加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

夜間配達に思う

2007-12-20 23:44:06 | Weblog

 12月ということで、親戚から宅急便が届いたり、きょうもアメリカから荷物が届いたのですが、日中不在だったので、夕方電話をしたら、夜に配達しますということでした。
  8時頃に荷物を持ってきてくれて、ありがたかったのですが、郵便局の人のこういう働き方をみて、改めて家族との時間がどんどんすくなくなっているだろうなあ・・と思ってしまいました。コンビニの24時間営業、スーパーの夜12時までの営業、郵便局・宅配は8時過ぎまで、その他、もろもろの営業時間が長くなっていると感じます。市場原理主義で、どこまでも顧客のニーズに応えようと、長時間の労働となるのでしょう。

 格差社会となり、家族の中で父親だけでなく、母親も働く人がふえました。働かなければ、こどもの教育費など生活の負担が増えている分をカバーしきれなくなっています。

 そんな時にも最近はやたら「絆」 きずな・・で、家族の絆の大合唱が聞こえてきます。だけど・・・、こんな長時間労働で、家庭でゆっくり過ごす時間が、日本の社会にきちんと確保されているのでしょうか?

 リクルートが人材派遣最王手のスタッフサービスを1700億円で買収して、業界1位になるそうです。その売り上げが、5288億円とありました。パソナグループ(2312億円の売り上げ)を大きく引き離すのだそうです。
    なんと、人材派遣業は年間4兆円の市場になったそうです!。 4兆円ですよ。

  こういう会社は、働く人からどのぐらいピンハネをしているのでしょうか?直接雇用だったら、その分は、働く人にまわるお金じゃないのでしょうか? わたしは単純だから、こういう状況が理解できないです。企業の都合でいつでも首を切れる状態のハケン社員の市場が4兆円・・・。格差社会の正体がこの辺にあると思うのですが・・。

 家族の絆をこわしているのは、雇用の不安定と、低賃金社会であって、今の自民党政権がつくりあげたものでしょう。   

 8時に配達してくれるのはありがたいですが、明日にします・・と言われても、ぜんぜんOKなんですけれどもねえ。