河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

過ぎ去った研究

2009-11-03 | 研究・講演
2週間後には京都で行われるVIMS3において40分程の英語での講演を行わなくてはならない。
ここのところインフルエンザ騒ぎで自宅にこもっていたので、思いの外仕事がはかどった。
学会誌投稿論文の査読や院生の投稿論文のチェックなどもせっせと済ませた。
今週木曜日に予定されている日本整形外科基礎学術集会での発表準備も何とか目処がついてきた。
そこで、VIMS3での発表準備を開始した。

発表内容はIsokinetic CKC Exerciseに関するシミュレーションについてであるが、過去に発表した内容などを古いものから順に見返していったところ、膨大なデータが蓄えられていることが分かった。
これをつぎはぎして、最新の知見を加えれば、講演は何とかなりそうだ。

それにしても、これまで良くこれだけのことを飽きもせずやってきたものだと、我ながら感心した。
その一方で、学会発表こそORSを中心にそれなりに頑張ってきたものの、一流誌といわれるような英文誌にはほとんど投稿していない。
原因は、次から次に新しいことに取り組んできたせいで、最後の詰めの投稿が後回しになってきたからだ。

これまでに費やしてきた膨大なエネルギーを思うと、何ともむなしい気がする。

そのことに気づかされたことからすると、今回の無茶とも言える講演依頼はありがたいと受け止めるべきかと思う。
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新型インフルエンザ蔓延

2009-11-03 | Private
突如家庭内で発生した新型インフルエンザだが、早期にタミフルを服用させたのが功を奏したのか、発熱は一夜で治まり、今のところ私自身も感染の徴候は見られない。
潜伏期からすると、もし発病するならそろそろ症状が出ても良いころだ。
我が家は何とかこのピンチを乗り切ったかと思える。
子どもも明日からは問題なく登校できるはずだ。

ところが今朝になって子どもが通う学校から1週間の学級閉鎖の連絡があった。
何と昨日以降、1クラスで15人ものインフルエンザ発症があり、急遽学級閉鎖になったとのことであった。
先週から休んでいる子どもにしてみると冬休みが2ヶ月早く来たようなとんでもない長さの休みである。
補講が行われるだろうから、冬休みは本当に数日しかないのではないだろうか。
学級閉鎖が明けて、登校が始まってから本格的な流行シーズンが始まるのだが、未感染の残りの子どもに集団発生が起これば、再度学級閉鎖と言うことになるのだろうか。
これでは学校生活は崩壊である。
家族もいろいろ都合があるから、いきなり長期の休みと言われても大混乱だろう。

今回の顛末で感じたのは、年齢による新型インフルエンザのかかりやすさの違いである。
新聞でも報道されているように、小中高校では集団発生が頻繁に起こっている。
ところが、我が家のことをみても、感染者と濃厚接触しているにもかかわらず、何ともない親もいる。
やはり、成人にはなんらかの免疫があるのだろうか。
そうは言うものの、小学生に限れば、友達と遊ぶ時にべたべたとじゃれ合うので、それが集団発生の一番の原因なのではないかと思う。

私は、たまたま子どもが発熱した日の午前中に医療従事者用のワクチンを接種したのだが、ワクチンの効果は1ヶ月後くらいからということだから、発症しないのはワクチンのせいではない。

大学も今後新型インフルエンザの蔓延が心配だが、早くワクチンが供給されないかと思う。
特に、来春国家試験を受験する4年生にとっては大きな不安材料である。
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