川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

それでも 民主党主体の政権を支持する

2010-05-31 20:53:41 | 政治・社会
【川越だより】のアクセス・ランキング

過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.05.30(日) 622 PV 193 IP 5137 位 / 1417547ブログ
2010.05.29(土) 629 PV 202 IP 4723 位 / 1417064ブログ
2010.05.28(金) 736 PV 215 IP 4341 位 / 1416600ブログ
2010.05.27(木) 679 PV 204 IP 4866 位 / 1416161ブログ
2010.05.26(水) 866 PV 254 IP 4013 位 / 1415683ブログ
2010.05.25(火) 749 PV 225 IP 4502 位 / 1415225ブログ
2010.05.24(月) 758 PV 258 IP 3736 位 / 1414761ブログ

過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.05.23 ~ 2010.05.29 5050 PV 1608 IP 4272 位 / 1417064ブログ
2010.05.16 ~ 2010.05.22 5839 PV 1616 IP 4209 位 / 1413703ブログ
2010.05.09 ~ 2010.05.15 5786 PV 1494 IP 4721 位 / 1410225ブログ

トータルアクセス数

トータル閲覧数(PV) 303471 PV
トータル訪問者数(IP) 98379 IP


 今日で5月が終わりです。沖縄の基地問題に関わる日米共同声明や政府方針の決定で鳩山内閣は窮地に立たされています。

 それはそれで当然のことですが、それでも僕は民主党を中心とした政権が今しばらくは続くことを望みます。

 無駄なダムの建設中止という一点をとっただけでも政権交代の意味は大きく今しばらくの時間をかけて実現させなければなりません。たとえば、八ッ場ダム。

 霞ヶ関と自民党の旧勢力の牙城、検察と司法のやりたい放題を追求し、責任をとらせることは特に重要です。またこれらと一体になったマスコミの特権剥奪。

 民主党にどこまでやる気があるのか、疑問も感じますが、後押しして何とかしなければ、旧勢力がますますのさばってくるでしょう。

 これだけの食言をしたのですから鳩山さんは辞めるほかはありません。民主党は態勢を一新して再挑戦をすべきです。


 沖縄の基地問題・安全保障問題については高野 孟(たかの・はじめ)さんの論説が参考になります。

 朝鮮半島危機を甘く見ているような気がしますが事柄のとらえ方に大筋で同意します。


 「高野論説」普天間問題が「元に戻った」というのは本当か? ── これから始まる本質的な議論
 http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/05/post_578.html

「松之山の四季」

2010-05-30 10:27:25 | 出会いの旅
 肌寒い日曜日の朝です。玄関脇のバイカウツギが白い花を沢山つけました。

 バイカウツギhttp://yasashi.info/ha_00026.htm

今日も曇り空でいささか気が滅入りますが花を見ると精気が励まされるのか気分がよくなります。


 夕べふとしたことで「松之山の四季」というブログに出会いました。

 見て飽きない美しい風景の連続です。

 1971年に一歳になった娘を連れて松之山温泉の白川館に泊まリました。飯山線の津南で下りてタクシーの運転手に「やすくてイイ宿」といったらここへ連れて行ってくれたのです。どうしてこの辺りに行きたくなったのか?それは忘れてしまいました。

 あの時から折に触れて訪ねてきたところです。春、夏、秋…。でも冬は近づけません。

 その冬の風景がふんだんに紹介されています。

 よかったら皆さんしばらくつきあってみてください。

 昨年夏にはカツヨシさんを誘っていきました。しばらくお会いしていませんが元気に過ごしておられますか。三省小学校の廃校あとが宿泊施設になったそうです。またいつか、出かけてみませんか。

 松之山の四季http://matsunoyam.exblog.jp/i33

さいたま文学館 前田夕暮 

2010-05-29 11:59:16 | 川越・近郊
 5月28日(金)晴れ

 宿題になっていた「さいたま文学館」を訪ねることにする。9時過ぎに家を出て入間大橋・開平橋を渡り、北上尾付近を通って11時過ぎに着く。

 桶川駅西口公園に建つ文学館。http://www.saitama-bungakukan.org/ 

 桶川市民ホールと併設されているせいか、全面ガラス張りの建物は豪華すぎて、ぼくの「文学館」のイメージとは違った。

 展示室は地下一階にあり、埼玉県に関わりのある文人たちが沢山紹介されている。僕には文学趣味はないので通り過ぎただけ。

 お目当ての「森は海の恋人」展は一番奥まったところにある企画展室でやっていた。

 家業との関わりで一時期秩父に住んだ前田夕暮という歌人の紹介がメインのようだ。

 この人と「森は海の恋人」との関わりは前に書いた。

  川越だより「森は海の恋人」http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/5a433a22a607bf8f15ea3f70a9e7a5e1


