誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

シユウカイドウ

2017-10-09 07:51:01 | 誕生日の花ケイスケ日記

秋海棠;断腸花(シュウカイドウ科)花言葉は、片思い;繊細。中国南部原産。高さ60㎝ほどになり、9月頃淡紅色の花がうつむくように咲く。雌雄別の単性花を同株につけるが、雄花のほうが多い。春に咲く「海掌」は草ではなく木であり、名前は似ているが、まったく関連はない。「海」は海外から渡来した植物であるという意味である。芭蕉にも詠まれているように、古くから日本で親しまれていた花である。「秋海棠西瓜の色に咲きにけり 芭 蕉」「手拭に紅のつきてや秋海棠 ̪支考」「如意輪には秋海棠をたてまつれ 越 人」「臥して見る秋海棠の木末かな 正岡子規」「花のなき秋海棠は唯青し 高浜虚子」「刈り伏せて節々高し秋海棠 原 石鼎」「花ふして柄に朝日さす秋海棠 渡辺水巴」「やめる手の爪美しや秋海棠 杉田久女」「断腸花妻の死ははや遠きこと 石原八束」「役立たぬ夫許せよ断腸花 沢木欣一」「秋海棠阿波の内侍の昔あり 清崎敏郎」「秋海棠誰もが母を亡くしゆく 岡崎光魚」「断腸花いい服を着て別れよう 星野石雀」「秋海棠冷えたる影を砂のうへ 高田正子」。(西方の霧があかるむ秋海棠 ケイスケ)


サラシナショウマ

2017-10-08 05:56:43 | 誕生日の花ケイスケ日記

サラシマショウマ(キンポウゲ科)花言葉は、雰囲気のよい人。日当たりのよい山野や路傍などに自生する。茎の高さ50㎝ほど、根元から長い柄のある掌状の葉が出ている。4,5月頃、茎は枝分かれして、えだごとの先端に黄色の五弁花を一ずつつつける。いかにも明るく、春の楽しさを感じさせるはなである。ただし有毒な植物で、茎からでる液にさわると炎症を起こすこともある。なお、葉の形から、ウマのノアシガタともよばれる。漢名の毛(もうこん)の字をあてる。この花を詠んだ句は見当たらない。


コスモス

2017-10-07 07:25:43 | 誕生日の花ケイスケ日記

コスモス;秋桜;おおはるしゃぎく。キク科の1年草。花言葉は、調和;乙女の真心。メキシコ原産で、コロンブスのアメリカ大陸は発見後ヨーロッパに入り、品種改良去れた。日本にへは明治時代に渡来した。栽培も容易で路傍、河原、空地などにもむれて咲く。細い茎の先端に、白、淡紅、深緑色などのかろやかな花をつけ風に揺れる。あまり湿った情緒はなく可憐で、明治末期には多くの文学誌中に登場するなど、代表的な秋の草花となって広くしたしまれている。「こすもすの花あそびをる虚空かな 高浜虚子」「コスモスを離れ̪し蝶に谿深し 水原秋櫻子」「コスモスくらし雲の中ゆく月の耽 杉田久女」「コスモスの白き空にてうちそよぎ 山口青邨」「コスモスの影をとめず風吹けり 石原舟月」「コスモスの倒れたおれし花の数 高野素十」。今朝わ久し振りに雨であつたが、午前8時には止む。乙女心の親しさよ ケイスケ)


浜菊

2017-10-06 21:13:39 | 誕生日の花ケイスケ日記

浜菊(キク科)花言葉は、友愛。日本原産のキク科の多年草。茎が木化して越冬する。青森県から茨城県にかけて太平洋沿岸の断崖、砂浜に生える。Im。葉はへら形で肉質。光沢がある。中央に黄色い管状花が集まり、その周りを白い舌状花が囲む。直径は6㎝ほど。観賞用にも栽培される。「浜菊に海囁は古き語り草 富安風生」「浜菊やこれより海の荒れがちに 八牧美喜子」「浜菊や流人小屋めく鴨取り小屋 島崎専城」「浜菊や親潮崖に句だけ散る 四条好雄」。(浜菊の今朝の空には小雨降る ケイスケ)


