野草園で、いま咲き誇るシソ科のキバナアキギリに、あのまるでハナアブのようなスズメガ科のオオスカシバさんがやって来ていた。
彼らの透明な二枚の翅を高速回転させてホバリングを繰り返して花の蜜を吸っている様子を動画で撮影し、翅の動かし方を観察してみようとしたが、手元のマイクロソフトのclipchmpでは10分の1倍までしかスピードを落とせなかったので、無理だった。
彼の飛翔能力を観察するには昆虫写真家が用いているような微速度専用の機材かソフトが必要なのだろう。
それにしてもすばらしい飛翔能力。アキギリさんやツリフネソウさんたちみたいに蜜のある場所が奥深い花にも、彼らは長い口吻を突き出してうまく蜜を吸うことができるようだ。(それでも、2センチが限界だとか)
でもこのような花に縋りつかないでホバリングしたまま蜜を吸う仲間は、花の花粉を体にに付着させないでも蜜を得ることができるようで、どうもフェアではないと感じるがいかがなものだろう。
この「ガ」と「花」の関係。まだまだ調べてみる必要がありそうだ。
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