前回に続きます。
勇気を出してデパートに電話し、行灯の苦情を述べました。
その商品を扱った売り場の責任者らしき方が応対してくださいました。
私は、購入して三年半しか経過していないこと。
その行灯が、使い物にならないほど、状態が悪くなってしまったこと等々。
できるだけ具体的に説明。
そして、大手のデパートがこのような不良品を販売することが信じられません、と少し語気を強めて言いました。
その後、店員さんは、私の買い物履歴に目を通されたようです。
~月~日に、78000円支払って、私はその行燈を購入しているとのこと。
その履歴を確認後、その販売元にも問い合わせをされたようでした。
そして私に尋ねられたのです。
「せきね」という会社名が、三本の支柱の上の所に刻まれていますか、と。
私は、それを確認するため、しばらくお待ちいただきました。
ところがいくら探しても、その様な名称は見当たりません。
お電話でその様に伝えたところ。
ここでは、その会社の行燈しか扱っていない、と言われるのです。
私は一瞬途方にくれました。
そして店員さんに言いました。
「私の買い物履歴に、行燈を私が購入した記録があるのですよね。
ですから、間違いはない、と思うのですが・・・」
「では、もう一度、会社に問い合わせます」
との店員さんの返事。
しかしそのお返事を待っている間に、ハッとひらめいたことがありました。
もしかすると、古い行燈を私は使用したのかもしれない、と。
自分では、処分したつもりでいたのだけれど・・・。
急に不安になって、二階に駆け上がり、納戸に置かれた箪笥の上をもう一度見ました。
すると、私がこの度使用した行燈が納められた木箱の場所より、もう少し奥の薄暗くなった所に、似た箱がもう一つあるではありませんか。
私は、またやってしまった!
とんでもないボケ行動を。
夫が亡くなる前まで使用していた古い行燈を、この度のお盆で飾ってしまったことに。
その時、初めて気が付きました、
新しいものよりも目立つ場所に、その箱が置いてあったため、勘違いをしてしまったようです。
折り返し店員さんからお電話がかかってくることになっていましたが、待つことなく、私からまた電話をしました。
行燈の業者さんに問い合わせておられる最中でした。
私は自分の間違いを、ただただ平謝り。
年齢も伝え、自分のボケ行動を恥じ入って、お詫びするばかりでした。
この画像は去年のお盆の時のものです。
古くなり、今後使用しないものは、速やかに処分すること、
物は所定の位置に必ず戻すこと。
我が家は整理整頓は割と行き届いているほうだ、とは思っているのですが。
怪しくなってきた頭に対応するためには、さらに不要なものはどんどん処分して、すっきりした暮らしを心がけなければ。
そうすれば、今回のような思い違いをして、他人に迷惑をかけることが少なくなることでしょう。
次第に頻度が高まっていく一方の探し物も、多少は減るでしょう。
老化した頭が混乱しないために、今後はもっと整理整頓を心がけようと、心に誓った私です。
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ありがとうございました。
花のように泉のように