植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇兼六園の桜2020-6 小糸桜、佐藤桜、大山桜

2020-04-13 04:31:35 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1790)

◇兼六園の桜2020-6 小糸桜、佐藤桜、大山桜

兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ7年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。



12)コイトザクラ(小糸桜)

品種はソメイヨシノ。藩政期、小糸という美貌の御殿女中がいた。ある日、この小糸に主人から寵愛の声がかかる。しかし、どうしても従わなかったために手討ちにされ、この井戸に投げ込まれてしまった。そんな井戸から伸びる桜は、恨みを込めて井戸から這い上がろうとしている小糸の化身であるという。



■写真はコイトザクラ(2020.4.3)



13)サトウザクラ(佐藤桜)

□佐藤桜の伝承(品種はソメイヨシノ)

佐藤良二さんは、国鉄金名線バスの車掌だった。ある時佐藤さんは、このバスが走る路線に立つ「荘川桜」に取りすがって泣く老婆の姿を見た。荘川桜は、日本で初めての大規模ロックフィル式ダム・御母衣ダムの底に水没した村から、現在の国道156号線沿い御母衣湖畔に移植された巨大な桜の老木だった。老婆は、「移植しても枯れる」と言われていた荘川桜が、見事な花を咲かせるようになったことに感極まって泣いていたのだった。桜の花にこれほど人の心を動かす力があることを知った佐藤さんは、「太平洋と日本海を桜でつなごう」と思い立つ。
佐藤さんは名古屋と金沢を結ぶ路線伝いを中心に、12年間で2000本の桜を植え、昭和52年に47歳で亡くなった。



□国鉄バス金名線

国道156号線にはかつて、この道の上を走る路線バスが存在し、名を「国鉄(JR)バス名金線」と言う。その名の通り、名古屋と金沢を結ぶ路線だった。距離は266km、停留所数は150を超えるという路線バスとしては規格外の長さを誇り、当時は日本国内の最長路線だった。2002年に廃止。





■写真はサトウザクラ(2020.4.6)



14)オオヤマザクラ(大山桜)

北海道、本州(北部、中部)、四国(剣山・石鎚山脈)に分布する野生種。花が山桜より大きいのでこの名がつけられました。成木の葉裏面が白色を帯びる、花序が散形状で花柄がほとんどない、芽の鱗片が著しく粘るといった特徴があります。九州での分布は知られていませんでしたが、最近宮崎県の白岩山で発見され、変種として霧立山桜(キリタチヤマザクラ)と命名されました。
桜が岡の兼六坂側のベンチの後と板橋付近にある。







■写真はオオヤマザクラ(2020.4.3)





■写真はオオヤマザクラ(2020.4.6)

(つづく)