言わなければよかったのに日記

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私年号

2018年02月10日 | 歴史探偵
      

 つい2か月ほど前までは知らなかった‘私年号’のことを。
 昭和、平成という元号は公的な年号です。‘私年号’というのは、朝廷(今は政府)が定めたものではない年号、勝手に?使用された年号のことです。じつは写真の「記念燈」が5基、資料館に保存されていたのです。2か月ほど前にmaekawaさんが来られて発見?されたのです。この度、「歴史玉名」という研究会雑誌にこのことが紹介されて、その雑誌を送ってもらいました。
 この記念燈には
    『征路戦二年 旧十月三日
       記念燈 施主 赤坂傳太郎 』   と書かれてあります。
 残りの4つも施主が違う人であとはほぼ一緒です。大王神社にあったのだそうです。私の想像では(旧10月3日は、大王神社の祭りの前夜・・・その時使用されたものでは)と思っています。
 征露戦2年と書かれています。‘征露’という言い方が‘私年号’です。征露2年とは1905年(明治38年)です。‘征露’は日露戦争(明治37~38年)勝利に向けての願いが込められて使用されたのだそうです。
 
 “征露”年号使用は全国的にも32例しか見つかっていません。そのうち5例が資料館保管の記念燈です。貴重なるものです、展示方法も工夫しなければと思っています。これまた貴重なる文化財です。
 あの“正露丸”も、もとは‘征露丸’です。

 オリンピック。アイスホッケーを見ました。パックが小さいのとスピード感があるので見づらいのが欠点なようです。冬のオリンピックは見にいくには寒すぎますね。

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