葉鶏頭

2017-10-06 07:01:31 | 誕生日の花ケイスケ日記

葉鶏頭;雁来紅、ヒユ科の一年草。花言葉は、不老不死。熱帯アジア原産で、古くから葉の美しさを観賞するものとして庭先などに栽培されてきた。葉液に淡」「緑色や淡紅色の小さい花が固まり咲くが目立たない。直立する茎は1~1.5メートルに達師、細長い楕円形で先端がとがった葉は、8月以降、紫紅色、鮮紅色、橙色、黄色などに鮮やかに色づく。雁が渡って来る頃に葉が美しく染まることから雁来紅の名が生まれたといわれる。「まだ夏の心ならひや葉鶏頭 嵐 雪」「岡崎は祭りも過ぎぬ葉鶏頭 ̪史 邦」「かくれ住む門に目立つや葉鶏頭 永井荷風」「葉鶏頭のいただき躍る驟雨かな 杉田久女」「きのうふけふかまつかの丹もさdさまりぬ 加藤楸邨」「かまかつに思ひつづけて意志となる 岡本 眸」「くらなゐに暗さありけり葉鶏頭 広瀬直人」「葉鶏頭咲かす三鬼の下宿跡 赤尾恵以」「縦長の国の夕空葉鶏頭 桑原三郎」「巻尺のもどり強しよ葉鶏頭 中西夕紀}「なみなみと盥に水や葉鶏頭 山西雅子」「かまかつや老いの遊びの太極拳 今村博子」「燻る香は日暮れの匂ひ葉鶏頭 古川美智子」「葉鶏頭途方に暮れしまま紅く 柿並その子」。(雨雲近く曇り空葉鶏頭に水をさす ケイスケ)


イタドリ

2017-10-05 07:33:00 | 誕生日の花ケイスケ日記

イタドリ;虎杖(タデ科;タデ属の多年草)。花言葉は、回復。日本全国にの日当たりのよい山野に自生する。春先に姿を現すえんじ色のタケノコのような太い芽茎は皮をむいて食用になる。虎杖が春の季語として立られているのは、山菜として食用とになるからである。雌雄異株で、7月~10月頃に花をつけるが、雄花は白くて雄しべが長く、雌花はうすみどりで雌しべは花より短い。古歌に詠まれた「さいたづま」は古名、「みやまいたどり」は高山のものをいふ。「虎杖や至来過ぎて餅につく 一茶」「虎杖やはらりやはらりと旅の雨 草 織」「苅籠やわけて虎杖いおさぎよし 飯田蛇忽」「いたどりや着て信濃の日が暮るる 及川 貞」「いずこにもいたどりの紅木曽に泊つ 橋本多佳子」「幼な日の酸味かなしき虎杖よ 中村苑子」「にはとりの血は虎杖に飛びしまま 中原道夫」「虎杖を浸す半官湯治の湯 三輪正子」「虎杖を折ればすぽんと冥土かな小倉斑女」「虎杖を折る音山に聴かれけり 曽我部介以」「明時の海を枕のさいたづま 岡田美佐枝」。(タデ属の虎杖食べて健康美 ケイスケ)。

 


吾亦紅

2017-10-04 15:15:41 | 誕生日の花ケイスケ日記

吾亦紅;日当たりのよい草原に生えるバラ科の多年草。高さ30~100㎝。羽状複葉で長い葉柄がある。8~10月頃、細長い茎の先に暗紅紫色の団子のような花をつけるが、花弁はなく萼片が密集して穂状となったもの。寂しげな風情は詩心を誘う花名とともに愛されてきた。「哀れにやさし吾亦紅 信 徳」「しゃんとして千種の中や吾亦紅 路 通」「吾も亦紅なりとひそやかに 高浜虚子」「浅間越す人より高し吾亦紅 前田晋羅」「山裾のありなしの日や吾亦紅 飯田蛇忽」「折りとつて珠のゆれあふ吾亦紅 高橋淡路女」「吾亦紅つくりぼくろのかの人の 山口青邨」「吾亦紅折らましものを霧こばむ 阿波野青畝」「吾亦紅そうなる時過ぎて立つ 山口誓子」「霧の中おのが身細き吾亦紅 橋本多佳子」「朱の帯生涯似合へ吾亦紅 殿村莬絲子」「一病に仕ふ余生や吾亦紅 角川源義」「天女より人女がよけれ吾亦紅 森澄雄」「どこ歩いても足もとの吾亦紅 高木晴子」「吾亦紅死後も身近に母居給ふ 中村契子」「ついてくる人はと見れば吾亦紅 波多野爽波」「吾亦紅老いて焦茶を着こなせる 後藤比奈夫」「生まれたるままの身がよし吾亦紅 福田甲子雄」「吾亦紅母をあやしに帰り来し 原 裕」「山がそのうしろにいつも吾亦紅 不破 博」「吾亦紅霧の奥にて陽が育つ 宮坂静雄」「はじめから乾燥花なりし吾亦紅 金箱才止夫」「馬上より折る吾亦紅夕花野 茂 恵一郎」「吾亦紅には野の風スタッカ―ト 水田むつみ」「神小さきものに宿れば吾亦紅 岩岡中正」「湯治場の露地の浅さよ吾亦紅 高井北社」「妻と子と来て野辺山の吾亦紅 大屋達治」「目につきし時が盛りや吾亦紅 下田水心子」「情けふかきゆゑにうとまれ吾亦紅 山中英子」「尾瀬村の渡り板濡れ吾亦紅 柳沢みはら」。