かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

避難者

2016-07-05 20:45:25 | 日記

台風1号の接近に備え、ベランダ鉢植えの皆さんを部屋の中に避難させ、落ち葉なども片付ける。不動産屋さんが飛来防止ネットを張っておいてくれた。今度のアパートは、雨戸がなく少し心配ではあるが、このネットとがっちりしたベランダの腰壁で何とかしのげるか、風速60m。

日暮れ時、この壁に見慣れない昆虫が引っ付いていた。指で触っても逃げようとしない。カミキリムシの子どもなのだろうか。まさか、台風の間ここに避難しているというのではあるまいが、嵐を予感して訓練しているに違いない、人の計り知れない能力の持ち主たち。それにしても体長以上の長い触角、すばらしいアンテナなのだろう。羽の色といいデザインも粋である。調べておこう、まさか新種では。

がんばれ名無しの虫くん。

 

 

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台風1号

2016-07-04 20:39:37 | 日記

遅ればせながらの2016年の台風1号が発生したとの報道で、どうやら石垣島は木曜日から金曜日に進路となりそうだ。「いらっしゃい~!」じつは、大の台風好き。まだまだ、3日先だが、長年沖縄に住んでいると、気象も生き物。なんとなく、風のニュアンスや雲のデザインに家路に帰らんとマウンテンバイクを走らせば、「気配」というものを感じる。

2016年の台風が演じるドラマはどのようなものか、じっくりと観察したい。

でも、再来週の海の日や9月の富士山講は、じっとしていてもらいたいな。タイフーン様。その気配は、夕刻の雲にも、きのこ雲でもないのに、なんとも形容しがたい奔放な積乱雲。

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波の盆

2016-07-04 06:07:22 | 日記

N響の番組で尾高忠明が振る「波の盆」を聴いた。亡くなった岩城宏之さんが愛してやまなかった、これも亡くなった武満徹さんのテレビドラマのメロディー。ドラマメロディーと片付けては美しくもはかなげな逸品。幾重にも重なる波音が時や空間に広がり、やがて出帆の汽笛を合図に消えてゆく。

朝な夕な、海から湧きいずる雲と天体の運行に、この音楽をBGMで流せば、さらにこの作品の価値が上がるような。

https://youtu.be/OlMOedlchMc

 

 

 

 27日の糸月が、あさぼらけに浮かぶ。

 月の船も出帆のときを迎えた。

 

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富士山山開き

2016-07-02 10:50:56 | 日記

 

富士山山梨県側の吉田口の山開きが報道された。山頂は、快晴で約100人がご来光を歓んだようだ。100人という数字は、夏の富士山では、ほんの些細な人数だが、静岡側はまだ雪などもあって気象条件は厳しいゆえの100人なのだろう。わが、かぜねこ富士山講のご一行様は、9月半ばの山小屋営業最終日に登拝予定であるが、雪こそまだだろうが、沖縄勢の登山ゆえ、風と寒さ対策を入念にして出かける準備をしている。あれよあれよという間に10人の団体と化してしまったが、はじめてのひとが大半なので、何とか最高地点を踏ませたいし、ご来光も仰がせてあげたい。このような、上から目線な表現はしたくないのだが、言いだしっぺゆえに、ひとつ、苦手なのだが、リーダー役を買って出よう。

山は、基本単独行と決めて、他のスポーツもマラソンをはじめとする「個人競技」オンリーだが、他人が居ての自分、まったくの孤独の中の登山というのは淋し過ぎるだろう。他の登山者、山小屋や麓の宿のご主人や客、テントサイトの人声、などはなんだかうれしいし。山を歩きながらも、いつも誰かに(オイラ自身にかも)語りかけている。

でも、やっぱ山は一人がいい、9月半ばは遅い夏季休暇をとって、富士山のみんなと別れたらどこかを歩こう、どこにしようかあーでもないこーでもないと思い悩むのも、またヤマの楽しみ。

 

夜毎、南の空は晴れ渡っている。夜十時ごろ、ベランダから肉眼でも天の川が見えたので、いて座方向をとらえた。いて座は、複雑でもあり、いつものようにヤマケイポケットガイド「星座・星空」を片手に線を引く。これもささやかな楽しみ。

 

 

 

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雲の朝・星の未明・そして半夏生の朝の月

2016-07-01 10:12:46 | 日記

 

徳之島から帰って心身ともに脱力しながら、ベランダというごく狭い範囲でのみの天体ウォッチャー

https://youtu.be/VXnMSAkF-DY

これは、p900のタイムプラス動画で、6月29日の未明から日の出を撮影したもので、もう少し編集してスローダウンすれば、雲の自由自在、変幻自在が伝わると思うのだが。

そして、けさ2時ごろ寝ぼけ眼で見上げた、アンドロメダ姫とみずがめ座。星座図では、鎖で右腕をつながれたアンドロメダのなんとも漂うエロスに恍惚ともするのだが、彼女の右ひざのさきのM31は、230万光年からの光を届けてくれていると思うと、また、恍惚として眠りの世界に陥るしかないという脱力感。

 

 

 

  うお座・ペガスス・アンドロメダ姫など

 南のうお座(フォーマルハウト)・みずがめ座

さらに、眼が覚めて夜明けの

空にくっきりと棘をかざす半夏生の26夜の月。内地も梅雨明けが近いのだろうか。

 

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