きょうはNPO法人いきいきFネット秋田の忘年会でした。
3月に映画「無名の人~石井筆子の生涯~」の上映会をしますが、この映画の朗読は、日本で一番有名な俳優の吉永小百合さんです。実は、私たちは、朗読のライブをお願いできないかと、大胆にも、吉永小百合さんにお手紙を差し上げていたのですが、きょうの忘年会の席上で、「残念ですが、スケジュールがつまっており・・・」とのおハガキを手にしました。
そうですよね。日本で一番有名な俳優さんは今、「母べえ」という日本のお母さんを演じていて、これからキャンペーンもあるでしょうし、超多忙なのだと思います。そんな中、お返事を書いてくださったことに心から感謝しつつ、「自筆よねえ・・」と皆で喜び合った、きょうの忘年会でした。
話は変わりますが、きょうの朝日新聞に、「女性施設 絶えぬ労使紛争」というタイトルで、男女平等が目的なのに、低賃金で不安定な雇用形態についての記事がありました。
大阪の豊中市の男女共同参画センターの館長だった三井マリ子さんが、1年契約の館長で、男女平等に反対する団体や市議らの中傷が相次ぎ、三井さんをやめさせるために館長を常勤と切り替えた事など詳しく載っていました。今、三井さんは裁判で戦っています。東京代々木の婦選会館も女性の人権を旗印とする公益法人が女性の生活や労働権を無視しているとして、解雇された人達が訴訟を起こしています。
秋田県の(財)女性会館も、雇用状況は同じようなものなのではないでしょうか。低賃金の非常勤雇用は、夫に扶養されている女性を前提としてなりたっているように思います。それこそが、女性労働の差別でなくてなんでしょう・・。
今から100年も前に、石井筆子さんという人は、男女平等の考えを持っていました。100年経って、日本はどれほど変わったでしょうか?テクノロジーは超一流でも、女性や、障害をもった人に対する人権意識はたかいのでしょうか?・・。そんな問いかけとして、また、これまであまり知られていなかった素晴らしい女性を多くの人に知ってほしいので、
来年3月6日(木)秋田市文化会館で「石井筆子の生涯」の上映会をします。
今から予定に入れておいてくださったらうれしいです。。。吉永さんはいらっしゃいませんが、宮崎信恵監督がおいでになりますよ!