年11月で、卯辰山の尾っぽ、ひがし茶屋街
のすぐ上にあり、眼下に広がる景色も素晴らしく、また、
約二千坪の庭園には、一棟一棟離れ座敷となっており、
宿泊も出来る。
・ホームページ
http://www.yamanoo.co.jp/index.html
■写真は入口付近
9)光明山寿経寺(浄土宗)・七稲地蔵尊
寿経寺は元和9年(1623)、金沢如来寺五代・超誉了願
呑継によって創建されたといわれている。
七稲地蔵尊は安政5年(1858)凶作のため米の高騰(一
升60文~120文)で食べられないと役人に訴えたが取り扱
ってくれなかった。そこで、飢えた町人約2千人が、入山
禁止の卯辰山に登り城に向かって「ひだるいわいや」「
食われんわーい」と直訴した。この騒動で藩当局は、米
を安値で放出し米価が下がった。当時はお上への直訴は
認められなかったため、代表の7人は処刑された。その
7名の供養のために綿津屋政右衛門が稲穂を抱いた「七
稲地蔵」を観音坂に建立。後に寿経寺の前に移された。
■写真は山門
■写真は本堂
■写真は七稲地蔵尊
10)金沢市立安江金箔工芸館
金箔打ち立て師、安江孝明氏が収集していた絵画、書、
能装束、加賀蒔絵、加賀象嵌、陶磁器、金沢仏壇などの
美術工芸品を所蔵、展示。金箔に関する道具類を展示し、
製造工程を紹介している。平成22年10月に市内東山に移
転しリニューアルオープン。
・ホームページ
http://www.kanazawa-museum.jp/kinpaku/
■写真は安江金箔工芸館全景