ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ホテルに戻ると、

「川村さま、ですね。村田さまという方から、タラコが届いておりまして、お預かりしておりますが

と。

村田・・・さん?って誰だろ・・・タラコ?あ、タラコ!あのおばあちゃんだ!



ちょっと函館の記事で書きましたが、

本当におばあさんからタラコを頂いてしまいました。




「うわあ、大きな犬ですねー!写真撮らせていただいてもいいですか?」

たまたま市役所の前を通った時に、すれ違ったおばあさんと、ワンコ。

あまりに立派なワンコが、場所柄、おばあさんがまるで白熊を連れてるみたいに見えてね(笑)、つい、声をかけちゃったんです。


「市役所の人?」「ああ、東京から。」「私は駒沢(東京都世田谷区)で生まれたんだよ」「今はこっちで船やってるんだよ」「もう71歳だよ、あんたは?」「そう、じゃちょうど息子と同じくらいだ。」


そんな他愛の無い会話をして、「ではどうも」と立ち去ろうとすると、

「ちょっと。あんた、タラコは好き?食べれる?」

と仰る。

タラコなんてね、もー、大好物中の大好物です(笑)。

「はい!大好きです!」

とお答えすると、


「そうかい。ホテル、どこ泊まってるの?ああ、〇〇ホテルかい。あそこなら、△△くんってのがフロントにいるんだ。私、よく知ってるから。私、今日はちょっと用事があるから、明日もいるなら、明日にでも届けてあげるよ。カワムラさんね」

と。そして、

「自家製のだから、美味しいよ。」

って。



そしたらね、その日のうちに、もう届いてたんです。フロントの人にワンコとおばあさんの写真を見せると、「はいはい、この方ですよ。この格好でいらっしゃいましたよ(笑)」。


おばあさん、緑色のエプロンで、タラコ持って、わざわざホテルまで届けてくれたです。



手紙が添えられていました。

「市役所の前で アンリィー君 写真 取って頂き有がとう御座居ました 手作りです 気持ちです 食べて下さい」

・・・うわー

少しつまんで頂いて、あとは翌日、本番の楽屋に持っていって、メンバー皆さんと頂きました。塩味加減が絶妙で、生のタラコの風味が生きていてね、大粒で、食感が素晴らしくて。皆さんも「これは美味しいねー!」って喜んで下さいました。


ありがとうおばあちゃん




あれ?手紙・・・最後に、「村田アンリィー」とあります


あ、ってことは、アンリィーが贈ってくれたタラコなんだ(笑)。





ありがとう、アンリィー

おばあちゃんと、美味しいもの沢山食べて、いつまでも元気で暮らしてね

(写真ね、「私はいいよ、こんなおばあちゃん撮ったってさ。アンリィー撮ってやって」、って隠れちゃったの。尻尾にそっとあてがった手に、愛情感じるんだなー)


ではー。

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