■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-5 受注に淡泊な経営コンサルタント
経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。
何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。
経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。
■7-5 受注に淡泊な経営コンサルタント
「信頼できる経営コンサルタント」については、経営コンサルタント志望者向けのサイトにも既述してあります。そちらも合わせてご覧ください。
経営コンサルタントへの道
http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm
経営コンサルタントも、人間ですので、自分自身の生活がかかっています。
実力や実績のない経営コンサルタントは、企業との契約を取ることに必死になっています。そのために、商工会議所や各種の経済団体を廻って、講師の仕事を取ることに必死です。
すなわち、それらで講師をしているコンサルタントが、素晴らしいコンサルタントとは限りません。
一方、実力のある経営コンサルタントは、口コミでクライアント・顧問先が次々と生まれてきます。
企業経営者の中には、経営コンサルタントの使い方をきちんと理解せず、経営コンサルタントが自分の思うように動いてあたり前と考えている人がいます。
経営者は、経営コンサルタントに依頼するときに、事前に面談して、その先生が自社に適しているかどうか、適切に判断しなければなりません。
経営者は、経営コンサルタントを値踏みしているつもりですが、経営コンサルタントは、その経営者を見たり、企業を見たりして、すでに診断を始めているのです。
プロ経営コンサルタントは、コンサルタントを使いこなせない企業と見ると契約を断ることがあります。
仕事の選り好みをしているのではなく、コンサルティングをしても結果を出せない企業で時間を浪費するよりも、経営コンサルタントを必要としている企業が多数ありますので、そちらで仕事をしたいと考えるからです。
しかし、なによりも、企業さんにムダ
な投資をさせない配慮でもあるのです。
得てして、多くの経営者が、人を判断する目が弱くて、経営コンサルタントの実力を見抜けないのです。
経営コンサルタントは、プロです。プロの力は、たくさんの著書を書いているとか、学歴だけでは判断できません。
一方で、コンサルタントも受注を採りたいがために、大風呂敷を広げる人もいます。
経営者は、ふろしきを拡げているのか、真の実力が滲み出ているのか、より良い判定を下せなければならないのです。
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