植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇兼六園の桜2020-5 八重山桜、染井吉野

2020-04-12 04:53:51 | #金沢いしかわ#観光


金沢の観光スポットレポート(No.1789)

◇兼六園の桜2020-5 八重山桜、染井吉野

兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ7年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。

10)ヤエヤマザクラ(八重山桜)

ヤマザクラの八重になったものと推測されます。各部の特徴から純粋なヤマザクラではなく、オオシマザクラ系のサクラの関与が考えられる。
長谷坂の栄螺山手前梅林方面曲水沿いと、伝統工芸館園内入り口にある。







■写真はヤエヤマザクラ長谷坂(2020.3.21)





■写真はヤエヤマザクラ伝統工芸館(2020.3.26)



11)シメイヨシノ(染井吉野)

ソメイヨシノとはそれぞれ日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたと考えられる日本産の園芸品種である。ソメイヨシノはほぼ全てクローンである。
日本では明治の中頃より、サクラの中で圧倒的に多く植えられた品種であり、今日では、メディアなどで「桜が開花した」というときの「桜」はソメイヨシノを意味するなど
現代の観賞用のサクラの代表種である。



江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。初めサクラの名所として古来名高く西行法師の和歌にもたびたび詠まれた大和の吉野山岳部にちなんで「吉野」「吉野桜」として売られ、広まったが、藤野寄命による上野公園のサクラの調査によってヤマザクラとは異なる種の桜であることが分かり(1900年)、この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、「日本園芸雑誌」において染井村の名を取り「染井吉野」と命名したという。翌年松村任三が学名をつけた。
花弁は5枚で葉が出る前に花が開き、満開となる。





























■写真はシメイヨシノ(2020.4.3-4)

(つづく)

◇兼六園の桜2020-4 小彼岸、江戸彼岸、枝垂桜

2020-04-11 04:22:21 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1788)

◇兼六園の桜2020-4 小彼岸、江戸彼岸、枝垂桜

兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ7年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。



7)コヒガン(小彼岸)

江戸彼岸と豆桜の雑種と推定されるもので、広く栽培されています。栽培されているものでは個体によって花色や花の大きさなどに変異がみられます。大木にならないので小庭園に向くほか、切り花用としても栽培されています。
百閒掘上坂瓢池下水路側にある。



■写真はコヒガン(2020.4.1)



■写真はコヒガン(2020.3.21)



■写真はコヒガン(2020.4.3)



8)エドヒガン(江戸彼岸)

名前の通り春の彼岸ごろに花を咲かせる。ソメイヨシノより早く花が着き始める。花は薄紅色から白で花弁は5枚で一重。萼の付け根が丸く膨らんでいるため見分けやすい。葉より先に花が咲き、咲きはじめは他種に比べると一週間から十日ほど早い。
真弓坂料金所向かい、千歳橋の曲水沿い茶店側にある。





■写真はエドヒガン真弓坂(2020.3.28)



■写真はエドヒガン千歳橋近く



9)シダレザクラ(枝垂桜)

江戸彼岸の枝が枝垂れたもので、その他の形質は江戸彼岸と違いません。江戸彼岸と同様に個体により花色や花の大きさに変異が多くみられます。
明治記念標の裏に2本、梅林、時雨亭庭にある。







■写真はシダレザクラ上坂口近く(2020.3.26-3.30)



■写真はシダレザクラ梅林(2020.3.26)



■写真はシダレザクラ時雨亭庭(2020.3.26)

(つづく)

◇兼六園の桜2020-3 椿寒桜、熊谷桜、越の彼岸

2020-04-10 03:55:23 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1787)

◇兼六園の桜2020-3 椿寒桜、熊谷桜、越の彼岸

4)ツバキカンザクラ(椿寒桜)

カンヒザクラとシナミザクラとの種間雑種と考えられています。愛媛県松山市に原木があり、広く栽培されている。花弁が内側に曲がるのが特徴です。樹形は盃状になり雄しべ、雌しべとも長くつき出る。椿の花のように見える。早春を飾る美しい花。俗称:雪割り桜で春を告げる桜。
この桜は兼六園内ではなく、兼六坂中間の道路脇にある。





