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この本を買ったのは去年のいつだったか定かではありません。なにせ時間がかかりました。300ページを越える大著。ですが、まだ半分なんです。上巻でこのボリューム(~_~;)
著者のシモーヌ・ド・ボーヴォワール女史は、かの哲学者サルトルと事実婚をされていた方。事実婚であるので籍はいれていなかったようです。いわゆる「フェミニズム」のお方でサルトルは養女を迎えているようです。実質的には二人の養女と言うことになります。
本書は人間の『老い』について書かれているのですが、古典文学や世界の統計など資料を引用して書かれています。もちろん、サルトルの書籍からの引用もあります。私今年で51歳なんですが(えっ、51に見えない?ありがとうございます)、本書に書かれている古今東西の文献や風潮、医学的観点(いずれも当時のもの)では、もはや50代は『老い』の助走段階でバリバリ働くような年齢でも体力的でも適正から外れていて「もうすぐお払い箱」といった漢字の書かれ方をされていて、今回読了した上巻の後半になるとなおさら強く書かれていて出勤途中に、これを読んでいると電車の中で一人暗澹としてしまいます。(笑)
今、下巻を読み始めているのですが、下巻では少しだけでも希望が欲しい(笑)
この本、読まずに死ねるか!!
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