ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




近々2曲仕上げなければならないアレンジの仕事がございまして

今日の午前中はそのうちのひとつの方を進めまして、午後は、昨日の続きを。

はい、剪定でございます

来週以降、学校が始まってしまいますと、昼間にまとまった時間を取ることが難しくなりますので、

これ、どうしてもやっておかないと、なのですよ。

どんどん、伸びてきますしね(笑)。

 

その昔、実家暮らしだった大学生の頃。

家の前に、今はもう他の家が建ってしまっていますが、当時は約2軒分ほどの空地があったのです。

実は、その土地の持ち主の方のご好意で、僕はそこにクルマを置かせてもらっていたのですよ。

といっても、まるっきりタダで、ではございません。

この季節になるとわっさわっさと生えてくる、雑草の草むしり、が条件だったのです。

 

バンドに明け暮れる貧乏大学生ですからね。

余分なお金なんてございませんから、

草むしりで駐車場代が賄えるのであれば、喜んで!・・・だったのですが、

いざ、やってみますと、これがめっちゃくちゃ大変で(笑)。

一日中、ヘトヘトになるまで、引っこ抜いて、引っこ抜いても、全然終わらない。

というか、抜くのに物凄い力が要りまして、一本抜くだけでも、ものすごく頑張らなければならないのです。

それは、数百本、わっさわっさと生えてくるのですよ(笑)。

 

ですので、この季節になりますと、憂鬱でねえ・・・(笑)。

窓から伸び始めた雑草をみならが、「まだ大丈夫」なんて思っていると、

雨なんかがこう、ザーッと降りましてね、そうしますと、その後、確実に、高く、太く、変身してるんですよ(笑)。

 

それでも、やりたくないのですよ。

手も痛くなりますしね。あちこち筋肉痛になりますし。

いっそ、ちょっとくらい離れていてもいいから、駐車場を借りようかと思った事もありました。

でも、実家での話ですので、僕だけの問題ではなく、もうその条件で置かせてもらっている義理がございまして、

今さら「やっぱりやめます」とは、言えません(親からしますと「草むしりくらい、やりなさい」的なね)。

 

夢に見るのは、芝刈り機。

今だったら、絶対に買ってます。

今見たら、数千円からあるじゃないですか。

でも、当時は、こうやってすぐに見れるアマゾンも無いですし、そもそも、そのお金も勿体なくて(とにかく、寝ても覚めても楽器ばかり欲しかった時期です)。

 

で、結局、毎年放っておいて、梅雨が来るわけですよ(笑)。←自殺行為なのですが

雨が降っていると「今日はやれないし」と安心したりして。

でも、毎日、元気に伸びます。どんどん、簡単には抜けない太さに成長するんです(笑)。

 

そして、夏も本番になった暑いある日。

「いい加減にやりなさい」

と言われ、しぶしぶ、というか、泣く泣く、軍手を持って、空き地に立つわけです。

相手は、もう、僕と同じくらい、それ以上の背丈まで伸びております。トウモロコシ畑みたいな感じですよ。

 

しかもその頃はですね、もう、虫さんも多くて、なんといっても蚊がわんさと(笑)。

思えば、一年で一番気が重い日の一つでした(本当に一番だったかも)。

 

ひいひい言いながら、汗びっしょりで(蚊がいるので長袖でやるのですよ)、思うんです。

「来年こそ、膝丈くらいのうちにやろう。絶対に、蚊が出てくる前に終わらせよう。」

 

やがて、実家を出て一人暮らしをして、心から本当に良かったと思った、いくつかの事柄のうち一つが、この

草むしりからの解放、

でした。

 

こんな思い出ががありますので、こうして、まだ蚊も居ない、爽やかな4月の初めに、剪定をやっているのです

だって、「絶対に、今やっておいた方が良い」ということを知っていますので(笑)。

今年はこれでおしまい。

初めて使った高枝切りばさみ。お隣のおばあちゃんが「あら、わざわざ買わなくてもあるわよ」と、貸してくれました。

めちゃめちゃ便利ですが、3時間くらいやり続けましたら、結構に手がパンパンに(笑)。

でもこれで、これから一年は、安心して緑を楽しむことができます。ふー

 

今でも、外で空き地を見ると、まず伸びている雑草に目が行きます。

そして、「あれは、誰が抜くんだろう・・・大変だよなあ」と、あのじめじめとした夏の日を思い出すのです。

 

 

あ、芝刈り機っすよね、今時、絶対(笑)。

 

ではー。



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