 僕は若山牧水の歌が好きで宮崎・東郷町の生家跡も沼津(静岡県)の終焉の地も訪ねたことがある。牧水や白秋と親交があったという前田夕暮という歌人には縁がなかった。

 この機会にどんな歌を詠んだ人か知りたいとは思うが、ここではそんな気にはならなかった。

 うちに帰ってから秩父時代の紹介記事を読んだ。

 前田夕暮「奥秩父の原生林に憧れて」http://green.ap.teacup.com/sailitera/15.html 

 昔、時々遊びに行った両神やいまは車で行ける大滝の山奥にその人の生活の場があったという。学校までつくったというではないか。

 近々連れて行ってもらおうと思う。

 日米共同声明が発表され、基地問題に関わる政府の見解も示された。これに伴い福島社民党党首が閣僚を罷免された。

 辺野古に新しい海兵隊の基地をつくるというが本当に出来ると思っている人がいるのだろうか。

 沖縄県民を愚弄する猿芝居である。責任は鳩山民主党にあるが、沖縄差別の上にあぐらをかいてのうのうとしてきた私たちに笑う資格はない。

 



沖縄のシンポジウムに学ぶ

2010-05-28 07:30:09 | 政治・社会
 5月27日(木)晴れ

 青空が広がってきたので川越公園の遊歩道を歩きました。葉が一枚もなかったクヌギが濃い緑で覆われています。桑の実はもうかなり大きくなりました。毎年のことながら植物の生命力に圧倒される思いです。

 川越温泉に向かう途中に尚美学園大学があったので寄ってみました。守衛さんに聞くと食堂だけは市民にも開放しているそうです。開学して10年と日が浅いので図書館などの利用は卒業生だけに限られているとか。

 尚美学園大学http://www.shobi-u.ac.jp/about/history/

 市街のはずれの田園地帯につくられた大学です。坂戸の城西大学には遙かに及びませんが広々とした公園のようなキャンパスです。ちょうど昼時であちこちに学生たちのファッショナブルな姿が見えます。

 うちからは最も近い大学です。教室に座ってどんな学びがされているか覗いてみたい気がします。

 東洋大(工) 東京国際大 東邦音楽大 そして尚美学園大。市内にある大学です。調べれば市民に開かれた講義もあるかもしれませんね。


 温泉でゆっくりしたあと夕寝。

 夜はパソコンで「沖縄タイムス」主催のシンポジウム「なぜ沖縄か?~日米同盟を問う」を視聴しました。

  http://www.the-journal.jp/contents/info/2010/05/live_video.html

 森本敏・拓大教授の海兵隊に関わる発言が印象的です。

 アメリカの戦略上から見ても海兵隊が沖縄にいなければならない理由はない。「日本」にあればいい。岐阜などにあった時代もある。沖縄に固定されてきたのは日本国内の政治的理由による。

 防衛大・自衛隊OBで日本政府の軍事戦略に関わりの深かった人の発言です。抑止力を維持するために海兵隊は沖縄に居なければならないという鳩山首相の認識は理解できないとも発言していました。

 僕は軍事戦略について特に疎いので意見を言うことが出来ませんが森本教授の発言は心にとめておきたいと思います。

 28日に発表されるという政府の方針や日米共同声明は砂上の楼閣です。沖縄県民の意志を無視して事を進めることはもはや不可能です。

 夜になっていい勉強をしました。沖縄でのシンポジウムです。森本さんが丁寧に発言していることが印象に残りました。学者は斯くあるべきです。こういう冷静かつ熱心な議論を日本中で行うときです。

 





「木炭車を走らせる」町

2010-05-27 06:34:48 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)
 高知県東洋町の自然休養村が100円の風呂の営業を始めたという。沢山町長はただにしようとしたが反対があり600円にした。地元で通用する500円也の商品券が付くので実質100円というわけだ。

 100円にした町長の理由説明はなかなか面白いが「灯油やガスを使わず、山や浜に捨ててある薪で焚く銭湯を復活させる」というもくろみが僕には大いに興味がある。

 沢山さんのことだから暇を見つけては山や浜に捨ててある薪を自ら率先して拾い集めていることだろう。

 原発ゴミの処分場になることに反対して町長になった人である。考えること、することに一貫性があるなあと僕は感心する。町民や町を訪れる人々を思う気持ちも優しい。
 

 東洋町長日誌・薪焚き温浴施設http://sawayama.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-f843.html

 その沢山さんが木炭自動車を走らせようと本気で考えているようだ。

 発想は薪焚き温浴施設の延長線上だろう。

 ガソリンを燃やさないで廃材を利用して木炭車を走らせる。

 こどもの頃、僕の家は坂の上にあった。木炭車が動けなくなって人々が車を押す風景が日々見られた。あんな風景が60年経って高知県東部の町に復活するのだろうか。

  東洋町長日誌・木炭車http://sawayama.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-c66d.html

 「大事なことは、十年前、二十年前の昔の生活をとりもどすことだ。いや原始時代に近づけば近づくほどいいのである。ライフスタイルを根本的に変えることなしには、今進行中の地球温暖化を止めることは出来ない。出来ることからはじめよう。」

