河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

ネット疲れ

2013-01-22 | 大学
最近は仕事をするにも、趣味で映画を見るのもネット無しにはどうにもならない。
研究室と自宅は有線のLANでネットに常時接続の状態で、外に出るときはMacBook Airを持ち歩いている。
さらに効率を上げるためにiPadを購入したのだが、こちらは研究室に無線LANが届いていないため、現在研究室に割り当てられたIPアドレスを利用して自前の無線環境を構築すべく悪戦苦闘中である。

最近は大学院生が学位論文を書いてもメールで簡単に送ってくるし、学内のやっかいな会議資料なども学内LANで簡単に送り届けられる。
私は几帳面にそれらのデータを整理して全て管理しているが、年々そのデータ量が増大し、データのやりとりがスピードアップしている。

私が学位を取得した頃は、論文を書き上げてそれを教授に見てもらうには秘書を通じてアポイントを取り、原稿を直接持参するか郵送して見て頂くかするしかなかった。
メールなどないから電子データを送りつけるようなことはできなかったのである。
その当時ですらワープロの出現によって訂正を命じた論文がすぐ書き直されて持ってこられると教授はぼやいておられた。
その少し前までは手書きで論文を書き直していたので、修正した論文が教授の手元に返ってくるのはかなり日にちが経ってからだったのである。

今では学部学生でも気軽にメールでいろいろなものを送ってくるし、膨大なページ数の博士論文でも簡単にメールで送られてくる。
苦労して修正点を記入して送り返したら、あっというまに修正原稿が送り返されてくる。

学内の会議でも同じである。
いまやほとんどの会議がペーパーレスとなり、電子データで膨大な会議資料が送られてくる。

さすがにこういう生活を続けているといい加減ネットに繋がらない生活を送ってみたくなる。

しかし、それは仕事の放棄と同じことなので許されない。

せめて週末はネットを離れたいが、学位審査や昇進に関する会議を控えているといつ緊急の連絡が入るか分からないのでどうしてもネットから離れることができない。

いつまでこういう生活を続けるのだろうか。
コメント
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