■写真はツバキカンザクラ(20203.23)



■写真はツバキカンザクラ(2020.3.12)



■写真はツバキカンザクラ(2020.3.19) 



5)クマガイザクラ(熊谷桜)

近畿豆桜の八重咲き品種でかなり古い品種といわれています。一の谷合戦での熊谷直実と平山武者所の先陣争いの故事により命名され、開花期が早いのでこの名がつけられたといわれています。名前が類似しているものにコヒガン系の八重咲き品種で熊谷(クマガイ)があります。
この桜は、明治記念之標の後ろにある。



■写真はクマガイザクラ(20203.21)



■写真はクマガイザクラ(20203.13)

 

6)コシノヒガン(越の彼岸)

富山県南砺市蓑谷に自生がみられ、自生地は県の天然記念物に指定されています。自生地のものは江戸彼岸と大山桜の雑種と推定されていましたが、最近では江戸彼岸と近畿豆桜の雑種であるといわれています。
菊桜の隣にある。







■写真はコシノヒガン(2020.3.26)

(つづく)

◇兼六園の桜2020-2 十月桜、冬桜、唐実桜 

2020-04-08 03:24:25 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1786)

◇兼六園の桜2020-2 十月桜、冬桜、唐実桜 

1)ジュウガツザクラ(十月桜)

桜の園芸品種。エドヒガンの系列でコヒガンの雑種とされている。花が4月上旬頃と10月頃の年2回開花。花は十数枚で、花弁の縁が薄く紅色になる。また萼筒が紅色でつぼ型、春は開花期に新芽も見られる。春のほうが花は大きい。
場所は千歳橋の付近茶店の前にある。先代は枯れて二代目が立派に咲いている。

■写真はジュウガツザクラ(2020.4.1)



■写真はジュウガツザクラ(2020.2.5)





■写真はジュウガツザクラ(2020.3.26)



2)フユザクラ(冬桜)

本来、冬桜というと本種のことを指します。大島桜(オオシマザクラ)と豆桜の交配によって生まれた雑種と考えられていて、10~1月、4月の2回開花期を迎えることから、四季桜と呼ばれることがあります。

■写真はフユザクラ(2020.4.8)





■写真はフユザクラ(2020.3.26)





■写真はフユザクラ(2020.4.1)



3)カラミザクラ(唐実桜)

中国原産で観賞用または果実を食用に植えられる。 幹はよく分枝し、高さ2~4mになる。樹幹から気根を出す。葉は互生し花弁は5~7枚で花柄は毛が密生する。果実は核果で、赤く熟す。兼六園の桜で唯一さくらんぼが実る。

この桜は兼六園では一番早く咲き、園内ではなく、お堀通りに面した石川門の斜め前の塔の近くにある。

■写真はカラミザクラ(2020.3.13)



■写真はカラミザクラ(2020.3.7)











■写真はカラミザクラ(2020.3.13) 

(つづく)

◇兼六園の桜2020-1 プロローグ

2020-04-07 05:14:36 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1785)

◇兼六園の桜2020-1 プロローグ

〇兼六園の桜の数

 兼六園の桜は、名木が多いことで知られており、園内の分布では山桜系約40本、里桜系で約250本(内ソメイヨシノ約200本)ヒガンザクラ約80本、その他約50本で合計約420本となっている。(2013.3現在北國新聞社兼六園資料)

■写真は花見橋



〇山桜系・里桜系

 サクラはバラ科サクラ属に分類される落葉広葉樹。「山桜系」は自然交配で生まれた品種で、「里桜系」は、オオシマザクラなどを基にして開発されたと考えられる園芸品種の桜の総称。里桜の歴史は平安時代からと言われ、人為的な交配や突然変異、野生のものからの選抜育成など、200種以上の里桜があり、日本では固有種・交配種を含め600種以上の品種があるとされている。

■写真は旭桜

 

