昨日にも増してとても蒸し暑い。
木曜会稽古。四條畷の市民活動センター。
今年24回目だったかな?人数は30名ぐらい。
まずは上下素振り。水平素振りから。
しっかり大きく振りかぶって打った時に右手を左手までずらす方法。
ただ上下に振るだけでは駄目で空間打突を意識する。
空間打突で「空間をしっかり打ち切る」のが大事。
打った時の腕の形のままで振り上げるように。
左手が鳩尾まで来た時に右手がすっと伸びるように。鞭がしなるように。
左手は柄頭いっぱいに、左手右親指を伸ばす感覚で。
右手も左手も刃筋を立てて「切り手」になっていること。
右手で引き込んで振り上げるのでは無い。肘を曲げないように。
6月22日に指導をした初心者のO野君。
中途半端に終わっていたので師匠の許しを入れて一対一で指導する事にした。
せめて切り返し、小手打ち、小手面打ちが出来るようになるまでは育てたい。
O野君指導の合間に師匠のお話を聞く。
抜けているかも知れないが聞いた範囲の要点のみ記す。
(私と初心者1名以外はいつものような稽古方法である)
-------------------------------
交刃の間で相手との竹刀と竹刀の接点を中心と考える。
打つ時はそこから中心を取りつつ動作に移る。
打つ際に右手を引き込んで打つのでは無く差し入れるように打つ。
しっかりした面が打てないというのは、左足の位置が悪かったり、
竹刀の持ち方が悪かったり、竹刀の軌道が悪かったり、どこか悪いところがある。
自分でそれを確認しながら稽古すること。
間合いは大きく2つのグループで考える。
5つの間合い(遠間、触刃の間、交刃の間、一足一刀の間、打ち間)は、
遠間、触刃の間、交刃の間を1つ、一足一刀の間、打ち間を1つと考える。
遠間、触刃の間、交刃の間は自分を創り相手を観察する間。
触刃の間でいったん止まれというのは正しいが、それにこだわっていても駄目。
交刃の間から先は打ち間と考える。
相手が打ち気が強い打ち間と、待っている場合の打ち間は違う。
審査でも、構えに構えさせられたら駄目で、
一足一刀の間で「いつでも打てる」という気持ちにならないと駄目。
自分の大きな気の風船をぱんぱんに大きく膨らませて相手を圧するから相手の気が動く。
肩残心、引き残心で間合いを作って構えなおすことは審査ではとても大事。
これは急いでやる必要は無い。(堂々と気持ちに余裕を持って)
打突の強度の足りない人は左手が直線的に伸びて打っている。
左手は自分の鳩尾まではしっかり上げることが大事。
そこから右手を使って上から竹刀を落すという感じになる。
こすりに行っては駄目。打ちに行く。
真っ直ぐ構えてしまうと相面で竹刀と竹刀がぶつかり易い。
右足前左足後ろ、右手が前で左手が後ろで構えると身体はねじれた形になる。
このねじれているのが自然なので「真っ直ぐ構える」というのは、
左手親指第一関節が臍の前、柄頭が「木曜会」の「会」の前ということになる。
そこから振り上げ振り下すと真っ直ぐ打てる。
相打ち面でも出頭面でも「打たれたくない」という気持ちにならず、
胸襟(きょうきん)を開いて真っ直ぐ打てば当たるものである。
中心を取って相手にストレスをかけて打ったり、
中心を取らずにストレスをかけないで開けて打ったり。
中心を取ったところから右足をずーと入れて打ったり、いったん止まってみたり、
近い間合いなら右膝だけでぐっと入れてみたり、
遠かったら左足を継ぎ足で右足に近づけてみたり、
いろいろ自分で工夫して、色んな相手に合わせられるように。
構えが崩れないタイプには右足の二段攻めが有効。
小手打ちでもバリエーションを持つこと。
小手摺り上げ面は「払い」にならないように。手の甲で摺り上げる感じ。
連続技の場合は、打ったあとをもっと意識するように。
打ったあとの構えが遅い。相手より先に構えて準備を終えること。
上達しない人は「相手より先に準備する」という意識が無い。
「先(せん)」は「相手より先に備える」ということである。
自分から先に懸かっていくことでは無い。備えは身構え気構え。
-------------------------------
O野君指導は立ち姿から始めた。
胸を張って堂々と立ち、あごを引いて背筋を伸ばす。
中段の構えも堂々と構え、竹刀の先が相手の中心になるように。
面を打たせる前後素振り。
5つ前に面、最後の面で抜けて行く面。
3つ前に面、最後の面で抜けて行く面。
ここまでだったが格段に上達したと思う。
前傾して打ち抜けようとしていたのがかなり改善された。
あと面の着け方も指導した。
あわてないでゆっくり正しく指導しようと思う。
(初心者指導の合間に、駆け寄ってはお話を聞いた)
(面着用の指導中)
【感想・反省点】
前回の指導の流れで引き続いて初心者指導をしたが、
特に意識したのが構え、そして打った時に姿勢を変えないこと、
そして右手は伸ばして床に平行に・・・である。
ともかく急がないこと。
良い勉強だと思っている。
頑張ろう。
木曜会稽古。四條畷の市民活動センター。
