二日前あたりから急に冷え込んできましたね。
私が寒さを一番実感するのは、自分の手です。
今日(13日の朝です)は、とんでもない早起きで、今は三時前。
未だ寝室のベッドの上。
掛け布団を胸までかけ、膝の上にパソコンを置いてキーボードを打っていますが
その手は冷え切って、かじかんだまま。
数日前までは、温かな手でしたのに。
多少寒くても手に温もりがある間は、私は大丈夫。
パネルヒーターを弱に温度を設定。
オンとオフを適度に繰り返し、快適に過ごすことができます。
けれど、手が冷たくなり始めると、本格的な冬の到来を実感。
嫌いな季節がやってきたと思い、少々つらい心境に。
こんな気持ちを抱いては、益々冬嫌いになってしまいそう。
寒さなどものともせず、掛け替えのない「今」という日を、大切に大切に過ごしたいものです。
当地は朝方は冷え込むものの、日中はまだ然程寒くありません。
しばらく良いお天気が続くようで嬉しい限りです。
少し気が早いですが、最後に高村幸太郎の冬の詩を載せることに致します。
印象が鮮烈で、忘れられないもの。
この勇ましい言葉一つ一つに触れると、冬嫌いの私も元気が出てくるよう。
その下に紹介した三好達治の「雪」は若い時から私はなぜか好きでした。
雪深い里の情景が浮かび、太郎と次郎の可愛い安らかな寝顔が眼に浮かんできます。
いろいろ想像を膨らませることができるからでしょうか。
母が亡くなり葬儀を迎えた朝も、外は真っ白な銀世界だったことを想い出します。
今冬は積雪があるのでしょうか。
うっすらとした雪化粧は大歓迎。
でもドカ雪は勘弁してほしいです。
高村光太郎 「冬が来た」(詩集『道程』より)