〇桜の原種

 日本には、11種類(右図参照)の原種がある。中でもオオシマザクラは、多くの栽培品種の基になっており、このような園芸品種は、オオシマザクラの存在がなければありえなかったといえる。栽培品種については、世界的にみても日本でそのほとんどは栽培されており、長年、蓄積されてきた品種群は貴重な文化的資源と言える。(出典:『このはなさくや図鑑』より)



〇花弁数による咲き方

 下図のように花弁数で一重、半八重、八重、菊咲きがある。(花弁数は諸説あるが、ニッポン放送NEWS ONLINEより引用)



 兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ7年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。

■写真は兼六園熊谷





■写真は兼六園菊桜

(つづく)

◇兼六園の椿2020-6 雪端椿、真弓坂藪椿、雪椿

2020-04-06 04:26:44 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1784)

◇兼六園の椿2020-6 藪椿、雪端椿、真弓坂藪椿、雪椿

兼六園内には桜、梅、椿、松、モミジ、カエデなどの樹木が合計157種8,196本(2013年3月現在、生垣は除く)あり、その内椿は512本あるとされている。
2018年末より椿の取材を初めた。椿は品種が多く確定するのに難しいが、過去の資料や、インターネットその他の資料、金沢城・兼六園研究会のメンバーの協力も得て品種確定、場所確定、撮影できたものの25種を紹介します。今後とも確定や訂正を重ねていきたい。

15)ヤブツバキ(藪椿)
青森から沖縄まで分布。一重・筒咲き。多くの品種の原種。



■写真はヤブツバキ



16)ユキバタツバキ(雪端椿)

北陸から東北日本海側に分布。一重・平開咲き、先太りしべ。ヤブツバキ、ユキツバキの雑種と考えられている。
桂坂口門手前左にある。





■写真はユキバタツバキ



17)マユミサカヤブツバキ(真弓坂藪椿)

ヤブツバキ。青森から沖縄まで分布。一重・筒咲き。多くの品種の原種。
真弓口から料金所の中間左にある。





■写真はマユミヤブツバキ



18)ユキツバキ(雪椿)

一重・盃咲き、先細りしべ。東北から山陰の日本海沿いに見られる。
時雨亭右前にある。





■写真はユキツバキ

(つづく)

◇兼六園の椿2020-5 紅奴、大白玉、富樫白、空蝉

2020-04-05 04:18:40 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1784)

◇兼六園の椿2020-5 紅奴、大白玉、富樫白、空蝉

兼六園内には桜、梅、椿、松、モミジ、カエデなどの樹木が合計157種8,196本(2013年3月現在、生垣は除く)あり、その内椿は512本あるとされている。
2018年末より椿の取材を初めた。椿は品種が多く確定するのに難しいが、過去の資料や、インターネットその他の資料、金沢城・兼六園研究会のメンバーの協力も得て品種確定、場所確定、撮影できたものの25種を紹介します。今後とも確定や訂正を重ねていきたい。



11)ベニヤッコ(紅奴)

一重・椀咲き、筒しべ。
山崎山トイレの裏にある。



■写真はベニヤッコ



12)オオシロタマ(大白玉)

一重・盃状咲き、中~大輪。大きな蕾は冬の茶席に好適。
山崎山裏にある。



■写真はオオシロタマ



13)トガシシロ(富樫白)

産地:富山県。八重咲き、割りしべ、中輪。
山崎山裏にある。



■写真はトガシシロ



14)ウツゼミ(空蝉)

産地:江戸。八重咲き、筒しべ、中輪。
山崎山裏にある。



■写真はウツゼミ



番外)不明品種



上記3種の近くにある。

(つづく)

◇兼六園の椿2020-1 プロローグ

2020-04-03 04:11:10 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1778)

◇兼六園の椿2020-1 プロローグ

 兼六園内には桜、梅、椿、松、モミジ、カエデなどの樹木が合計157種8,196本(2013年3月現在、生垣は除く)あり、その内椿は512本あるとされている。
 2018年末より椿の取材を初めた。椿は品種が多く、なおかつ開花次期が9月から5月と長く確定するのに難しいが、過去の資料や、インターネットその他の資料、金沢城・兼六園研究会メンバーの協力も得て品種・場所確定、撮影できたものの25種(すでに10種紹介済)を紹介します。今後とも確定や訂正を重ねていきたい。