今年24回目だったかな?人数は30名ぐらい。
まずは上下素振り。水平素振りから。
しっかり大きく振りかぶって打った時に右手を左手までずらす方法。
ただ上下に振るだけでは駄目で空間打突を意識する。
空間打突で「空間をしっかり打ち切る」のが大事。
打った時の腕の形のままで振り上げるように。
左手が鳩尾まで来た時に右手がすっと伸びるように。鞭がしなるように。
左手は柄頭いっぱいに、左手右親指を伸ばす感覚で。
右手も左手も刃筋を立てて「切り手」になっていること。
右手で引き込んで振り上げるのでは無い。肘を曲げないように。
6月22日に指導をした初心者のO野君。
中途半端に終わっていたので師匠の許しを入れて一対一で指導する事にした。
せめて切り返し、小手打ち、小手面打ちが出来るようになるまでは育てたい。
O野君指導の合間に師匠のお話を聞く。
抜けているかも知れないが聞いた範囲の要点のみ記す。
(私と初心者1名以外はいつものような稽古方法である)
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交刃の間で相手との竹刀と竹刀の接点を中心と考える。
打つ時はそこから中心を取りつつ動作に移る。
打つ際に右手を引き込んで打つのでは無く差し入れるように打つ。
しっかりした面が打てないというのは、左足の位置が悪かったり、
竹刀の持ち方が悪かったり、竹刀の軌道が悪かったり、どこか悪いところがある。
自分でそれを確認しながら稽古すること。
間合いは大きく2つのグループで考える。
5つの間合い(遠間、触刃の間、交刃の間、一足一刀の間、打ち間)は、
遠間、触刃の間、交刃の間を1つ、一足一刀の間、打ち間を1つと考える。
遠間、触刃の間、交刃の間は自分を創り相手を観察する間。
触刃の間でいったん止まれというのは正しいが、それにこだわっていても駄目。
交刃の間から先は打ち間と考える。
相手が打ち気が強い打ち間と、待っている場合の打ち間は違う。
審査でも、構えに構えさせられたら駄目で、
一足一刀の間で「いつでも打てる」という気持ちにならないと駄目。
自分の大きな気の風船をぱんぱんに大きく膨らませて相手を圧するから相手の気が動く。
肩残心、引き残心で間合いを作って構えなおすことは審査ではとても大事。
これは急いでやる必要は無い。(堂々と気持ちに余裕を持って)
打突の強度の足りない人は左手が直線的に伸びて打っている。
左手は自分の鳩尾まではしっかり上げることが大事。
そこから右手を使って上から竹刀を落すという感じになる。
こすりに行っては駄目。打ちに行く。
真っ直ぐ構えてしまうと相面で竹刀と竹刀がぶつかり易い。
右足前左足後ろ、右手が前で左手が後ろで構えると身体はねじれた形になる。
このねじれているのが自然なので「真っ直ぐ構える」というのは、
左手親指第一関節が臍の前、柄頭が「木曜会」の「会」の前ということになる。
そこから振り上げ振り下すと真っ直ぐ打てる。
相打ち面でも出頭面でも「打たれたくない」という気持ちにならず、
胸襟(きょうきん)を開いて真っ直ぐ打てば当たるものである。
中心を取って相手にストレスをかけて打ったり、
中心を取らずにストレスをかけないで開けて打ったり。
中心を取ったところから右足をずーと入れて打ったり、いったん止まってみたり、
近い間合いなら右膝だけでぐっと入れてみたり、
遠かったら左足を継ぎ足で右足に近づけてみたり、
いろいろ自分で工夫して、色んな相手に合わせられるように。
構えが崩れないタイプには右足の二段攻めが有効。
小手打ちでもバリエーションを持つこと。
小手摺り上げ面は「払い」にならないように。手の甲で摺り上げる感じ。
連続技の場合は、打ったあとをもっと意識するように。
打ったあとの構えが遅い。相手より先に構えて準備を終えること。
上達しない人は「相手より先に準備する」という意識が無い。
「先(せん)」は「相手より先に備える」ということである。
自分から先に懸かっていくことでは無い。備えは身構え気構え。
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O野君指導は立ち姿から始めた。
胸を張って堂々と立ち、あごを引いて背筋を伸ばす。
中段の構えも堂々と構え、竹刀の先が相手の中心になるように。
面を打たせる前後素振り。
5つ前に面、最後の面で抜けて行く面。
3つ前に面、最後の面で抜けて行く面。
ここまでだったが格段に上達したと思う。
前傾して打ち抜けようとしていたのがかなり改善された。
あと面の着け方も指導した。
あわてないでゆっくり正しく指導しようと思う。
(初心者指導の合間に、駆け寄ってはお話を聞いた)
(面着用の指導中)
【感想・反省点】
前回の指導の流れで引き続いて初心者指導をしたが、
特に意識したのが構え、そして打った時に姿勢を変えないこと、
そして右手は伸ばして床に平行に・・・である。
ともかく急がないこと。
良い勉強だと思っている。
頑張ろう。