
金沢の観光スポット体験レポート その497(No.764)
◇金沢の桜2016 兼六園 ②
日本三名園のひとつで、桜の名木が多いことで知られてお
り、中でもひとつの花に300枚もの花弁を付ける兼六園菊桜
は一見の価値あり!ほかにもヤマザクラの大木、旭桜、兼
六園熊谷ほか、ヒガンザクラ、ソメイヨシノなど約420本の
桜が園内を彩ります。

4)ソメイヨシノ①(染井吉野)
ソメイヨシノとはそれぞれ日本原産種のエドヒガン系の桜
とオオシマザクラの交配で生まれたと考えられる日本産の
園芸品種である。ソメイヨシノはほぼ全てクローンである。
日本では明治の中頃より、サクラの中で圧倒的に多く植え
られた品種であり、今日では、メディアなどで「桜が開花
した」というときの「桜」はソメイヨシノを意味するなど
現代の観賞用のサクラの代表種である。

■写真は花見橋付近(4/2、6)

江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作ってい
た造園師や植木職人達によって育成された。初めサクラの
名所として古来名高く西行法師の和歌にもたびたび詠まれ
た大和の吉野山岳部にちなんで「吉野」「吉野桜」として
売られ、広まったが、藤野寄命による上野公園のサクラの
調査によってヤマザクラとは異なる種の桜であることが分
かり(1900年)、この名称では吉野山に多いヤマザクラと
混同される恐れがあるため、「日本園芸雑誌」において染
井村の名を取り「染井吉野」と命名したという。翌年松村
任三が学名をつけた。花弁は5枚で葉が出る前に花が開き、
満開となる。

■写真は桜が岡付近(4/2)


■写真は眺望台より(4/2)


■写真は板橋付近(4/2)

■写真は千歳橋と曲水(4/2)

■写真は江戸町通り(4/2)

■写真は金沢城公園丑寅櫓より江戸町通り(4/2)
(つづく)