28日(日)から急激な気温変化に身体がついていけず、寝てばかりでした。こういうときは呼吸が少し苦しくなり、なれるのに数日を要することは去年経験済みです。心配をかけてごめんなさい。
土曜日(27日)は横須賀での室戸岬会に出たあと、幼い頃遊んだ記憶のあるNさんたちと喫茶店で交流。吉祥寺の武蔵野公会堂についたのは6時半頃でした。旧知の豊川さんが居られたので様子を聞くと「満員御礼」で入場が出来ないとのこと。そのうちにカツヨシさんと精さんもやってきました。やむを得ず、妻を含む4人で独自の交流会をすることに。川越にたどり着いたのは11時過ぎでした。
janjanに集会の様子が出ています。とりあえず紹介します。
学校に言論の自由を! 都立三鷹高校校長が都教委の実態を語る
佐藤恵2008/09/30
石原都政の下、東京都教育委員会は職員会議で挙手などによる採決を禁じた通達を06年4月に出した。これによって教員は自由な討論ができず、学校の活性化も失われると批判した都立三鷹高校の土肥信雄・校長を支援する集会が27日夜、都内で開かれた。
会場となった吉祥寺の武蔵野公会堂では、350人の参加者が通路まで埋めつくし、ホールに入りきれない400人の人々が場外で待機した(主催者発表)。土肥校長を支援する多くの人々が開場前から長蛇の列をつくり、メディアも多数取材に訪れた。
「学校に言論の自由を求めて!」と呼びかけたのは、教育問題にかかわる学者、評論家、知識人ら17人。「保護者&市民の会」が主催した。
教育評論家の尾木直樹さんは「(一連の事件は)常識の問題で、まったく恥ずかしい。『言論の自由』というレベルの話ではない。信じられないとんでもないことが今、教育現場で起きている。表現の自由と民主主義を守るために、みなさんと一緒に考えたい」とアピール。
同高校を卒業した大学生は、「土肥先生は学校のトップでありながら、しょっちゅう現場に出向き、生徒と触れ合った。現場のことをよく知っていた。僕の名前もすぐに覚えて、100m先から手を振って大声で呼んでくれた」と、うれしそうに高校時代を振り返った。
土肥校長が舞台に登場。土肥さんが厳しく批判してきたのは、
1.06年4月に都教委が出した通達=都立校の職員会議における挙手、採決等による決定の禁止
2.同氏への言論弾圧=匿名者の内部告発により、土肥氏が06年「東京地裁9・21判決」を喜んだことや、都教委委員の米長氏を批判したこと
3.文化祭における生徒掲示物問題=事実に反することや差別的な表現について校長会の席上、同氏に対し教育庁が「指導」した問題
4.教育研究会における教員原稿の差し替え問題=執筆教員による他誌掲載の論文が「リベラル」であるとして、教育庁によって当人の無関係の文書まで差し替えられた問題
5.業績評価への介入問題=本来校長の権限による「絶対評価」であるはずの教員の業績評価について、都教委が「C、D評価を何%以上に」と「相対評価」を強要した問題。
土肥校長は昨年11月の校長会で前述の「挙手禁止」撤回を求め、今年7月、都教委に対し公開討論を申し入れた。9月には「業績相対評価」について、実施要綱に基づかない指導であると内部告発を行なった。
土肥校長はとにかく明るく快活な人柄だ。「私は日本が大好き。ただし平和な日本ですよ」。「運動には処分や異動というリスクはあります。でも大丈夫。こんなに仲間がいるんですから。いまは勇気百倍です」。ユーモアとウイットに富んだ闘いの経過報告で、都教委・教育庁の矛盾だらけの対応を糾弾した。
岡本厚さん(「世界」編集長)の司会でシンポジウムが始まった。漫画家の石坂啓さんは「正義の味方(土肥さん)がいて、悪役(都教委)がいる。面白い漫画が描けそうだ」と前置きし、大きく様変わりした卒業・入学式の光景を紹介。いかに不起立で君が代斉唱を拒否するかを連想した。
西原博史さん(早稲田大学教授・憲法学)は、「強化される管理統制教育で、教育現場が劇的に変わっている。だが生徒も親たちも、この変化の理由がわからない。それを誰に相談していいかもわからない。それが説明されないことがおかしい、と思うことすらままならない」と、教育問題の難しさ、事態の深刻さを指摘。そのうえで「都教委の横暴を許しているのはわれわれ都民なのだ。都教委にはきちんと説明責任を果たしてもらうべきだ」と強調した。
藤田英典さん(国際基督教大学教授)は、「論評のしようがない。東京の教育の非常識が全国に垂れ流されている。教育に業績評価はなじまない」と述べた。
尾木さんは、「戦前ではない。これが首都・東京の現代の話なのか。私たちが気を許していると、こういうことがどこでも起きる。教委の一人一人はいい人で本来優秀な人材も多いはず。だが、組織として特別な集団になってしまう」。「主人公はあくまで都民である。一連のできごとを都民に知らせ、教員や校長が都教委を監視・評価していく行動、運動をやっていく」と力を込めた。
土肥校長は「過去の歴史を見ても、言論の自由のない組織や社会、国家は崩壊する。言論の自由がすべて。特に子どもたちにとってはなおさらだ」と断言。
司会の岡本さんは、「土肥さんの主張を広げていこう。絶対に孤立させてはならない」と締めくくった。
