羽咋・七尾の観光スポット体験レポート その8(No.365)
金沢ボランティアガイド「まいどさん」16期生の勉強会
で羽咋・七尾を巡った。
◇山の寺寺院群めぐり③ 長齢寺
天正9年(1581)前田利家が奥能登地域からの七尾城の防
御を目的に、浄土真宗を除く各宗派の寺院を防御陣地とし
て移転配置した。設置当初は29の寺院が存在したが、現存
する寺院は16。寺院間を結ぶ山道は「瞑想の道」と呼ばれ、
観光・散策コースとなっている。毎年秋に「山の寺まつり」
が開催される。
■写真は長齢寺参道
■写真は長齢寺本堂
■写真は仏殿と住職夫人
2)長齢寺(ちょうれいじ)
曹洞宗總持寺派宝円寺末休岳山長齢寺は前田利家天正九年
(1581)能州32万石に封ぜられ七尾に居城。越前府中の
宝円寺第七世大透圭徐和尚を請じ、一寺を建立し宝円寺と
称す。同寺を菩提寺として父(休岳公)母(長齢夫人)の
墓を築いた。
■写真は長齢寺大透圭徐大和尚木造
天正11年(1583)加封せられ金沢に移り、宝円寺を金沢
に建立、依って七尾の宝円寺を、父母の法名を取って休岳
山長齢寺と改称。 前田利家公が能登で建造した唯一の寺院
の由緒から、前田家と非常に関係が深く、利家を中心とす
る初期の家族の人々の画像を寺宝として残している。また、
初代利家、二代利長の宝篋印塔(供養塔)や安勝(利家の
兄)、利好(安勝の子)などの墓もあり、質量共に石川県
内では一位で前田家研究上重要な寺院の一つ。
■写真は長齢寺前田家位牌
山門の柱などは小丸山城の廃材を利用し、太い円柱である
など歴史の重みを支えている。
・重要文化財 絹本著色前田利春画像 一幅
・県指定文化財 絹本著色前田利春夫人画像 一幅
・重要美術品 絹本著色前田利家画像 一幅
・市指定文化財 絹本著色前田安勝画像 一幅、
絹本著色前田利政画像 一幅
■写真は長齢寺前田利治画像(右)長齢夫人画像(左)
(パンフレットより)
■写真は長齢寺前田利治画像(左)前田安勝画像(中)
前田利家画像(右)(パンフレットより)
■写真は長齢寺前田利治墓
■写真は長齢寺供養塔
長齢寺紹介ページ(きまっし金沢)
http://kimassi.net/noto/tyoureiji.html