川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

室戸高校の選手たちはすごい

2007-03-29 07:06:45 | ふるさと 土佐・室戸
妻と義母とで25日の室戸高校の試合の応援に行きました。
開始直前にアルプス席に到着したのですが満杯で、やっとの事で座ることができました。
あちこちから駆けつけてきた知友と会えるかと思っていたのですがそれどころではありません。

森沢投手の力投と相次ぐ好守に室戸の子どもたちは凄いと思い始め、7回の2点先取で勝利を確信しました。
僕は大敗を覚悟して、だからこそ、応援に行ったのですが見ると聞くでは大違い。
室戸の選手のほうがあがる気配もなく、堂々と、そして、のびのびとプレーしているのです。
室戸をはじめあちこちから駆けつけた応援の人々の声も弾んで選手たちと交感しているようです。
ぼくも前後左右の人と好守好打のたびに手をたたき合って喜びを分かち合いました。

僕は室戸で生まれ育ちましたが室戸高校の卒業生ではありません。
母校は土佐高校といって甲子園にでたことも何回かあり、選抜で準優勝したこともあります。
しかし、この日の喜びは野球観戦のそれとしては、比べることのできない生涯最高のものでした。
この漁師町で生まれ、育ててもらったおんちゃんやおばさん、来る日も来る日も一緒に遊んでもらった友達、これらの人々と共にあること自体が嬉しかったのだと思われます。
このような場を創ってくれたこどもたちになんとお礼を言ったらよいのかと思います。
今は室戸を離れ、松山や大阪で生活している親戚のひとびと、そして、僕の妻や妻の母、みんなを結びつけてくれたのも室戸高校の甲子園です。

妻の母は88になる「江戸っ子」です。まるで自分の故郷の学校であるかのように応援していました。
次の試合に行くのならまた連れて行ってといっています。
野球の試合を見るのははじめてだという人のせりふです。今日は宇部商業との2回戦です。
室戸の子どもたちが1回戦と同様、全力を出しきって活躍するように祈ります。