 世にあまたの首長がいるがこのようにはっきりと言い切って、実践している人は聞かない。

 沢山さんの言われる通りである。

 政府は「特別独創的な事業に対する補助金」1000万円を東洋町に支出すべきである。

 日本中の山の間伐を促進すること、至る所に放置されている間伐材を生かすことにもつながる。


 


忍(おし)城址

2010-05-26 15:15:01 | 川越・近郊
【川越だより】のアクセス・ランキング

過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.05.25(火) 749 PV 225 IP 4502 位 / 1415225ブログ
2010.05.24(月) 758 PV 258 IP 3736 位 / 1414761ブログ
2010.05.23(日) 633 PV 250 IP 3791 位 / 1414192ブログ
2010.05.22(土) 689 PV 206 IP 4677 位 / 1413703ブログ
2010.05.21(金) 587 PV 199 IP 5173 位 / 1413297ブログ
2010.05.20(木) 911 PV 261 IP 3474 位 / 1412832ブログ
2010.05.19(水) 922 PV 240 IP 4053 位 / 1412360ブログ

過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.05.16 ~ 2010.05.22 5839 PV 1616 IP 4209 位 / 1413703ブログ
2010.05.09 ~ 2010.05.15 5786 PV 1494 IP 4721 位 / 1410225ブログ
2010.05.02 ~ 2010.05.08 7338 PV 2384 IP 2279 位 / 1406838ブログ

トータルアクセス数

トータル閲覧数(PV) 299939 PV
トータル訪問者数(IP) 97311 IP

 5月25日(火)晴れ

 やっと晴れたので先日(2日)ゆっくり見学できなかった行田(ぎょうだ)市の忍(おし)城址に連れて行ってもらいました。

 忍城址http://www.go2park.net/photo/suijo_oshijo.html

 よく整備された城跡といった感じですが1988年に市立博物館・御三階櫓が出来るまでは野球場だったといいます。その名も「本丸野球場」。

 維新後に取り壊され、一部は公園になっていたものが戦後野球場になったようです。この間の経緯はこの方のブログに詳しく紹介されています。

 忍城と城下町行田 http://www7a.biglobe.ne.jp/~inamaru/chapter-19/gyouda.html

 城址を一回りしたあと博物館を見学しました。博物館の一部である御三階櫓にも登ってみました。

 利根川と荒川に近い沼地で島が点在する地形だったところに、沼を埋め立てず島に橋を渡す形で城を築いたそうです。古地図を見ても堀が幾重にも巡らされその幅が異常に広いのがわかります。「忍の浮城」が実感できます。

 そのほとんどが埋め立てられましたがやや離れたところにつくられた水城公園はその堀跡の一部だと言います。

 それにしても野球場などとなってなっていた城跡をよくもここまでよみがえらせたものです。人口八万くらいの自治体が20数年前にやったことです。

 さきたま古墳から金錯銘鉄剣が発見され(68年)、国宝に指定された(83年)たことが博物館建設の推進力になったと先のブログには書かれています。

 川越市民は行田市の取り組みにしっかり学ぶべきです。

 今の川越城址はあまりにも無惨です。

 川越高校などを郊外に移転させ、城址を文字通り「初雁公園」として整備するのです。それをやって初めて修復中の「本丸御殿」も生きてくると思います。

 年間600万人もの人が川越を訪ねてくれていると言います。今がチャンスです。

 

 

 

韓国大統領の談話に驚く

2010-05-25 07:18:58 | 韓国・北朝鮮
5月24日(月)雨

 午前中に韓国の李明博大統領の天安艦爆沈に関わる演説がありました。『統一日報』のHPに日本語訳が出ています。読んでびっくり。

 「私たちは天安艦事態を通じて、今一度痛恨な教訓を得ました。
  世界で一番好戦的な集団と対峙しているという現実を忘れていました。
  わが軍にも過ちがあったことを認めざるをえません。」


  李明博大統領 対国民談話全文 http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=54339&thread=01

 
 僕は韓国のことをほとんど何も知りません。今回の事態についても何が真相なのか、十分に探求したわけではありません。しかし、合同調査団の発表はたぶん真実に近いだろうと推測しています。「北」やそれに追随する勢力の言い分に正しいことは一度もなかったからです。朝鮮戦争(1950年)、アウン・サン廟爆破事件(83年)、大韓航空機爆破事件(87年)…。