出典 http://www.news.janjan.jp/government/0809/0809288304/1.php
土曜日(27日)は横須賀での室戸岬会に出たあと、幼い頃遊んだ記憶のあるNさんたちと喫茶店で交流。吉祥寺の武蔵野公会堂についたのは6時半頃でした。旧知の豊川さんが居られたので様子を聞くと「満員御礼」で入場が出来ないとのこと。そのうちにカツヨシさんと精さんもやってきました。やむを得ず、妻を含む4人で独自の交流会をすることに。川越にたどり着いたのは11時過ぎでした。
janjanに集会の様子が出ています。とりあえず紹介します。
学校に言論の自由を! 都立三鷹高校校長が都教委の実態を語る
佐藤恵2008/09/30
石原都政の下、東京都教育委員会は職員会議で挙手などによる採決を禁じた通達を06年4月に出した。これによって教員は自由な討論ができず、学校の活性化も失われると批判した都立三鷹高校の土肥信雄・校長を支援する集会が27日夜、都内で開かれた。
会場となった吉祥寺の武蔵野公会堂では、350人の参加者が通路まで埋めつくし、ホールに入りきれない400人の人々が場外で待機した(主催者発表)。土肥校長を支援する多くの人々が開場前から長蛇の列をつくり、メディアも多数取材に訪れた。
「学校に言論の自由を求めて!」と呼びかけたのは、教育問題にかかわる学者、評論家、知識人ら17人。「保護者&市民の会」が主催した。
教育評論家の尾木直樹さんは「(一連の事件は)常識の問題で、まったく恥ずかしい。『言論の自由』というレベルの話ではない。信じられないとんでもないことが今、教育現場で起きている。表現の自由と民主主義を守るために、みなさんと一緒に考えたい」とアピール。
同高校を卒業した大学生は、「土肥先生は学校のトップでありながら、しょっちゅう現場に出向き、生徒と触れ合った。現場のことをよく知っていた。僕の名前もすぐに覚えて、100m先から手を振って大声で呼んでくれた」と、うれしそうに高校時代を振り返った。
土肥校長が舞台に登場。土肥さんが厳しく批判してきたのは、
1.06年4月に都教委が出した通達=都立校の職員会議における挙手、採決等による決定の禁止
2.同氏への言論弾圧=匿名者の内部告発により、土肥氏が06年「東京地裁9・21判決」を喜んだことや、都教委委員の米長氏を批判したこと
3.文化祭における生徒掲示物問題=事実に反することや差別的な表現について校長会の席上、同氏に対し教育庁が「指導」した問題
4.教育研究会における教員原稿の差し替え問題=執筆教員による他誌掲載の論文が「リベラル」であるとして、教育庁によって当人の無関係の文書まで差し替えられた問題
5.業績評価への介入問題=本来校長の権限による「絶対評価」であるはずの教員の業績評価について、都教委が「C、D評価を何%以上に」と「相対評価」を強要した問題。
土肥校長は昨年11月の校長会で前述の「挙手禁止」撤回を求め、今年7月、都教委に対し公開討論を申し入れた。9月には「業績相対評価」について、実施要綱に基づかない指導であると内部告発を行なった。
土肥校長はとにかく明るく快活な人柄だ。「私は日本が大好き。ただし平和な日本ですよ」。「運動には処分や異動というリスクはあります。でも大丈夫。こんなに仲間がいるんですから。いまは勇気百倍です」。ユーモアとウイットに富んだ闘いの経過報告で、都教委・教育庁の矛盾だらけの対応を糾弾した。
岡本厚さん(「世界」編集長)の司会でシンポジウムが始まった。漫画家の石坂啓さんは「正義の味方(土肥さん)がいて、悪役(都教委)がいる。面白い漫画が描けそうだ」と前置きし、大きく様変わりした卒業・入学式の光景を紹介。いかに不起立で君が代斉唱を拒否するかを連想した。
西原博史さん(早稲田大学教授・憲法学)は、「強化される管理統制教育で、教育現場が劇的に変わっている。だが生徒も親たちも、この変化の理由がわからない。それを誰に相談していいかもわからない。それが説明されないことがおかしい、と思うことすらままならない」と、教育問題の難しさ、事態の深刻さを指摘。そのうえで「都教委の横暴を許しているのはわれわれ都民なのだ。都教委にはきちんと説明責任を果たしてもらうべきだ」と強調した。
藤田英典さん(国際基督教大学教授)は、「論評のしようがない。東京の教育の非常識が全国に垂れ流されている。教育に業績評価はなじまない」と述べた。
尾木さんは、「戦前ではない。これが首都・東京の現代の話なのか。私たちが気を許していると、こういうことがどこでも起きる。教委の一人一人はいい人で本来優秀な人材も多いはず。だが、組織として特別な集団になってしまう」。「主人公はあくまで都民である。一連のできごとを都民に知らせ、教員や校長が都教委を監視・評価していく行動、運動をやっていく」と力を込めた。
土肥校長は「過去の歴史を見ても、言論の自由のない組織や社会、国家は崩壊する。言論の自由がすべて。特に子どもたちにとってはなおさらだ」と断言。
司会の岡本さんは、「土肥さんの主張を広げていこう。絶対に孤立させてはならない」と締めくくった。
出典 http://www.news.janjan.jp/government/0809/0809288304/1.php