植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇寺町訪探2019-1 井上靖文学碑、井上靖下宿部屋

2019-11-13 04:06:47 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1679)

◇寺町訪探2019-1 井上靖文学碑、井上靖下宿部屋

金沢ボランティアガイド”まいどさん”の16期生の「よるまっし16会」勉強会で寺町寺院群を巡った。



■写真は桜橋西詰のW坂



〇W坂「北の海」碑

井上靖はW坂を「腹がへると、何とも言えずきゅうと胃にこたえて来る坂ですよ」と紹介し、「この辺で足が上がらなくなる」と続きます。





■写真はW坂を上がったところの緑地公園から金沢城公園と犀川橋





〇井上靖の下宿部屋「櫻畠楼(さくらばたけろう)」

井上靖は昭和2年(1927)年に旧制四高に入学、卒業までの3年間を金沢で過ごした 。下宿先は旧桜畠6番丁(現寺町3丁目)にある木造2階建ての建物で、井上靖は自伝小 説「北の海」に登場させている。晩年に訪れて懐かしんだこともあったという。井上靖が 過ごした2階の部屋も、当時のままとなっている。





○井上靖(明治40年~平成3年、享年83歳)

北海道旭川で生まれ、天城湯ヶ島、三島・沼津で18歳まで過ごした。沼津中学(現・沼津東高校)時代には、文学へ目覚めるきっかけとなる友人たちと出会い、金沢の四高で詩作を始め、京都帝国大学を卒業後大阪毎日新聞社に入社。小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは昭和25年(1950)年43歳デビュー。現代小説、歴史小説、エッセイ、自伝的小説、シルクロード西域関連の作品、詩集など創作、その軌跡は「山脈」と讃えられ、人間の本質を優しくとらえた井上文学、時を超えて愛されつづけている。





■写真は井上靖が過ごした床の間付き部屋



■写真は玄哲也の訪問記念色紙





■写真は2畳の間



■写真は6畳の間

□紹介ページ

井上靖の下宿部屋「櫻畠楼(さくらばたけろう)」①

井上靖の下宿部屋「櫻畠楼(さくらばたけろう)」②

(つづく)