 僕がびっくりしたのは韓国の大統領が

 「世界で一番好戦的な集団と対峙しているという現実を忘れていました。」

と述べたことです。

 
 日本に住むいち老人にすぎない僕のようなものでも北朝鮮の独裁者たちの圧政と民衆の苦難はただごとではなくどうしたらよいかと思い悩む日々があります。

 北朝鮮のミサイルや核の脅威にどう対処すべきかと多くの日本人が頭を悩ましています。

北朝鮮の独裁政権とどう対峙するかは今や東アジアに生きる私たちの最大の課題なのです。

 
 金大中・盧武鉉と親北政権が続き、韓国にノーテンキな空気が蔓延していたことは事実です。日本でも選挙によって民団執行部が親北勢力に占拠されるという時期もありました。

 しかし、今、新しい大統領からこんな言葉を聞くとは…。

 この国(韓国)はよほどの危機にあると言わなければなりません。北の民衆の苦難もそれと裏表の核武装・軍国主義も人々の意識から忘れ去られているのでしょうか。

 そういえば鳩山さんからにわかに「朝鮮半島情勢」や日米安保による抑止力の重要性が語られるようになりました。海兵隊の基地は沖縄になければならないとも言い始めました。

 勉強の結果だそうです。鳩山さんも

 「世界で一番好戦的な集団と対峙しているという現実を忘れていました。」といっているかのようです。

 今回のことでこんなノーテンキな大統領や首相の下で生きているのだということをあらためて思い知らされました。

 ならばどうしたらいいのか?それを私たちはいっそうしっかり考えなければなりません。

 普天間基地は一刻も早く閉鎖しなければなりません。その代わりを沖縄に押しつけることはもはや出来ません。これは最低限押さえておかねばならないことです。
 








 












日本相撲協会を解散させよ

2010-05-24 07:23:48 | 政治・社会
5月23日(日)雨

 キンモクセイの葉が落ち続けています。アスファルトの道は公道ですからなるべく掃き清めるようにしています。それ以外は家に閉じこもった一日です。

 大相撲夏場所の千秋楽です。

 魁皇が琴欧州の右上手を取り入門以来の勝ち星を1000にのばしました。千代の富士の記録にあと45勝だと言います。得意の型になればかなうものは居ないのですから、まだまだやれます。

 白鵬が全勝で優勝、連勝記録も32となりました。大横綱の風格も出てきました。双葉山の連勝記録に迫ってくれることを期待しています。

 僕は小さいときからの大相撲ファンですがTVで見るのは結びの5番くらいです。NHKの放送にも緊張感がなくマンネリそのものです。

 日本の社会から相撲の土壌が潰えてしまったことが根本的な問題だと思います。相撲関係者にそれをなんとかしようという気迫はどこにもなく行き当たりばったりの興業が続いているのです。

 興業の主体の相撲協会に根本問題があります。時津風親方によるリンチ殺人という壊滅的な事件があったにもかかわらず、協会の体質には何の変化もありません。

 僕が理解できないのは協会理事の選出に関わる談合、村八分が公然と行われ、社会がそれを黙認していることです。

 立浪親方・破門http://www.sanspo.com/sports/news/100420/spf1004200503000-n1.htm

 公益性があるとして認められた財団法人の理事の選挙です。白昼公然と行われている談合、村八分を監督官庁である文部科学省が知らん顔をしていていいのでしょうか。このような協会の体質がリンチ殺人事件を生んだのではありませんか。

 こんな閉鎖的で陰湿な世界に誰が喜んで飛び込んでいくでしょうか。事情を知らない外国の若者をターゲットにするしかないのです。

 文部科学大臣は日本相撲協会の理事選挙に関わる談合、村八分を調査し、協会が非を認めなければ財団法人の認可を取り消すべきです。

 旧態依然の特権にしがみついている親方たちを擁護しているのはNHKです。悪事を暴く放送もせず、協会に莫大な放送権料を払い続けています。

 協会の体質が変わるまで放送から手を引くべきです。

白鵬や魁皇の活躍を喜び、相撲に親しみを感じる一人のファンとして切実に思うことです。

善光寺 きいちごの旅④

2010-05-23 01:37:14 | 中国残留日本人孤児

きいちごの旅から帰ってきてちょうど一週間が経ちました。参加された方々からの感想文も届き始めました。中国語の作品です。加藤さん(文京OG)に送って翻訳をしてもらいます。

 旅の最終日の記録です。


 5月16日(日)快晴

 こんな日もあるのかと思うほどの青空。朝早くから起きて散歩する人、山菜を採る人、太極拳をやる人…。

 9時、城戸夫妻と別れて「浅間白根火山ルート」で志賀高原へ。標高が上がるにつれ季節が逆戻り。峠付近では雪の壁が残っている。

 横手山ドライブインで休む。スキーを楽しむ人々が見える。遠くのアルプスがまぶしいほどに輝く。

 アルプスを背景に写真を撮りあう。


 横手山から見た日本アルプスhttp://www.google.co.jp/imglanding?q=%E6%A8%AA%E6%89%8B%E5%B1%B1&imgurl=http://www.geocities.jp/tokumura4820/IMG_25334.jpg&imgrefurl=http://www.geocities.jp/tokumura4820/newfile86.html&h=471&w=707&sz=167&tbnid=gYJPtkRQsW46CM:&tbnh=93&tbnw=140&prev=/images%3Fq%3D%25E6%25A8%25AA%25E6%2589%258B%25E5%25B1%25B1&hl=ja&usg=__biZJjPzX4Unl5_MRpWtE7iW4voI=&ei=ElHzS4jtJI3i7AOSsoWMDA&sa=X&oi=image_result&resnum=7&ct=image&ved=0CCAQ9QEwBg&start=0#tbnid=v9FTAkS0SNHhtM&start=13

