河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

通信制大学院スクーリング

2010-08-27 | 保健科学研究科
岡山駅前キャンパスで通信制大学院スクーリングが行われた。
2年前にできた理学療法学専攻に今年からは作業療法学専攻が加わり人数も増え賑やかになった。
講義に加えて1年生は研究計画を発表し、2年生は中間発表を行った。
通信制とは言っても働きながら勉強する学生のモチベーションは高く、通学制の大学院生の発表に見劣りすることはない。
指導教員も非常に熱心に指導を行っている。

今回入学した1年生の中に、北海道から来ている人がいて、夜の懇親会でいろいろと話を聞かせてもらった。
以前から研究手法を学びたいという気持ちはあったのだが地理的に大学に通える環境でなく、諦めかけていたところに本学の通信制の話を聞き、2年ほど様子をうかがっていたのだそうだ。
今年になって病院での立場も上がり、機が熟したと考えて入学したとのことであった。
通信制というのはまさに日本全国がキャンパスなのだ。
そうは言ってもスクーリングだけは岡山に来てもらわなくてはならないので、遠方の学生は大変だ。
今回は北は北海道、南は宮崎県から学生が集まった。

これからは学部教育だけでなく大学院教育が重要になっていくと予想されるが、意外と通学制よりも通信制が主になってくるかもしれない。

大学院が重要なのは学部教育では研究的思考法が教えきれないからだ。
学部教育で教えるのは主に知識である。
それで仕事をするには困らないが、自分で何か新しいものを開拓したいという時には困ってくる。
どうやって研究したらよいか方法が分からないからである。
そうした問題意識を持った人が通信制大学院に来ているようだ。
コメント
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