薪ストーブ暮らしが大好きでブログ書いてます。
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薪ストーブ|薪焚亭
凪でも煙突ダンパー
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今シーズンは、とにかく煙突ダンパーを多用しました。
今日もヨロシクです!
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3年前までは煙突ダンパーが無かったんで、どんなに風が強くても一次空気のレバー調節だけで焚いてたもんだが、一昨年の夏にアンコールからデファイアントに入れ替えた時、煙突ダンパーを追加しておいて本当に良かった。
昨シーズンは風が強い時に使うことが殆どだった煙突ダンパーなんだが、今シーズンは風のあるなしに関係なく多用してます。
煙突ダンパーを使うメリットというのを実感しているからなんだが、特にフレックスバーンには有効だと思ってて、それはどうしてかと言うと?
まずは焚き付けの時なんだが、ダンパーを閉じるにはまだ早い段階で、次第に大きくなった焔をコントロールするのに一次空気レバーを絞ってしまうと、二次燃焼室から流入する空気の割合が大きくなる。
つまりこれはエアーカーテンが弱くなることを意味する訳です。 そこで、一次空気で焔を鎮めるのではなく、煙突ダンパーの開度で焔をコントロールしてやる。 そうすることで、一次空気と二次燃焼室からの空気の割合を変えずに済む。
このことは、フレックスバーンに限らず、二次空気量の調節が出来ないタイプのクリーンバーンにも当てはまることです。
吾が家の煙突の引きだと、煙突ダンパーを全閉して丁度良い感じになる。
それまで、炉の中の焔は勢い良く煙突に向かって流れ、大きな熱損失になっていたものが、ゆったりと揺らめく焔に変わることで、炉の天板やサイドパネルをじっくりと温めるようになる。
その状態でストーブ全体が温まるまで焚き続け、大体いつも煙突付け根もグリドルも350℃を超えて400℃近くになるまで引っ張ります。
その頃になると、フロントパネルも150℃くらいまで温まっているんで、そこでダンパーを閉じて二次燃焼に切り替えることが多い。
二次燃焼に切り替えたあとも、燃焼の調節は一次空気レバーではなくて煙突ダンパー優先でやるんだが、これも理屈は同じで、一次空気と二次空気のバランスを変えないということです。
もし、一次空気を絞って焚いてしまうと、二次空気はフリーなのでどんどん入ってきてしまうから比率的に多くなり、つまりそれは冷たい空気が多く入ることになり、早く温めてしまいたい二次燃焼室の温度が上がりにくくなる訳です。
自分の場合は、二次空気をコントロールできるように 改造 してしまったので、その機能を使えば二次燃焼室を速く温めることが出来るんだが、ノーマルのフレックスバーンであれば、煙突ダンパーで調節することは有効だと思います。
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