朝鮮高級学校OBの元智慧さんが『光射せ!』6号(12月6日刊)に「朝鮮学校の『民族教育』は授業料無償化に値しない」と題した手記を寄せている。
元さんの15年に及ぶ朝鮮学校体験に基づく内部告発の内容は「川越だより」でも紹介したのでまだ読んでいない方はぜひ眼を通してほしい。
●「朝鮮学校と私」http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/585213181621b97215dbe4c7971d5c15
年の瀬に読んだ新しい手記の結びの文章に僕は心を動かされた。ここに紹介して元さんからのメッセージをしっかりと受けとめたい。
在日同胞も声をあげるべき
北朝鮮の世襲後継がおこなわれ国際世論の非難を浴びるなか、在日社会も変化しなければならない時が来ている。(略)
私は、ほかではない、在日同胞にもの申したい。
これまで、在日が歩んできた道程は厳しいものであった。
拉致事件以降、韓国籍に変える人、帰化した人は数知れず、それはそれで可能な限りの抵抗であるという見方もできるが、私はやはり自分さえ関わらなければよい、という在日の在り方にも疑問を呈する。
在日の皆様(帰化した人も含めて)、拉致事件をこのまま何も進展がないまま放っておくつもりですか?
北朝鮮のような野蛮な国家を、ただ眺めているだけですか?朝鮮総連の実態を内外に告発するべきではないですか?
そのような邪悪なものから、わが子を守るべきではないですか?ただ組織から離れて自分の道を歩めば、それでよいのですか?そして、何も行動を起こさないつもりですか?
日本の方にも問いたい。
われわれのすぐ傍らにこのような学校という名の工作員養成所が存在するというのは、恐ろしい限りではありませんか?無償化云々以前に、存在そのものを消す必要があると思いませんか?
少なくとも、往時の純粋な在日同胞のための誇り高き教育を取り戻せないのであれば、総連や民族教育は害悪である以外のなにものでもない。
私は、授業料無償化の議論より、在日のための組織ではない、北朝鮮のためのスパイ組織を消滅させなばならないことが喫緊であると確信する(もちろん、さしあたっては無償化断乎反対である)。
心ある在日同胞の皆さん、今こそ立ち上がろうではありませんか!
そして、心ある日本の皆様から、そのためのお力添えをいただきたい所存である。
●「光射せ!」第6号http://hrnk.trycomp.net/hikarilist.php