 下り道では山桜が美しい。湯田中で山道と別れたあとはどこまでも続くリンゴの花の中を善光寺へ。

 昼頃、到着。徳行坊(とくぎょうぼう)の小林執事が案内してくれる。本堂前でいったん解散してそれぞれに昼食とする。私たちは仁王門近くの喜多平でそばにありつく。

 門前そばの会http://www.monzen-sobanokai.jp/top.html

 午後の部は「お数珠頂戴」から始まった。

 http://www.daihongan.or.jp/shounin_ojyuzu.html

 本堂で読経と祈祷の様子を見学したあと、いよいよ「お戒壇巡り」。

 瑠璃檀下の真っ暗な回廊をめぐり、ご本尊の下にかかる極楽の錠前に触れて、ご本尊と結縁を果たすための道場であるという。

 日曜日とて参詣者が多く、大盛況。

 結縁を果たすことが出来たのか、どの人の顔も明るい。

 最後にバスに乗って雲上殿へ。市街を展望する丘の上に開拓団の慰霊碑や拓魂碑が並ぶ。

昨日、群馬県の犠牲者の碑の前でしたと同じようにささやかな慰霊の行事をした。

 信濃郷開拓団の集団自決の場にいたMさん(当時8歳)が今回は参加できなかったので代わりにMさんの奥さんに最前列に立ってもらって全員で黙祷した。


 僕は言うに言葉なくただただ「中国人に助けられた孤児とその家族を見守ってください」とお願いした。

 別れに当たって小林さんが若麻績住職のメッセージを伝えてくれた。

 私たちを生かしてくれている目に見えないものへの感謝のこころを忘れるな。木で言えば根っこ。祖先たちが歩んだ歴史、などなど。

 高速道路に乗ったのは5時過ぎ、参加者、一人一人の旅の感想に耳を傾けた。

 日暮里到着は8時半。
 

 参考・善光寺http://zenkozi.com/about/principal.html


鴻巣のポピー

2010-05-22 06:55:07 | 川越・近郊
 5月21日(金)晴れ

 久しぶりに晴れ上がり、気温も高いので荒川自転車道を走って鴻巣のポピーを見に行きました。

 御成橋の下流部の河川敷に見事な花畑が広がっています。


 ポピー畑http://cobaton.at.webry.info/200805/article_12.html 

 写真を撮っている人に勧められてファインダーを覗いてみると一つ一つの花に表情があり、面白いものだと感じました。

 ポピーww.google.co.jp/imglanding?q=%E3%83%9D%E3%83%94%E3%83%BC&imgurl=http://blog-imgs-23-origin.fc2.com/s/m/o/smomo/DSC03519s.jpg&imgrefurl=http://smomo.blog10.fc2.com/blog-entry-34.html&usg=__uB_9i5EOG-ehsVL2gVJzP10WkHk=&h=450&w=600&sz=107&hl=ja&um=1&itbs=1&tbnid=sCkiSWpZO2fCXM:&tbnh=101&tbnw=135&prev=/images%3Fq%3D%25E3%2583%259D%25E3%2583%2594%25E3%2583%25BC%26um%3D1%26hl%3Dja%26sa%3DX%26rlz%3D1T4TSJB_jaJP347JP347%26tbs%3Disch:1&um=1&sa=X&rlz=1T4TSJB_jaJP347JP347&tbs=isch:1&start=11#tbnid=8q7zZ7xse-http://wrHTM&start=27しょうがん寺

 中山道の旧鴻巣宿を通ってみました。街中に大きな寺院があります。

  願勝寺http://blog.goo.ne.jp/syaraku_1958/e/1b7940cd4175e0a09fff347ce518628e 

 木陰に前・後期高齢者が数人集まってパーティの最中です。目の前の広場はもと壇林があったところだそうです。

 街中の木陰に年寄りたちがたむろして無駄話?をしている風景はいいものです。川越の街にはこういう「余裕」がないのです。

 「なんじゃもんじゃの木」の花を見て行けと言われたのでもう一度寺の境内を歩いてみました。

 なんじゃもんじゃhttp://www.hana300.com/nanjam.html


 夕方、帰宅してみるとFさんが様子を見に来てくれていました。小夏を食べてもらいました。

「上毛新聞」が報道 きいちごの旅③

2010-05-21 05:06:00 | 中国残留日本人孤児
5月20日(木)雨

 千葉の美緒子さん(池袋商 71年卒)が菜園でつくったキヌサヤを送ってくれました。少年の頃、畑でとれたキヌサヤを母が鯵のダシで煮てくれました。今は、そういうわけにはいかないので(新鮮な鯵が手に入らない)、妻がじゃこのダシで食べさせてくれます。

