まぁ、対談形式だったせいもありますが、あっという間に読了。
辛淑玉氏の誘導もあったが、野中さんのバックボーンを知ることが出来た。
野中さん自身は京都の園部出身で自身が「」出身であることは、
野中さんが大臣や自民党の役職を歴任する前に様々なインタビューに答えるのを見て
「なんで、こんな実力(人間的な)がある人が、総理や総裁の下で働いているのか?」
と、思い始めたらマスメディアで徐々に「野中広務の出自」が話題になってきて、
間接的に世の中で「『出身者』だから、総理になれない。」という
雰囲気になってきたのを覚えている。
「反・小沢」、「反・小泉」、「反・麻生」、そしておそらく「反・安倍」の立脚点が
ハッキリしている政治家。
それはなぜか?
いずれのお歴々方も自分の実力で政治家に成っていないのである。
小沢一郎も父が政治家、小泉純一郎も家の稼業が「政治」である。
麻生太郎も「麻生財閥-吉田茂の孫」という血筋、
安倍晋三も「父が外務大臣-岸信介・佐藤栄作の孫」。
野中広務氏は、たたき上げである。
それも政治家をしつつも弱者「被差別者(差別を受けている人)」の支援を積極的に行っている。
例えば、ハンセン病(元)罹患者、在日朝鮮人、被差別民、(朝鮮・台湾籍)元日本軍人など。
もちろん、従軍慰安婦(今は差別語)もです。
日本の解消していない問題は今なお残っていることが野中氏の今後の課題らしい。
残念ながら、「精神疾患者」は入っていませんでした・・・。
まぁ、前振りが長かったですが本題に入りましょう!(いつも本題の前で終わりますが・・・)
『差別(区別)』は、いまやマスコミは「タブー」になってしまい、
「日本には『差別』は無い。」と言わんばかりだが、
さて『京都から差別・行政は無くなったか!?』と言われれば、
どっこい今も存在している。
私のブログであまり『行政』は取り上げてこなかったが、
役所へ積極的に「被差別民を採用する」これが彼らの掲げる『平等』であり、
まことに歪んだ行政であることは言うを待たない。
近畿圏では「京都・大坂・奈良・兵庫」というのは、差別が激しい地域だ。
「差別を解消するには・・・」ということの答は、団結だそうで
残念ながらこの答は、「被差別精神疾患者」には応用できないことです。
「生活困窮者」もそうですね、今や「生活困窮者は日本経済の足を引っ張る悪者」扱いである。
ちなみに、「生活保護費」は年々減らされている。
時には「夏期・冬期手当の取り消し」や「保護家賃の削減」である。
今年に入って、その当時の私の担当者が「うつせみさん、家賃の手当が4万円に下がりました。」
とのこと・・・。
私は関係なかった、なにせ3万6千円のボロアパートですからね。
困るのは、今まで4万以上の家賃の部屋に暮らしていた人です。
実質、生活費を切り詰めなきゃいけませんからね、死活問題です。(ホント)
私なんぞは「メシは喰わなくとも、出勤する為の交通費は!」と思い、
食費より回数券を優先に買っています。
そのような事は、まずメディアで取り上げないでしょう。
マスメディア自体もはや勝者のモノになっているからだ。
国会議員、首相みんな坊ちゃんだから、弱者の味方なんぞ居ませんよね。
もう・・・
一揆しかない!!
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差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)
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