渋沢敬三が生み出した言葉、民具。
民衆が作り、使ったものは、あまり価値が見いだされず、顧みられることはあまりありません。
にもかかわらず、そこに価値を見いだし、収集・保存した敬三はやはり偉大だというべきでしょう。
そんなことを思いながら、“屋根裏部屋の博物館”展を見終え、常設展を見ていたら古代のコーナーで民具を見つけました。
これは、瓦塔(がとう)・瓦堂(がどう)といって、奈良・平安時代に、本格的な塔や堂を建立できなかった者が、そのかわりに土器を作る技術を応用して作った、ミニチュアの塔と堂です。
瓦塔
瓦堂
『身辺卑近の道具』ではありませんが、日々の信仰のために必要とされたものですから、感覚的には民具に近いといえるでしょう。
瓦塔・瓦堂は、村の建物の中に安置されていたので、伝世品は残されていません。
したがって、ここまで完全な形で出土するのはとても珍しく、この2つは重要文化財に指定されています。
埼玉県立歴史と民俗の博物館には何度か来ていますが、今まで常設展で見たことがなかったような・・・・
渋沢敬三の導きかもしれません。
民衆が作り、使ったものは、あまり価値が見いだされず、顧みられることはあまりありません。
にもかかわらず、そこに価値を見いだし、収集・保存した敬三はやはり偉大だというべきでしょう。
そんなことを思いながら、“屋根裏部屋の博物館”展を見終え、常設展を見ていたら古代のコーナーで民具を見つけました。
これは、瓦塔(がとう)・瓦堂(がどう)といって、奈良・平安時代に、本格的な塔や堂を建立できなかった者が、そのかわりに土器を作る技術を応用して作った、ミニチュアの塔と堂です。
瓦塔
瓦堂
『身辺卑近の道具』ではありませんが、日々の信仰のために必要とされたものですから、感覚的には民具に近いといえるでしょう。
瓦塔・瓦堂は、村の建物の中に安置されていたので、伝世品は残されていません。
したがって、ここまで完全な形で出土するのはとても珍しく、この2つは重要文化財に指定されています。
埼玉県立歴史と民俗の博物館には何度か来ていますが、今まで常設展で見たことがなかったような・・・・
渋沢敬三の導きかもしれません。