中央線を走るオレンジ色の201系電車が姿を消すと云われています。
甚だ曖昧ですが私の記憶を掘り起こすと 中学か高校生の頃中央線車両は戦前
からの「小豆色」でした。 そこへ「きんぎょ色」と云われるオレンジ色の車両が登場
して90系から101系となった通勤電車は衝撃でした。
当時の急行は朝夕だけで 夕方の一番電車は三鷹発東京行の70系スカ電でした
写真はスカ電で中央線用は僅かに違いがあります。
私はこの電車のクロスシート座席に座りたくて学校帰りにはよく乗車しました。
オレンジ色電車はこの頃から徐々に増えてゆきました。 当初は時間が経つと塗
装の劣化があり変色が目立ちました。 やがて101系から103系に移るのですが
103系は山手線の黄色 (カナリヤ色)が先だったと記憶しています、その後山手線
は緑色(うぐいす色) に替わり黄色は総武線各停に転遷していき 首都圏の車両は
線名ごとに色分けされてゆきました。
長い間だ中央線はオレンジ一色となり次第に馴れしたみ左程気に留める事もなく
なりました。
ところが近年中央線は久しぶりに新性能のE233系が投入される事になりました。
昨年三鷹ー武蔵小金井間の高架工事が済み現在あるオレンジ色の201系は「さよ
うなら」となる予定と聞きました。 それを知って急に郷愁が湧いてきました。
私は生まれ育った時期や利用する頻度も圧倒的に中央線ですので「思い入れ」と
「愛着」があります。