金沢の観光スポットレポート(No.1722)
◇金沢の初詣2020-3 金沢5社参り② 安江八幡宮
〇金沢五社
金沢五社とは金沢市に所在する神社の内、江戸時代から神官が守護する宇多須神社、小坂神社、神明宮、椿原天満宮、安江八幡宮の吉田神道の五つの神社の総称である。五社ともに近代の社格制度では県社に列格された。この五社全てを参る事を「五社参り」と言い、盛んに行われた。
4、安江八幡宮(やすえはちまんぐう)
天慶2年(939)の創建。藩政時代には前田加賀藩主や大聖寺藩主に崇敬されて、火防や病気平癒を祈られ、また社殿の修繕および祭器具を寄進されている。神社のある此花町は以前安江鍛冶町と称して、多くの刀鍛冶のいたところである。
有名な泰平・兼若もここにいた。これら刀鍛冶が水火の伝授を必ず神社でおこなったことから、今でも俗に「鍛冶八幡さん」と称している。
以前は武蔵・高岡町下藪内にまたがる広大な境内を有していたが、慶長年間(1596~1615)に現在の地へ移転した。
現在地:金沢市此花町11-27
御祭神:誉田別尊 気長足姫尊 玉依姫命 水天宮
〇百万さんのモデルになった「加賀八幡起上がり”八幡さん”」
〇末社白鳥社(しらとりしゃ)
林茶店(宝暦3年(1753年)創業)の茶畑より現れた御神像を祀るお社。
■撮影日:2020.1.3
◇金沢の初詣2020-2 金沢5社参り① 神明宮
◇金沢の初詣2020-4 金沢5社参り③ 小坂神社
◇金沢の初詣2020-5 金沢5社参り④ 宇多須神社
◇金沢の初詣2020-6 金沢5社参り⑤ 椿原天満宮
(つづく)