 美緒子さんありがとう。兄からも小夏とニンニクが届きました。小夏は土佐・室戸の特産のミカンです。どなたか暇な方はお出かけ下さい。小夏が沢山食べられますよ。 


 群馬県の『上毛新聞』(5月20日)に「きいちご移動教室」の参加者が「群馬満蒙拓魂之塔」を訪れた時の記事が掲載されました。写真付きです。


●祖先の歴史思い黙とう

(群馬満蒙拓魂之塔の前で黙とうする中国残留孤児と家族 )
 
 全国各地の中国残留孤児と家族ら約50人が長野原町北軽井沢の群馬満蒙(まんもう)拓魂之塔を訪れ、自分たちや祖先がたどった歴史に思いをはせた。

 訪問は、埼玉県の民間団体「きいちご多文化共生基金」(鈴木啓介代表)が主催する「きいちご移動教室」の一環。

 群馬満蒙拓魂之塔は、旧満州(現中国東北部)から引き揚げてきた本県の旧開拓団や義勇隊などが、慰霊のために1974年に建立したもので、今回の訪問は、2世3世が多くなる中で、中国残留孤児と家族らに自分たちの歴史について学び、知ってもらおうと実施した。

 参加者は拓魂之塔を前に手を合わせ、黙とう。鈴木代表が「あれから65年ののち、中国人に助けられた孤児たちが参拝に来ました。どうか残留孤児と家族を見守ってください」と述べた。参加者は焼香したり、花を手向けたりして故人の霊を慰めた。

 鈴木代表は「地元の人に『前もって訪問がわかっていたら、喜んで出迎えたのに』と言っていただいた。次は、地元の帰国者の人たちと交流したい」と話していた。

 きいちご基金は、中国残留孤児と家族、脱北帰国者の日本社会への定着支援を目的に、首都圏の教職員などが2007年に設立。関東近県の中国残留孤児の歴史にまつわる施設や慰霊碑を巡る同教室や、旧満州からの帰国者の話を聞く勉強会を年数回開催している。

 出典・写真●「上毛新聞」 http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2010/05/20/news08.htm






世論を捏造する輩  機密費に籠絡された言論人

2010-05-20 09:47:28 | 政治・社会
野中広務元官房長官が暴露した官房機密費をもらった「言論人」たちの名前が『週刊ポスト』で報じられているようです。

 『週刊ポスト』http://www.zassi.net/mag_index.php?id=51

 新聞やTVなどのマスコミが追跡報道をしない(出来ない)中でフリーのライターの上杉隆さんが頑張っています。

 昨夜、パソコンで上杉さんが主役の討論会?を見ました。「この国にメディアはごまんとあるがジャーナリストと呼べる人はほとんどいない」。上杉さんの発言に改めて頷くばかりです。

 政府が「言論人」を買収しようとするのは不当なことですが当然のことです。しかし、それを拒否することさえ出来ない人間として最低の人々がマスコミに出ては「世論」を捏造しているのです。

 省庁に盤踞してお上の情報を垂れ流す、記者クラブの記者たちも同じです。金をもらうだけではなく、「女」まで世話されると言います。

 この際、名前が出たすべての言論人は「説明責任」を果たし、相応の罰を受けるべきです。

 これらの連中を仕分けすることが民主主義への第一歩です。ほとんどの政治関連のTV番組が成り立たなくなるのでしょう。いいことです。

 国民もそろそろ気づいて新聞の宅配購読は停止する、TVはなるべく見ない、などの行動に出るべきです。

 我が家で新聞をやめて3年が過ぎました。困ることは何もありません。地デジ移行に協力するつもりもありません。

 その代わり、パソコンを活用すればかなりの真実に近づけるかもしれません。私たちがマスコミに「洗脳」されていることにきづき、自ら学ぶ主権者になろうとしない限り、民主主義は机上の空論です。

 上杉さんの出た討論会の様子をごらんください。

 ○『裏切りの民主党』出版記念「理念なき民主党政権。国民よ怒れ!」http://www.ustream.tv/recorded/7016261

○ニュースの真相・平野貞夫http://www.youtube.com/view_play_list?p=9B08BD6AD232105B

ザ・スクープ  「検察史上類を見ない犯罪」の真相

2010-05-19 15:06:53 | 政治・社会
 昨日は川越温泉に行ってのんびりしてきました。昼寝もしました。
これで旅の疲れもとれるでしょう。

 16日放送の「ザ・スクープ」をパソコンで見ました。検察・最高裁・マスコミ…この国を支配する勢力に立ち向かう元検察官と鳥越俊太郎。

 この闘いをなんとしても勝利させ、民主主義への希望をつなぎとめなければなりません。政権交代がなければ生まれなかった番組です。

まだ見ておられない方はこの機会に絶対、見てください。TV朝日のHPで見られるのは数日間ではないかと思われます。


ザ・スクープhttp://www.tv-asahi.co.jp/scoop/


 川越だより http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/d8055255591ffb68a5b7323f0dc1d2c1

