数か月前になるでしょうか。
新着記事から、或る方のブログを初めてお訪ねした時の事です。
恐らくタイトルに惹かれてのことだと思いますが・・・・・。
今となっては失礼ながら、そのタイトル名もブログ名も思い出すことができません。
但し、その時拝見した画像のみ、心に焼き付いています
自分が大切に保管しておられる、靴の画像でした。
恐らく、数十足以上はあったようにお見受けしました。
それも、ブランド物のかなり上質な靴がたくさん。
その方のブログは、普通の日常を送る主婦の日記といった感じでした。
それだけに、「すごい!」と驚嘆してしまった私。
私が想像するに・・・・・・。
シニアーの年代とはいえ、長年のキャリア歴が過去にあり、通勤のために靴のお洒落が欠かせない人だったのかもしれない、と勝手な想像を巡らしたものです。
その方に比べ、私の靴の何と数の少ない事。
働いたこともなく出不精な性格ゆえ、数足あれば、それで長年、間にあってしまう暮らし。
せめて買うときは、質の良い靴をと奮発したものでした。
具体的に商品名を紹介すると、フェラガモの靴が多いです。
けれど、購入した品数が、皆さんが呆れるほど少ない私。
ですから、おそらく靴にかけたお金は、一般の方の購入費の平均額より少ないのではないか、と思っています。
今春、久しぶりに三足、新しい靴を日本橋の三越デパートで買いました。
5年間の倹約の縛りを解き、勢いに乗って珍しく、買い物をした時のことです。
靴も、5~6年前に買ったきりでしたから、そろそろ新しいものを、と気が動いた私でした。
むろん、これまでの習性で、フェラガモのお店も覗きました。
しかし円高のせいでしょう。
私が最後に購入した頃より、二倍近く価格が跳ね上がり、一足だけで8万円台。
さすがに、迷いが先に立ち、手を出しかねてしまった私です。
楽に履ける厚底の気に入ったものがありましたが、年金暮らしの身には贅沢品過ぎる、と思わずにはおられませんでした。
それをあきらめ、購入した内の一足が下の画像です。
お洒落用 履き心地が良いと評判のお店の商品ですが・・・・・・。
フェラガモの靴の価格に1万円少々を足しただけで、三足も手にできた今回の買い物。
なんだかとても得をした気分に。
脚にまったく自信が持てない私ですから、むろん目立つ靴は敬遠。(笑)
無難でさりげないものを、いつも選んでいます。
私のファッションでは、すべてに通用する言葉ですが。
流行を追いすぎず、飽きの来ない上質なものを選んで、長く使用するに尽きます。
手前は普段用 後方はタウン用といったところです。
先日の同窓会の時に履いたのが、下の画像のフェラガモ定番の靴。
購入して既に二十年以上は経っていますが、私が所有している靴の中でも、履き心地が抜群。
この度の同窓会の前に、6000円の修理費をかけ、新品同然に見えるほどにきれいにしてもらいました。
もう十分、元は取り返した気分ですが、この調子ですと死ぬまで履けそうな感じです。
私が一番好きな靴といっても過言ではありません
この靴では、恐縮至極の想い出があるのですよ。
先日の同窓会の時のことです。
伊勢神宮参拝後、夕食を済ませ、宇治山田駅でいよいよお別れの時が訪れました
郷里方面は三名、私とNさんは東京方面で、いよいよ帰途に向かう直前、お別れの言葉を交わしている最中でした。
O君が、突然私の足元にひざまづき、バッグから出した小道具で、私の埃で真っ白になった靴を磨いてくださったのです。
余りに恐縮至極な事でしたが、お断りする間もない一瞬の出来事でした。
O君は、全国的にも名の知れた電気工事会社の元重役さんでした。
それにもかかわらずのこの気配り。
私はしばし呆然とし、なされるままで棒立ち。
むろん感激し、感謝が言葉にならないほどでした。
愛妻家で知られたO君。
きっとお宅では、奥様の靴をいつも磨いていらっしゃるのでしょうね~
羨ましい限りです。
せめて、彼のその行為に礼を幾分でも尽くすかのように、高い支払いまでして修理をしておいて、本当に良かったです。
過去に購入したフェラガモの靴です。
手前のシンプルな靴は、購入したのが五年ほど前になるでしょうか。
後の二足は、二十年くらい経過しています。
靴はさりげないもののようでいて、よそのお宅の訪問時などでは、とても目立つもの。
昨年末、我が家にお見舞いに来て下さった訪問客の靴の印象が、今も忘れられない私です。
恐らく流行先端の型だったのでしょう。
お二人の革靴が格好良くて・・・・・・。
色違いではないかと思うほど形がそっくり。
光沢は眩しいほど。
靴を中央に置き換えたとき、その紳士靴に、しばし見惚れてしまった私でした。
それに比べ、我が家の旦那さまは・・・・・・。
私が多少上等な靴を選ぼうとすると、ゴム底の履きやすい靴がいい、と言って譲りません。
おしゃれっ気はまるでない人。
私が心から信頼している、ロス支店時代の元上司のHさんと同僚のNさん。
諸氏のオシャレ度と奥様の気配りが、靴からも伝わってくるようでした。
本当にお洒落な人は、靴も大切に扱える人ですよね。
反省が多い、私の靴の扱い方です。
ご覧下さいまして有難うございました。
ブログランキングに参加しています。
足跡変わりに、バナーにポチッ!を頂けると励みになり嬉しいです