10月7日(木)晴れ
11月のきいちご移動教室の下見をかねて栃木県の足利(あしかが)を訪ねる。
途中、大泉(群馬県)に立派な街路樹の道があると地図で見つけたので寄ってみた。
●大泉町・いずみ緑道http://www.pref.gunma.jp/h/07/namiki/text/normal/higasi_normal/normal_215.htm
幅広のハナミズキ通りの脇にどこまでも緑道がつづいている。椎の実を拾っている人に聞いたら鉄道の軌道跡だという。(パソコンで調べてみるとハナミズキ通りは中島飛行機がつくった飛行機を運ぶ軍需道路、緑道は軍需鉄道の軌道跡を利用してつくったもの)
足利の街を通り抜けて「こころみ学園」へ。TVで紹介されたのを妻が憶えていて何はともあれいってみることにした。
谷津の奥の小高い山の麓に学園とココ・ファーム・ワイナリーがある。ちょうど昼時で付設のココ・ファーム・カフェで昼食にする。ウィークデイなのに来訪者が多くけっこう賑わっている。
風の涼しい屋外のテーブルで僕は珍しくワインを飲んだ。目の前に学園の人たちが丹誠込めたブドウ畑がみえる。「耕して天に至る」とは棚田の景観を形容する言葉だが、そんな言葉を思い出させる見事な風景だ。
50年も前に川田昇という一教師と知的障害を持つこどもたちがこの山を開墾し、ブドウを栽培し始めたのが事の起こりだという。今はブドウを作り、ワインを醸す仕事に就く人は100人近いという。ここに安住の地を見つけ、老境に達した人も多い。
川田昇さん。世の中にはすごい人が居るものだなあ。
●http://www.sankei.co.jp/yuyulife/mukiatte/200703/mkt070316002.htm
僕は退職後、白岡町で似たような事業に取り組み始めた友人夫婦のことを連想していた。カフェの食事も美味しい。価格も手ごろだ。
●こころみ学園http://www.cocowine.com/cocoromi/cocoromi.html
足利の街では観光協会に寄って雨の日の昼食場所を紹介してもらった。50人が弁当を食べられる施設はおいそれとあるものではない。「まちなか遊学館」の施設を開放してくれるという。訪問者に残留孤児とその家族が多いというと華雨蔵珍之館を紹介してくれた。
●華雨蔵珍之館http://www.antares.co.jp/kauzou.html
訪ねると創設者・故山浦啓栄さんの娘さんと事務局の方が丁寧に案内してくれた。
中国の石碑の拓本の宝庫。特に曲阜・孔子廟にある歴代王朝による改修・再建の記念碑の拓本が目立つ。元朝のものにはモンゴル文字も刻まれている。
11月には無料公開が予定されており、その準備が進んでいる。二階に「論語」10巻、全文の拓本が展示済み。孔子と孟子の膨大な家系図の拓本もある。
そういえば「足利学校」では「論語」を素読する修学旅行が実施されている。中国の学校からも修学旅行にやってきたとか。(拝金主義がはびこる中で共産党政府も孔子の教えを再評価するようになったのかな。)
●論語体験プログラムhttp://www.ashikagagakko.jp/welcome/2010/07/post-13.html
足利は街を散歩するだけでもけっこう楽しい。あちこち見学すればすぐに一日が過ぎてしまう。さて、移動教室当日はどうしたものだろう。<田中正造と渡良瀬遊水池>というもう一つの見学地もある。悩みが深くなった下見である。
11月のきいちご移動教室の下見をかねて栃木県の足利(あしかが)を訪ねる。
途中、大泉(群馬県)に立派な街路樹の道があると地図で見つけたので寄ってみた。
●大泉町・いずみ緑道http://www.pref.gunma.jp/h/07/namiki/text/normal/higasi_normal/normal_215.htm
幅広のハナミズキ通りの脇にどこまでも緑道がつづいている。椎の実を拾っている人に聞いたら鉄道の軌道跡だという。(パソコンで調べてみるとハナミズキ通りは中島飛行機がつくった飛行機を運ぶ軍需道路、緑道は軍需鉄道の軌道跡を利用してつくったもの)
足利の街を通り抜けて「こころみ学園」へ。TVで紹介されたのを妻が憶えていて何はともあれいってみることにした。
谷津の奥の小高い山の麓に学園とココ・ファーム・ワイナリーがある。ちょうど昼時で付設のココ・ファーム・カフェで昼食にする。ウィークデイなのに来訪者が多くけっこう賑わっている。
風の涼しい屋外のテーブルで僕は珍しくワインを飲んだ。目の前に学園の人たちが丹誠込めたブドウ畑がみえる。「耕して天に至る」とは棚田の景観を形容する言葉だが、そんな言葉を思い出させる見事な風景だ。
50年も前に川田昇という一教師と知的障害を持つこどもたちがこの山を開墾し、ブドウを栽培し始めたのが事の起こりだという。今はブドウを作り、ワインを醸す仕事に就く人は100人近いという。ここに安住の地を見つけ、老境に達した人も多い。
川田昇さん。世の中にはすごい人が居るものだなあ。
●http://www.sankei.co.jp/yuyulife/mukiatte/200703/mkt070316002.htm
僕は退職後、白岡町で似たような事業に取り組み始めた友人夫婦のことを連想していた。カフェの食事も美味しい。価格も手ごろだ。
●こころみ学園http://www.cocowine.com/cocoromi/cocoromi.html
足利の街では観光協会に寄って雨の日の昼食場所を紹介してもらった。50人が弁当を食べられる施設はおいそれとあるものではない。「まちなか遊学館」の施設を開放してくれるという。訪問者に残留孤児とその家族が多いというと華雨蔵珍之館を紹介してくれた。
●華雨蔵珍之館http://www.antares.co.jp/kauzou.html
訪ねると創設者・故山浦啓栄さんの娘さんと事務局の方が丁寧に案内してくれた。
中国の石碑の拓本の宝庫。特に曲阜・孔子廟にある歴代王朝による改修・再建の記念碑の拓本が目立つ。元朝のものにはモンゴル文字も刻まれている。
11月には無料公開が予定されており、その準備が進んでいる。二階に「論語」10巻、全文の拓本が展示済み。孔子と孟子の膨大な家系図の拓本もある。
そういえば「足利学校」では「論語」を素読する修学旅行が実施されている。中国の学校からも修学旅行にやってきたとか。(拝金主義がはびこる中で共産党政府も孔子の教えを再評価するようになったのかな。)
●論語体験プログラムhttp://www.ashikagagakko.jp/welcome/2010/07/post-13.html
足利は街を散歩するだけでもけっこう楽しい。あちこち見学すればすぐに一日が過ぎてしまう。さて、移動教室当日はどうしたものだろう。<田中正造と渡良瀬遊水池>というもう一つの見学地もある。悩みが深くなった下見である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます