植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

金沢のさくら2018(28)兼六園⑮ 完 名島桜、福桜、兼六園菊桜

2018-05-06 04:11:05 | 日記


金沢の観光スポットレポート その878(No.1280)

◇金沢のさくら2018(28)兼六園⑮ 完 名島桜、福桜、兼六園菊桜

〇兼六園のさくら

日本三名園のひとつで、桜の名木が多いことで知られており、ソメイヨシノやヤマザクラ、サトサクラ、ヒガンザクラ約10本の桜が園内を彩ります。
園内の桜の分布はヒガンザクラ約80本、ソメイヨシノ約200本、ヤマザクラ約40本、サトザクラ約50本、その他約50本となっている。(2013.3現在資料)

兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ6年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。

■写真は名島桜(4/17)



53)名島桜(なじまざくら)

原木は、金沢市にありましたが、現在は枯死しています。他の菊咲き品種にくらべ葉化した雌べと周囲の雄べとはっきりと見えます。開花が進むと先に咲いた部分が白色になり、二段目の花が現れます。場所は真弓坂左にあります。

■写真は名島桜(4/12)





■写真は名島桜(4/17)



■写真は名島桜(4/21)



■写真は名島桜(4/27)



■写真は名島桜(5/1)



52)福桜(ふくざくら)

千歳台のある福桜、外弁・内弁およそ200枚の花弁をもつ、幾つかの雄しべ雌しべがある福々しい桜です。ヤマザクラ系の里桜です。





■写真は福桜(4/21)





■写真は福桜(4/27)



■写真は福桜(5/1)



54)兼六園菊桜(けんろくえんきくざくら)

兼六園の大トリはやはり兼六園菊桜である。

先代の「兼六園菊桜」は、国の天然記念物であったが、昭和45年(1970)に枯死しました。現在、兼六園に植えられている2本は、佐野籐右衛門さんらのご努力によって、先代の枝から「接ぎ木」によって増殖されたものです。今は、国の天然記念物ではありません。

菊桜は八重桜の類で、花弁がおおむね70枚以上になるものを「菊桜」と呼ぶようで、石川県には、菊桜が特に多くて、「気多白菊桜」「阿岸小菊桜」「火打谷菊桜」「名島桜」「善正寺菊桜」「来迎寺菊桜」等の菊桜が知られている。

■写真は兼六園菊桜3代目(4/17)



他の菊桜の多くは花弁数が200枚程度であるのに比べて「兼六園菊桜」では250枚くらいあり、また、年とともに
多くなる傾向をもつということで、 先代では300枚くらいになっていたという。

つぼみ時は濃紅色。咲きだすと外側の花弁が淡紅色で中心部は濃紅色。満開時にはうすいピンク。散りぎはには白。花が終わったときに、花弁が散るのではなく、花柄(かへい)ごとポロリと落ちることも特長とされている。菊桜は全国に30種あり、そのうち20種が北陸3県にあるとのこと。

兼六園菊桜は2代目で45年くらいたっており、元気がなくなっている。

■写真は兼六園菊桜2代目(4/3)



■写真は兼六園菊桜2代目(4/17)







■写真は兼六園菊桜2代目(4/21)





■写真は兼六園菊桜3代目(4/21)



■写真は兼六園菊桜2代目(4/27)



■写真は兼六園菊桜3代目(4/27)



■写真は兼六園菊桜3代目(5/1)

撮影時にチェックしている兼六園桜地図。新たに2品種判明。他確認中。



(兼六園さくら完 つづく)