〇椿と歴史

 ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑樹。日本が原産で、本州、四国、九州、南西諸島まで分布している。他家受粉で結実するために花色・花形に変異が生じやすいことから、古くから品種改良が行われてきた。
 ツバキは『日本書紀』において、その記録が残されており、733年の『出雲風土記』には海榴、海石榴、椿という文字が見受けられる。江戸時代に入ると、二代目将軍徳川秀忠がツバキを好み、肥後、加賀などの大名、京都の公家などが園芸を好んだことから、庶民の間でも大いに流行した。
 現在では多くの国々で栽培され、品種は国内外合わせると7,000種以上あると言われる。日本のツバキは花弁が8枚の一重咲き、八重咲き、牡丹咲きなどがある。

■写真はことじ椿



■写真は加賀小絞

〇ツバキの花形・特徴(一重咲き)



〇ツバキの花形・特徴(一重咲き以外)



〇ツバキの花の色

ツバキの花の色は白系・桃系・紅系・紫系・黄系など幅があるほか、白地に出る絞り、紅地に出る斑(ふ)入り、絞りの一種と考えられる覆輪によって、より多彩で多様な変化をもっています。開花する順に品種を紹介します。



■写真は絞り、斑(ふ)入り



■写真は雄蕊の形と呼び方

参考資料:ののいち椿館資料、HP歴memoより



■写真は春曙紅

□すでに紹介の兼六園の椿10種のページ

◇冬の金沢2020-6 兼六園⑤ 椿-3 春曙紅、紅侘助、三河数寄屋、竜石椿

◇冬の金沢2020-5 兼六園④ 椿-2 加賀小絞、宝珠、白侘助

◇冬の金沢2020-4 兼六園③ 椿-1 西王母、ことじ椿、臘月

(つづく)

◇春のいしかわ2020-1ののいち椿館

2020-04-02 04:36:05 | #金沢いしかわ#観光


金沢の観光スポットレポート(No.1781)

◇春のいしかわ2020-1ののいち椿館

 平成29年3月18日オープンした中央公園内の「ののいち椿館・椿山」見ごろのツバキの鉢を選んで紹介、椿山などと合わせ、約450品種、1700本のツバキがある。今年3周年を迎え2月末で48000人の来場者うを記録し、市内有数の集客施設に成長した。

■写真はののいち椿館



〇なぜ野々市市でツバキなのか?

 野々市市史などによると室町時代、加賀守護として野々市に本拠置いた富樫正親(まさちか)が京都から移植したと伝わる古ツバキが多く残っていたという。昭和49年(1974)に当時野々市町の花木に認定。
平成29年(2017)には全国椿サミットを誘致した。

■写真はユキバタツバキ(雪端椿)



■写真はヨイハゴロモ(酔羽衣)



■写真はヤブツバキ(藪椿)



■写真はタロウアン(太郎庵)



■写真はシュウラン(秀蘭)



■写真はショコウ(初黄)



■写真はショッコウ(蜀紅)



■写真はシロタロウアン(白太郎庵)



■写真はコキンラン(古金蘭)



■写真はミカワスキヤ(三河数寄屋)



■写真はイワネシボリ(磐根絞)



■写真はエゾニシキ(蝦夷錦)



■写真はゴシキヤエチリツバキ(五色八重散椿)



■写真はフクツヅミ(福鼓)



■写真はギンレイ(銀嶺)

(つづく)

◇春の金沢2020-4 しいのき広場、ほか金沢市内

2020-04-01 08:31:27 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1781)

◇春の金沢2020-4 しいのき広場、ほか金沢市内













■写真はしいのき広場(2020.3.4、3.28)





■写真は3月1日リニューアルのレンタサイクル「まちのり」



■写真は市内に多くあるベンチ(香林坊大和前)



■写真は南部運動公園のラグビー場(人工芝完成)



■写真はプール跡の300台以上の駐車場

(つづく)