城戸久枝さんとの交流 きいちごの旅②

2010-05-18 09:09:04 | 中国残留日本人孤児
【川越だより】のアクセス・ランキング

過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.05.17(月) 876 PV 221 IP 4697 位 / 1411298ブログ
2010.05.16(日) 785 PV 228 IP 4278 位 / 1410767ブログ
2010.05.15(土) 773 PV 188 IP 5658 位 / 1410225ブログ
2010.05.14(金) 1065 PV 224 IP 4137 位 / 1409797ブログ
2010.05.13(木) 849 PV 218 IP 4487 位 / 1409302ブログ
2010.05.12(水) 703 PV 214 IP 4555 位 / 1408787ブログ
2010.05.11(火) 832 PV 221 IP 4670 位 / 1408295ブログ

過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.05.09 ~ 2010.05.15 5786 PV 1494 IP 4721 位 / 1410225ブログ
2010.05.02 ~ 2010.05.08 7338 PV 2384 IP 2279 位 / 1406838ブログ
2010.04.25 ~ 2010.05.01 5742 PV 1538 IP 4795 位 / 1403426ブログ

トータルアクセス数

トータル閲覧数(PV) 293621 PV
トータル訪問者数(IP)95411 IP

5月15日(土)つづき

ロビーのTVで「遙かなる絆」の撮影ドキュメントを見たあと会場を研修室に移して城戸久枝さんとの交流のひとときが始まった。床に車座になった。足が痛くて椅子に座っている人もいる。ぼくが司会する。

 ○ドラマと実際

 夫君と並んで座っている城戸さんにドラマの中では城戸さんの恋人?役の人(劉成さん)がいたがその方は今どうしているのかと聞いてみた。

  「遙かなる絆」 登場人物http://www.nhk.or.jp/dodra/harukanaru/cast/index.html

 このドラマは城戸さんが10年かけて出版した『あの戦争から遠く離れて』を読んだ岡崎栄さんが制作したものだが、「ドラマ」であり事実とは違うところもある。一番違うところがどうもこの恋人役の存在で岡崎さんの創作らしい。

 城戸さんが本を執筆中からそれを支えてきたのが夫の諭さんで、ドラマ化するとき岡崎さんからこういう設定にしたいと聞いていたという。

 仮に事実であったらと聞いてみたら諭さんは「それはそれで彼女の人生だから」と余裕ある?答えが帰ってきた。

 岡崎さんはこの本を読んですぐにドラマ化の電話をかけてきたらしく「遙かなる絆」というタイトルも岡崎さんが考えた。原作者や当事者の思いを大切に受け止めてドラマ化してくれており、父の幹さんも喜んでいるという。ちなみに日本側の当事者はすべて実名で登場している。

 岡崎栄さんは 「大地の子」を作った人だが、東京教育大学文学部の先輩だ。学生文化会というサークルで活躍されたという。何となくうれしくなる。   

 岡崎栄さんhttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/20090507et08.htm


 ○牡丹江駅 母子の別れ

いよいよ列車が牡丹江駅を出るという場面で養母の付淑琴さんが「玉福行かないで!」と叫ぶ場面があるが実際はどうだったのか?

 久枝さんはもちろん見たわけではない。本の中ではこう書いている。
 
 「駅のホームで列車を待つ間、淑琴は玉福の手を握りしめて泣いていた。そしてホームに列車が入ってきたとき、淑琴は腰が抜けて崩れ落ちるように座り込んだ。悲しみの余り体中の力が抜けて立つことができない淑琴の体を、玉福は必死で支えた。

 母さん、母さん、僕の母さん、僕はこんなに母さんを悲しませているのかー細い淑琴の体を抱きかかえながら、玉福の胸のなかには二十数年ともに過ごした日々のことが次々に浮かび、涙をこらえることが出来なかった。(略)

 いまにも倒れそうな自分の養母から手を離すことが出来ない。玉福は養母をさらに強く抱きしめた。こんなにつらいのなら、いっそ中国に残ってもいいーそんな考えが、一瞬、玉福の頭をかすめた。(略)」

 同じ場面はお父さんの本(「<孫玉福>39年目の真実」)ではこうなっている。

 母は泣きながら、意識朦朧として倒れかかっていた。
「ママー!」
私は両手で母を抱え、大声で叫び続けた。
「乗れ、乗れや!」
わずかに開けた母の目が優しく私を見た。
「乗れや!」
もう一回母は言った。

 
 こちらが本当のことだったと思われる。久枝さんは本を書いたときにはよくわかっていなかったが後にお父さんが「本当は行かないでと言いたいのに行けと言ったのが心に深く残っている」と聞いたという。

「行かないで!」という叫びは実際にはなかった。「乗れ、乗れや!」という遙かに苦しいわが子を思う言葉が発せられていたのであろう。

 ○やがて「残留孤児」やその妻の方々が発言するようになった。日本に帰ってきてからの苦しい体験や老後への不安を激しく語る人がいる。一昨年から始まった国民年金の支給などの新施策を受けられない人もいる。中国語だから僕には解らないが城戸さんにはきちんと伝わっているようだ。

