河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

国銅

2008-09-09 | Private
先週の日曜日は久しぶりにゆっくりできたので、仕事をする以外は寝転んで本を読んですごした。
家内が知人に勧められて図書館で借りてきておもしろかったというので読み始めたのだが、おもしろさについつい読みふけってしまい2日で上下巻を読んでしまった。

著者は帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい )という覚えにくい名前で、何と先日の渡辺淳一氏ではないが精神科医である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい、1947年1月22日 - )は、日本の小説家、精神科医。福岡県小郡市生まれ。本名、森山 成彬(もりやま なりあきら)。東京大学文学部仏文科卒、九州大学医学部卒。ペンネームは、『源氏物語』五十四帖の巻名「帚木」と「蓬生」から。

東京大学を卒業後、TBSに勤務。退職後九州大学医学部を経て精神科医に。その傍らで執筆活動に励む。1979年、『白い夏の墓標』で注目を集める。1992年、『三たびの海峡』で第14回吉川英治文学新人賞受賞。八幡厚生病院診療部長を務める。現在は、福岡県中間市にて「通谷メンタルクリニック」を開業。開業医として診察をしながら、人間の心と社会倫理を鋭く射抜く、ヒューマニズムあふれる作品を世に出し続けている。
医学に関わる作品が多く、また自身(精神科医)の立場から『ギャンブル依存とたたかう』を上梓している。

受賞歴

1975年 - 『頭蓋に立つ旗』で第6回九州沖縄芸術祭文学賞
1990年 - 『賞の柩』で第3回日本推理サスペンス大賞佳作
1992年 - 『三たびの海峡』で第14回吉川英治文学新人賞
1995年 - 『閉鎖病棟』で第8回山本周五郎賞
1995年 - 福岡県文化賞
1997年 - 『逃亡』で第10回柴田錬三郎賞


歴代の作品

白い夏の墓標(1979年4月)(直木賞候補)
カシスの舞い(1983年10月)
空の色紙(1985年2月)
十二年目の映像(1986年6月)
賞の柩(1990年12月)第3回日本推理サスペンス大賞佳作
アフリカの蹄(1992年3月)
三たびの海峡(1992年4月)第14回吉川英治文学新人賞
臓器農場(1993年5月)
閉鎖病棟(1994年4月)第8回山本周五郎賞
空夜(1995年4月)
総統(ヒトラー)の防具(1996年4月)
逃亡(1997年5月)第10回柴田錬三郎賞 (中国語翻訳版有)
受精(1998年6月)
安楽病棟(1999年4月)
空山(2000年6月)
薔薇窓(2001年6月)
エンブリオ(2002年7月)
国銅(2003年6月)
アフリカの瞳(2004年7月)
千日紅の恋人(2005年8月)
受命(2006年6月)
聖灰の暗号(2007年7月)
インターセックス(2008年8月)
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久々に他の著書も読んでみたいと思わせる作家に巡り会ったと言う気がする。

この作家は医業の傍ら、1992年以降は毎年1冊コンスタントに著書を出していると言うことが分かる。
1冊読んだだけだが、その実力は疑うべくもない。
こういうのを目にすると自分も小説を書いてみたいという誘惑に駆られる。



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吉備リハから研究機器を撤去

2008-09-09 | 研究・講演
今日は午後から近々行う予定の高齢者向けの健康教室の打ち合わせを行った後、吉備高原医療リハセンターへ置かせてもらっていた研究機器を取りに行く予定にしていた。
天気予報では快晴で、軽トラで機器を運ぶには最適の見込みだった。
大学の軽トラを借りて、大学院生に手伝ってもらって機器を運ぶ計画にしていた。
ところがいざ実行という段になって、大学院生の一人が友人がガンでなくなり、今日はお通夜に行かなくてはならないと言うことになった。
運ぶ予定の研究機器は本体が牽引装置で最低4人くらいいないと運べるものではない。
困ったなと思っていると、学外の臨床実習を済ませて夏休みを取っている4年生のゼミ生から携帯に電話があり、今大学に出てきているという。
最高のタイミングで、4年生3人に急遽応援を依頼し、機器の撤去に向かった。

せっかく苦労の多い臨床実習から帰ってきて休みを取っている学生を呼び出してまで仕事を手伝ってもらうのは気が引けた。
ところが、頼んでもいないのに、最高のタイミングで大学に出てきてくれるとは、私のゼミ生は最高である。

大勢で作業を行ったのでたいした手間でもなく、簡単に撤去作業は終了した。

軽トラを運転することになった大学院生のS君には迷惑をかけたと思うが、ここは持ちつ持たれつで、普段はだいぶ世話をしているのだから我慢してもらうしかない。

思えば、吉備リハにこの装置を搬入したのは過去のブログを見てみると2004年12月2日であり、ほとんど4年にもなる。

思い返せば、この研究は本当に苦労の多い研究であった。
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保健福祉研究所と大学、大学院との関係3

2008-09-09 | 保健福祉研究所
文科省に提出したオープンリサーチセンター構想調書の内容を受けて、吉備国際大学保健科学部学生、保健科学研究科大学院生、卒業生などリハビリテーションに関わる人材に広く呼びかけて、ORCを活用した人材育成のための『リハビリテーション高度専門職業人養成公開講座』を開催することになった。
これまでに本学卒業生からも大学において講演会や講習会を開いて欲しいという要望が寄せられており、研究所が稼働した事によりこれに応えることができるようになった。
大学にとっても卒業生と密に連携が取れると言うことは臨床実習を抱える保健科学部にとっては非常に意味がある。
今後、学内の教員にも順次講師を依頼する予定である。

第1回 平成20年9月23日(火)理学卒業生中心
理学療法における手技療法の第一人者である松永秀俊(まつながひでとし)先生をお招きし、「触診」というテーマでご講演いただく。
日時:平成20年9月23日(火)祝日15:00~17:00
場所:健福祉研究所(15号館)1階

第2回 平成20年10月24日(金)花岡正敬君(ピラティスの理論)
日時:平成20年10月24日(金)19:00~21:00
場所:健福祉研究所(15号館)1階

第3回 平成20年11月(未定)
第4回 平成20年12月(未定)

(参考:ORC健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究構想調書)
3.人材育成計画
1)研究者の養成
 各プロジェクト研究を通じて保健・医療・福祉分野における若手研究者育成を図る。そのために、次のような人材育成計画を持つ。
1.研究プロジェクトに共同研究者として積極的にPD、RAなどを参加させて、幅広く人材養成を行う。
2.本学保健科学研究科大学院生を研究プロジェクトに参加させることによって、若手研究者の養成を図る。
3.病院、施設、リハビリ機器メーカー、福祉機器メーカーや製薬会社など関連する企業の研究者を積極的に受け入れて広範な産学連携を展開するとともに、研究者養成を図る。これまでに企業との共同研究は多数行ってきており、連携は容易である。
2)高度専門職業人養成型
 保健科学研究科に所属する理学療法士・作業療法士・看護師の資格を有する大学院生においては各プロジェクト研究を通じて高度な専門知識を有する職業人として育成を図る。
 本学が設置されている高梁市を中心として地域の健康づくりのための計画策定や、その後の実践活動、評価に協力できることは多い。専門職(保健師・栄養士等)や行政関係者に研究所の利用を開放し、共同研究を進める中で地域でのリーダー的な人材の養成を図る。

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