娘たち二人が、我が家に久しぶりに訪れてくれました。
長女は一足早く、母の日への思いを込めての来訪だったようです。
次女はわたしの足で徒歩20分くらいの所に住んでいますから、度々我が家に寄ってくれますが。
長女は久しぶり。
二人揃って、娘達とだけでおしゃべりするなんて、めったにないことですから。
何だかとても新鮮な至福のひと時でした。
訪れたのは、5月5日の子供の日。
両家の子供たちはもうすっかり大きくなり、この祝日はあまり関係ないのかもしれません。
6年生のかれんちゃんは塾だったようですし。
恐らく老いていく私の方が、世話を焼かないといけない子供に見えているのでしょうか。(笑)
私はまだ、親の威厳はそこそこに保っているつもりなのですけれどね。
60歳になった時、年末に突然具合が悪くなり、一週間入院したことがありましたが。
その時からです。
娘達の態度がガラッと変わり、力関係が逆転したのは。
それまでは、何かイベントがあると、いつも場所は我が家で私の手料理。
後片付けも、私が手際よく殆ど一人で済ませていました。
実家に来た時くらい、娘達にはのんびり過ごさせてやりたい。
それが私の願いでしたから。
ところが今は、いざとなると、娘達に頼りっ放しの私です。
白で統一されたとてもお洒落なイタリアンレストランでした。
長女が検索で探してくれました。
お昼のコース料理をいただきました。
この後コーヒーにケーキでした。
駅近くのお洒落なレストランで昼食を共にした後は、我が家に二人揃ってきてくれました。
そして私が手に負えないような力仕事を、テキパキと二人でこなしてくれた娘達。
粗大ごみと思い、私が一か所にまとめて置いた物を、改めて仕分けしてくれている時の事。
長女のMちゃんが言いました。
お年寄りの家は整理が行き届かなくて、子供たちが後始末で大変な思いをしているらしい、と。
更に、次女と口を揃えて言いました。
「その点、ママの家は、とてもきれいに片付いていて感心する」と.
日頃の努力が認められたようで、何だか嬉しくて、素直に喜んでしまった私です。
穏やかな至福の時が、瞬く間に流れていきましたが・・・。
お昼食も、我が家でお茶の一服の時に戴いた柏餅もクッキーも、長女と次女からの心遣い。
スターバックスのコーヒー豆も。
一足早い、母の日のプレゼントだったようです。
とてもとても嬉しかったのですが・・・。
私にとって何よりも喜ばしかったこととは。
娘たち二人で和気あいあい、色々な情報交換をして仲良く語り合っている姿を眺める事でした。
最近、長女は夫婦で二度ほど京都旅行に出かけ、春には家族で北海道にスキー旅行にも出かけたようです。
次女も日帰りながら出張で京都に、
半日観光ができたとのこと。
その時撮った画像を二人で見せ合いながら、感想を述べあい、実に楽しげに談笑。
私はもっぱら聞き役でしたが、そんな仲睦まじい姉妹の姿を眺めるひと時。
嬉しい限りでした。
何時か三人で旅行もしたいね。
そんな話にもなり・・・。
旅行もいいけど、ホテルに一泊して過ごすのも素敵じゃない。
そのような提案もしてくれましたが・・・。
二人共、日々超多忙な身。
たとえ実現しなくても、その気持ちだけでも私はもう十分。
帰る間際になって、お庭を見せてもらうのを忘れるところだったと言い・・・
庭の散策。
とてもきれい、と感心してくれました。
その後、家族が待つわが家へと家路を急ぐ娘達。
もう五十路前後の娘達ですが、私の中ではまだ二十代のままの娘がいます。
何時までも若々しく元気な娘でいてほしいものですが。
それは余りに無理なお願い。
でも、老々介護になったら娘が可哀想。
子供達には迷惑を一切かけないで、静かに身を引く。
そんな人生の終わりを迎えられたらいいのに、と願いますが・・・。
理想通りにはいかないのが人生。
せめて迎える新しい一日、一日を、「今日が一番素敵」の思いで・・・。
いつまでも自立して過ごせるように頑張りましょう。
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