 ものが書ける人に対する期待が言わせる言葉だろう。城戸さんは「残留孤児」の人々の裁判闘争に関わって実情を理解するようになったが、ノンフィクションライターとしてのこれからの活動の中でこれらの人々の老後問題について書いていきたいと考えているようだ。

 僕に出来ることは楽しい旅の計画を立てることぐらいだが皆さんの話に耳を傾けているとこの人たちが抱える生活上の課題や不安に改めて気づかされる。

 9時半になったので今回の交流はここまでということにし、城戸さんの取材要請があったら誰もが喜んで協力することを確認する。

 僕はその後も11時過ぎまでロビーで有志の方々と交流した。日頃、あちこちを歩いたり、サイクリングしたりしているから、ばてることはなかった。

 
動画「遙かなる絆」http://videonavi.blog66.fc2.com/blog-entry-1939.html

浅間山の麓 きいちごの旅①

2010-05-17 17:12:07 | 中国残留日本人孤児
 昨夜10時過ぎ、きいちごの旅から無事帰ってきました。二日間願ってもない好天に恵まれ、心残りのない移動教室を実施することが出来ました。91になる妻の母も参加者にいたわられて久しぶりに楽しい思いをしたようです。

 5月15日(土)晴れ

 6時、近所にあるMS観光の車庫から我ら3人はバスに乗る。運転手は去年の移動教室と同じく酒井さん。
 7時過ぎには日暮里に着く。河本さんら数人がもう待っている。その後の集合状況もよく、定刻の8時よりやや早く出発。

 首都高が車両事故で渋滞し、どうなるかと思ったが、桶川から高速に乗ったあとは順調、「鬼押出し園」に13時前に着くことが出来た。車内では自己紹介のあと今夜お会いする城戸久枝さんがお父さんの幹さんと中国の故郷を訪ねたドキュメンタリー(NHK「故郷行 中国・家族のルーツをたどる旅」)を見る。

 案内をするぼく自身が「鬼押し出し」に来るのは?十年ぶりだ。昔の記憶は熔岩の姿態と浅間山ぐらいのものだ。

 説明パンフによると「浅間山の火口で鬼が暴れ岩を押し出した」という噴火の印象からこの名が付いたという。

 昼食のあと、1783年の噴火の犠牲者を供養するために上野寛永寺伝来の聖観世音菩薩を厄除観音として祀ったという「浅間山観音堂」まで往復してみた。

 目の前の浅間山はもちろんのことだが四周の山々の景観が言うことなし。中国から来て20~30年経って初めて訪れた人々は感嘆しきり。夫婦や友人同士で写真を撮る姿があちこちに見える。ぼくと一緒の写真に収まってくれる人も居た。

 3時過ぎに北軽井沢の「群馬 満蒙拓魂之塔」。偶然会った地元の方がバスを誘導してくれる。開拓2世の石井勇さんが前もってわかっていたら年寄り(満州からの引き揚げ者・開拓一世)が喜んで迎えただろうにと言ってくれる。

 名刺をもらったのでパソコンで調べてみると石井さんはこの辺りで有機農業に取り組むリーダーの一人だ。

 石井勇さんhttp://www.organic-f.jp/gaido/ishii.html 


 碑前で黙祷。ぼくがみんなを代表して、あれから65年ののち中国人に助けられた日本人孤児が参拝に来たことを告げ、残留孤児とその家族を見守ってくださいと申し上げた。

 みんなは線香をあげてそれぞれにお参りする。野の花を摘んで捧げる人もいる。

 上毛新聞の若い記者が取材に訪れていた。

 キャベツの苗を植えたばかりの畑がどこまでも続く嬬恋パノラマラインを走って「愛妻の丘」へ。今宵の宿・千代田区立嬬恋自然休養村についたのは5時前だった。

  嬬恋パノラマラインhttp://grand-touring-japan.travel.coocan.jp/roadofjapan/bangai/tumagoi/index.htm
 

 夕食後7時から城戸久枝さん夫妻との交流会。お二人は前夜高崎に泊まり、八ツ場ダムの予定地などを通って私たちよりも早く宿に着いていた。

 最初に昨年NHKで放送されたドラマ「遙かなる絆」の撮影ドキュメントを見る。中心は黒竜江省牡丹江の駅で城戸幹(孫玉福)さんが養母・付淑琴さんと別れ帰国の途に就く場面だ。

 (20分にまとめられています。よかったらどうぞご覧下さい。)

 「遥かなる絆」PR あなたは孫玉福をご存知ですか?http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=keigoo&prgid=34924647
 


 この場面を私たちは昨年5月9日、第9回移動教室の宿で見た。今、城戸さんと一緒に見られるとは夢のようだ。

 川越だより・木島平からhttp://blog.goo.ne.jp/keisukelap/d/20090510