心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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なぜ早く見なかったのだろう

2016年12月17日 | ほんのすこし
今年『君の名は。』が話題にあがったとき、娘が新海監督の『言の葉の庭』見たけど良かったよ、と言っていた。
そのときは、じゃあ後で借りてこようかな、なんてぐらいに答えていた。

でもレンタルショップに行ってもいつも借りられてばかり。そのうち諦めた。
それが先週残っているDVDを見つけた。他にも見たかったDVDがあったのでかなりの本数を借りた。一週間レンタルだからって先延ばし。とうとう一番最後に残ったのが『言の葉の庭』
今日のお昼まで(本当は昨日だったけど最近次の日のお昼まで返せばよいということを知った)見終えればいいのだ。そんな気分でいたせいか、ずるずると見るのを先延ばし。

今日見なければだめだ。そんな尻に火がついた状態で見始めた。

なんだなんだ! この映像は!
これが描いたものだっていうのか?
そんな驚愕を味わった。頭をがつんと打たれた気分。

そして「しまった!」という気分。
なんでこれを一番先に見なかったのだろう。見ていればまた繰り返し見ることもできたはず。一週間という長い間があったから。
なのになのに返却時間が迫っている。
こんなに自分がおバカだと思ったことはない。

DVD最後に流れるテロップ。誰が歌っているの? 秦基博『Rain』・・・ あぁ、そうか。そういえばカラオケで娘がいつか歌っていたなあ。
最後に監督の名が流れ・・・ ん? まだ続きがあるの?
なんとなく期待していた。
雪が降る中で彼が取り出した靴、そのデザインの美しさとこの映画の美しさが重なり合っていった。

雨がこんなにも綺麗で街がこんなにも綺麗で、行き交う人ひとりひとりにストーリーがあるのだなと思いながら。

『言の葉の庭』公式サイト
 予告編を見ることができる。


どうして一気に降るんだろうなあ

2016年12月17日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

昨日までそこになかったものが
ふいに目の前に現れる
昨日まで何も思わなかったことが
ふいに胸に去来する

懐かしい感情
もう忘れかけていた思い

走馬燈のように真っ白の世界を駆け巡る

自分の心に蓋をして
鍵をかけてしまったまま
こんなにも時は過ぎていたのかと

無駄な時間だったとは言わないけど
まだ自分の中の隅っこに
あのパンドラの箱に残された「希望」があったように
過ぎ去った日々の中に取り残していたものが
ゆっくりと頭をもたげていく

まだ大丈夫
まだくすぶっている思いがあるはずだと

※※※

こんもりと
ふわふわと

軽く降る
順番に軽く降っていても
やがて高く積もっていく

日の光に照らされるまで
そこで黙って
ただそこで黙って

わたしはここにいる
あなたはそこにいる

ただじっと見つめ続ける
冷たさが作った真っ白の世界に
不必要なのは自分かもしれない

※※※

今日はさらにもっとすごい雪。車の周りや上が雪でいっぱい。出かけるのが億劫になってしまう冬に突入した! って感じ。