渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

城下町の港の音

2024年11月10日 | open
 


広島県三原市という町は
前面が海で三方を山に囲
まれた盆地のような地形
だ。
それゆえに、街の音がよく
聴こえる。

夜明け間際に毎日聴こえる
船のエンジンを始動する低
いあの重低音は何なのだろ
う。
貨物船か。あるいはフェリー
や高速艇の始動音か。
決まった時間にエンジンの
低音が街中に微かながら響
きわたる。

港町ではない、海を抱いた
城下町の朝の音。
それは船の始動音。
その静かに響く重低音から
この街の一日の息吹が始ま
る。

 

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