昨夜遅く、九州の旅から帰りました。遠い昔につきあってくれた4人の友人たちがそれぞれに心を砕いてもてなしてくれました。こんな有り
難い旅ができる果報者は世の中にもそうはいないことでしょう。
そのうちにおいおい旅のメモを記しておくつもりですが果たして書ききれるものでしょうか。
東大の小佐古という人が政府の放射能汚染対応策に抗議して内閣官房の参与を辞任したというニュースが流れました。「毎日新聞」はこう伝えています。
小佐古氏は、学校の放射線基準を年間1ミリシーベルトとするよう主張したのに採用されなかったことを明かし、「年間20ミリシーベルト近い被ばくをする人は原子力発電所の放射線業務従事者でも極めて少ない。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたい」と主張した。
出典●福島第1原発 内閣官房参与、抗議の辞任 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110429-00000023-maip-pol
遅まきながら藤田さんの寄稿を紹介します。23日は旅の途中で紹介が遅れたことをお詫びします。
「緊急に抗議をし 危険を知らせよう!福島の子供たちを 救え!」
ICRP基準値 「被ばくに関して」
1ミリシーベルト以下 計画被ばく状況に適用され、被ばくした個人に直接的な利益はないが、社会にとって利益があるかもしれない状況
公衆被ばくの等価線量限度 眼(水晶体) 年間 15ミリシーベルト
1~20ミリシーベルト以下 個人が直接、利益を受ける状況に適用
(例、職業被ばく・・・事故後の復旧段階での被ばくなど)
2011,4 文科省
年間 20ミリシーベルト 毎時 3.8マイクロシーベルトまでは 通常授業を行えと通知
毎時3.8だと 年間 33ミリシーベルトに達するのだが 1日 屋内16時間 屋外8時間で
計算すると 年間 20ミリシーベルトになると文科省は言う
屋内遮蔽は10%に過ぎないのに 理解不能
かくして 福島市 郡山市 伊達市の学校で 水晶体が棄損される状態で今日も授業が行われ、さらに 3.8を超える学
校(福島市大波小学校など10数校)でも授業が行われている
これは異様であり非科学的であり無謀であり 端的に言えば犯罪行為である
子供たちを確実に病魔に襲わせる行為である
チェルノブイリではまず最初に黒板の字が見にくくなった子供たちが発生した
放射能の悪しき影響は学校から始まったのである
(白血病の労災認定は年平均10ミリシーベルト前後で認められている
また累積線量 40ミリシーベルトで認定されている)
3カ月で 1.5ミリシーベルト(年換算 6ミリシーベルト)以上は 放射線管理区域である
そこでは特別の人以外 立ち入り禁止であり、18歳以下は就労できない
福島 郡山を避難地域としたくない政府の政治的策謀のために 子供たちが犠牲になっている
全国の人々よ
福島の子供を救え
文科省に抗議し、通知を撤回させよ
緊急に「学童疎開」を実行させよう!
福島の親たちよ 騙されるな
子供たちを 直ちに遠くへ避難させよ!
日本政府へ 文科省へ 原子力安全委員会へ 福島県の県庁へ 教育委員会へ 学校へ PTAへ
あらゆる関係者に電話 メール等を送ろう!
抗議をし かつ危険を知らせよう!
全国の人々よ 学校よ 福島の子供らを迎え入れよう!
2011.4.23 藤田 勝久
参考資料●小佐古教授記者会見資料を全文掲載(NHK科学文化部ブログ)
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/80519.html